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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

968杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2011/02/12(土) 17:52:08
 それにも関わらず、アーバン社はこの時期に前後して、大量のテレビCMを流し、積極的な顧客の勧誘を展開し始める。

  《アーバン♪ アーバン♪ アーバンエステート〜》
   http://www.youtube.com/watch?v=QJ2ym9HnMkA

 軽快なCMソングが、妙に耳に残っているという人も多いのではないか。関東地方では数年前までこのテレビCMが大量に流され、アーバン社の知名度も確実にアップしていった。
 だが、その結果として平成20年度のアーバン社の広告宣伝費は約13億円と、売り上げ総利益の約3分の2を占めるほどに膨れ上がっていた。
 人件費も高く、従業員の給与は同業他社に比べ高水準だったという。永井容疑者をはじめとした旧経営陣も、月額数百万円の高報酬を受け取っていた。

  「広告費で顧客を集め、工事以外に回していけば経営が悪化するのは当然。あまりにも支出面の計画性が欠けている」(弁護団)

 また、永井容疑者は妻の経営するパブに計2000万円を出資。破綻直前に回収し、自分の口座に移したとみられる。「資産隠し」ともみられるこの行動について、永井容疑者は債権者集会で「(2000万円は)誤って捨てた」と説明したという。被害者の一人は「あまりにも無責任。(永井容疑者は)以前にも会社を立ち上げては潰してを繰り返していたようだ。もともと、いつかは潰れると思っていたのでは」と怒りをにじませた。
 永井容疑者は20年ごろから、銀行へ借り入れの打診をしては断られていた。銀行からの融資を断念し施主からカネを取るしかないと判断したのか、アーバン社は顧客からの前払い金の受け取りを加速させていく。
 「1週間以内に1000万円を前払いすれば、工事代金を割り引く」などと言葉巧みに勧誘。中には工事代金の全額を前払いした顧客もいた。こうして顧客から集めた金は計約35億円に上り、このうち計約27億円余りが未着工分だ。

※ 異常な前払いの多さ、法規制は?

 住宅関連企業などで構成される社団法人「住宅生産団体連合会」の担当者は「アーバン社の前払い金の高さは異常」と指摘する。同法人では、アーバン社や富士ハウスの相次ぐ破綻を受け、21年3月に前払い金に関するガイドラインを発表した。それによると、契約時から完成時までの各段階に分けて、3回から5回に分けて支払うのが一般的だという。
 4回払いの場合、契約時1、着工時3、上棟時3、完成時3などの割合が適切だとの指針を示している。「通常、契約時の支払いは1〜2割。全額なんてありえない」(同法人)。
 こうした前払い制度について、現行では法による規制はない。同法人は「住宅業界のほとんどを占めるのは中小企業。資材の手配など、前払い金制度は必要不可欠。法制化によって硬直化してしまえば、ほとんどがつぶれてしまう」と説明し、こう続けた。

  「住宅の資材の価格は大体決まっている。無理な割引などはできないもの。施工業者の打ち合わせでの姿勢などから、しっかりと信頼できる業者を見極めてほしい」

 だが、被害者の会の代表を務める男性(38)は「家は一生に一度の大きな買い物。このままでは同じような被害を受ける人が出てしまうのでは」と危惧。さらに、「なぜあんな無謀な経営を行ったのか。今後の被害を防ぐためにも、今までのらりくらりと交わしてきた永井容疑者らには、きっちりと法廷で説明をしてほしい」と訴える。
 無軌道な経営の果てに、多くの夢を奪った永井容疑者ら。被害者の声は届くのだろうか。


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