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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

247荷主研究者:2007/10/15(月) 02:25:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/08/20070807t12021.htm
2007年08月06日月曜日 河北新報
仙台駅前再開発ピンチ 地権者離脱、計画地に穴

再開発構想で揺れるJR仙台駅前中央南地区=仙台市青葉区中央3、4丁目

 仙台市のJR仙台駅西口の駅前中央南地区再開発構想が難航している。地権者の七法人のうち一法人が離脱。残りの六法人で構想を進めたが、市が「離脱した法人の所有地を欠いた開発は認めない」と待ったを掛けた。一部の地権者は反発し、単独で所有地の売却を考え始めるなど、構想がご破算になる可能性も出てきた。(報道部・勅使河原奨治)

<方向性合わず>
 「再開発地は、地下鉄東西線と南北線が交わる駅前の顔になる場所。市の100年の大計として、一部の土地の穴があいたままでの開発は認めない」。6―7月、仙台市の梅原克彦市長が地権者の法人の代表者を回り、構想の再考を迫った。

 再開発地(地図)は1万6700平方メートル。仙台駅前の1等地で、中心街では最後の大規模開発と言われる。
 しかし、地権者の中で、総面積の10分の1に当たる北東角の土地((1))を持つ不動産会社が2月に離脱。残りの6法人が北東角地を除く土地((2)―(7))に35階のオフィスビル、百貨店の入る12階の商業ビルを建てる善後策を練り直した。

 市は反対の理由として、「都市再開発の目的は街のにぎわいの創出。中央南地区の構想はオフィスビルが核施設となっており、方向性が合致しない」(都市整備局)と話す。対象地の角地が欠け、整然とした開発ができないことも一因に挙げている。

<復帰は考えず>
 地権者は市長の再考要請に対し、戸惑いを隠さない。市長は、太白区の長町副都心に空中中華街が進出する構想に反対して白紙に戻したことがあり、一部の地権者は「駅前再開発も中止に追い込もうとしているのか」と不快感を表す。
 構想から抜け、市が異議を唱えるきっかけをつくった不動産会社はもともと、再開発に積極的で、かつては先頭に立って百貨店の誘致などを進めた。

 だが、最初の招致候補となった西武百貨店(東京)が2001年に出店を断念。その後も、大丸やそごう(ともに大阪)の出店話が持ち上がっては立ち消えになった。06年5月には、西武の進出が再浮上し、不動産会社は翻弄(ほんろう)され続けた。

 不動産会社は「堪忍袋の緒が切れ」(ほかの地権者)、今後も再開発に協力する考えはないという。市が再開発を認めるには、不動産会社の復帰が前提だが、市も「不動産会社を呼び戻す決め手はない」(都市整備局)といい、手詰まりになっている。

<収益性が低下>
 構想では、地下鉄東西線が開業する15年までに再開発ビルを完成させる予定だが、計画通りに進まない可能性がある。
 ある地権者は「開業に間に合わないと、ビルの収益性が下がり、再開発の利点がなくなる。市から止められてご破算になるなら、土地の値段が高い今のうちに売った方がいい」と売却の検討を始めた。

 地権者がめいめいに売却に走れば、構想が行き詰まるのは確実。「仙台の表玄関の一つが時代から取り残される」(関係者)と懸念されている。


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