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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

2385荷主研究者:2021/11/27(土) 22:51:23

https://www.chugoku-np.co.jp/localeco/article/article.php?comment_id=798614&comment_sub_id=0&category_id=113
2021/10/7 22:50 中国新聞
競合から協調にシフト【広島市中心部再開発の行方】<中>紙屋町・八丁堀地区

再開発計画が相次ぐ紙屋町・八丁堀地区(撮影・高橋洋史)

 ▽歩いて楽しむ街

 広島市中区の基町クレドふれあい広場のあちこちに丸い人工芝が広がる。その上のベンチでは、飲み物を手にくつろぐ買い物客が目立つ。座り込んで遊ぶ子どももいる。ベンチで9月、友人と会話を楽しんでいた安田女子大3年の大星未彩さん(20)=南区=は「買い物で歩き疲れてちょうどよかった」とほほ笑んだ。

 ベンチや人工芝は、中区紙屋町・八丁堀地区の事業者や広島県、市が参加する団体「カミハチキテル」が1月に設けた。歩いて楽しめる街にする試みだ。同団体は相生通り周辺ににぎわいを生もうと2019年3月に活動を開始。きっかけは、紙屋町の商業施設やホテルが加わる紙屋町・基町にぎわいづくり協議会と、本通りなど11商店街や八丁堀の百貨店が加盟する市中央部商店街振興組合連合会(中振連)の連携だった。

【広島再開発マップ】はこちら

 もともと両団体は、小売店の販売促進を目的に発足した。中振連の専務理事で、カミハチキテルの若狭利康代表は「かつては両地区は競い合う関係だった」と振り返る。しかし状況は変わった。「1990年代から郊外の大型商業施設が台頭し、一緒に街の在り方を考える必要が出てきた」と説明する。

 紙屋町・八丁堀では他にも、まちづくり団体が誕生している。並木通りを中心としたエリアでは20年から、並木コンソーシアムが道路や公園などの活用方法を検討。平和記念公園の東側では18年に設立した紙屋町大手町未来会議が、観光客に立ち寄ってもらえる仕組みを模索する。

 ▽ビッグプロジェクト続々

 基町クレドの設計に携わり、各地の都市に詳しいNTT都市開発(東京)の楠本正幸顧問は「JR広島駅から路面電車でつながる相生通りは都心部のシンボルストリートにふさわしい。袋町や本通り商店街などと連携して南北にも人が行き来するようにし、歩いて楽しい街に変えることが課題」と指摘する。

 ただ、紙屋町・八丁堀は老朽化した建物が多い。18年10月に国の都市再生緊急整備地域の指定を受けたエリアの7割は、20年9月に税制優遇などがさらに手厚い特定地域になった。この格上げも呼び水となり、民間主導の再開発計画が相次ぎ浮上している。

 本通り商店街で今年4月、地権者たちでつくる準備組合が商店街を挟む南北に高層ビル2棟を建てる計画を発表した。八丁堀では6月、広島YMCAのビルなどを壊して15階、16階、28階建ての3棟を段階的に完成させる計画が明らかになった。両計画とも商業施設やマンションなどがビルに入る見込みだ。

 紙屋町でも、ひろぎんホールディングス(中区)が5月、地上19階、地下1階の本社ビルを開業した。商業ビルのサンモールを中心とする地域では複合ビルを建てる案がある。

 市が関係する大型案件も動きだした。市営基町駐車場一帯の再開発では9月、市や事業者が概要を発表。31階建てのビルを28年3月までに完成させ、広島商工会議所も移る。中央公園広場のサッカースタジアムは24年2月の完成を目指す。

 市はスタジアム周辺の広場や旧市民球場跡地の整備計画も進めている。民間事業者が公園で売店などを運営し、収益の一部で公園施設を整備する。計画に加わる大成建設中国支店(中区)の吉野雄一郎支店長は「都心の活性化に役立ちたい」と意気込む。

 民間の資金やノウハウを生かす手法は「パークPFI」と呼ばれ、17年の都市公園法改正で制度化された。広島城三の丸のにぎわいづくりのほか、平和大通りでも鎮魂や憩いの場として魅力を向上する方策の一つとして活用が検討されている。(松本真由子)


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