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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

30とはずがたり@異動:2005/05/22(日) 14:16:19
575 名前: とはずがたり(2/2) 投稿日: 2004/06/07(月) 22:17

 [(丸の内も黙っていない)]
 迎え撃つ丸の内側はどうか。
 三菱地所はまず、9月から10月にかけ、「丸ノ内ホテル」や「丸善丸の内本店」などが入る「丸の内1丁目1街区」をオープンさせる。
 19年までに丸ビルの向いに「新丸ビル」を落成させるなど、計6棟を建て替える。
 20年以降も8棟を落成させる予定で、明治時代に建設した「三菱1号館」の復元もある。実に1兆円を投入し、丸の内のイメチェンを目指す。

 [(旧財閥戦争)]
 ガ然注目を集める三菱Vs三井のデベロッパー版の旧財閥戦争。軍配はどちらに上がるのか。
 森永氏は「丸の内の三菱、日本橋の三井という分け方が許されるなら、三菱でしょうね」と前置きして説明する。
 「丸の内地区にあるビル(約100棟)のうち、三菱は約3分の1を所有し、それもまとまった形で持っている。片や三井は飛び地のようで、圧倒的に不利だ」
 三井が所有する日本橋地区の不動産は約10棟。確かに、規模という点では三菱にかなわない。

 [(日本橋にハンデ)]
 不動産事情に詳しいニッセイ基礎研究所の松村徹・上席主任研究員は「ロケーションのハンディキャップもある」としたうえで話す。
 「丸の内には皇居があり二重橋がある。日本橋は緑地空間が乏しく、二重橋に対抗する日本橋も、上に高速道路がかかって風情がない。比較するのが酷なくらい」
 そもそも日本橋は中小ビルが林立し、その数だけ地権者が存在するので大規模開発は難しい。
 丸の内は三菱が過去、国から一定の土地をまとめて取得しているため、地権者が少なく、大規模開発に適している。

 [(規制と過去)]
 松村氏は「規制緩和の視点」から解説する。
 「日本橋が気の毒なのは、行政(中央区)に振り回された過去で、かつて日本橋地区のオフィス規制が強化され、ワンルームマンションが激増したんですね」
 「それが昼間の人口を減少させ、地盤沈下の一要因にもなった。今になって規制緩和しても、どうにもならない。それを考慮すれば、三井はよくやってますよ」
 ちなみに日本橋方面の玄関、JR東京駅八重洲口に、三井不動産が建設中のツインタワー(20年完成予定)も、住所で言えば千代田区丸の内。何とも皮肉ではある。

 [(消えるお父さんのオアシス)]
 日本橋や丸の内以外にも、汐留や六本木、品川、秋葉原…と都心での再開発の槌音(つちおと)は高まるばかり。
 開発が進み街が活性化するのはいいが、デメリットもなくはない。
 「お父さんたちの居場所が減っている」と森永氏は残念がる。
 「街はキレイにはなったけど、安く気楽に飲める場所も消えた。いま残っている所といえば、新橋の烏森口か神田、有楽町の一部くらい」
 おでんの湯気と紫煙が漂うあの猥雑さが根こそぎ消える…。先を争ってビルが建っても、それがオヤジにとって過しやすい空間になるかどうかは、また別問題である。

[ 2004年6月5日()13時0分 ]


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