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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

721荷主研究者:2010/01/12(火) 23:28:46

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100112301.htm
2010年1月12日02時32分 北國新聞
空き地購入、企業誘致へ 金沢問屋センター 「中抜き」流通で廃業急増

 金沢問屋センターが今年、金沢市問屋町の団地内の空き地を買い取り、企業を誘致する事業に乗り出す。流通業界では、小売り業者が卸業者を通さずに直接生産者から仕入れをする「中抜き」が進み、卸業者の廃業が急増。同団地でも空き地が目立っており、センターが自ら穴埋めに動く。賃貸収入を使って組合員の商品開発も支援する計画で、団地の空き地解消とともに、苦境に立つ卸業界の転身、生き残りを下支えする。

 金沢市問屋町の問屋団地には現在、食品、繊維、建材などの卸業者の事業所の跡地が8カ所あり、全体で約6千平方メートルが空き地や空き店舗となっている。

 金沢問屋センターは、所有者から要望があれば、不動産を買い取る。北陸自動車道や金沢港に近く、交通の便に優れている立地条件の良さをアピールし、企業に進出を促す。

 老朽化した建物については、センターが中心となって空き地に新しい建物を整備し、企業ごと移転させることも検討。土地の集約を進め、大規模事業所の誘致も目指す。対象企業は卸業者にこだわらず、メーカーや小売店なども想定する。

 不動産の購入費は、同センターが昨年9月に所有する駐車場用地を売却して得た資金などを使う。駐車場用地は、約3100平方メートルのうち約1650平方メートルを北陸銀行に売却し、残りはコンビニエンスストアへの賃貸を計画中という。

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 1967(昭和42)年に完成した金沢問屋センターの加盟組合員数は、1975年の約160社をピークに減り続け、1997年には137社、昨年末には115社に落ち込んでいる。

 近年は、大手小売店を中心にメーカーからの直接仕入れで流通コストを抑えようとする動きが広がり、組合員ら地元卸業者の取り扱い量が減少。不況も重なり、倒産したり、事業所の再編で同センターから撤退する組合員も増えているという。

 金沢問屋センターの冨木昭光理事長は「シャッターが閉まったままのみすぼらしい団地にはしたくない。不況で個別企業の力では限界があるので、業界が支え合って団地に活気を呼び込みたい」と意欲を語る。

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 さらに、金沢問屋センターは不動産の賃貸収入の一部を使い、組合員の商品開発支援も始める。利益率の高い独自商品の開発を通じて、価格競争に巻き込まれないようにするのが狙いで、商品の企画や販路開拓などに役立ててもらう。

 流通の「中抜き」が進む中、関係者からは「従来型の卸業態だけで生き残るのは厳しい」との声も出ている。冨木理事長は「商品を右から仕入れて左に流すだけの卸業者は廃れていくしかない。空き地利用を通じ、一刻も早く手だてを講じたい」としている。


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