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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

2317荷主研究者:2020/12/21(月) 22:41:17

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/485273?rct=n_hokkaido
2020年11/26 09:15 北海道新聞
①憧れの札幌ニュータウン このままではもぬけの殻に

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 秋晴れとなった9月中旬、札幌市厚別区もみじ台地区にある、もみじの丘小で開かれた運動会。来賓として招かれた主婦星見優子さん(77)は、グラウンドを駆け回る子供たちの姿に約40年前の光景を重ね合わせ、寂しさを募らせた。「あの頃は親も児童が多すぎて、わが子の姿が分からないほどだったのに…」

■1600人いたマンモス校 250人に
 厚別区内の集合住宅から移り住んだのは1974年、31歳の時。2人の子が通った前身のみずほ小の頃は児童数1600人を超え、札幌屈指のマンモス校だった。星見さんは「一時は仮設教室を校庭に七つ建てて授業していた」と振り返る。

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市営住宅を取り囲むように一戸建て住宅が立ち並ぶ札幌市厚別区もみじ台地区の街並み=9月(本社ヘリから、小川正成撮影)

 もみじの丘小の児童数は現在約250人。近所の公園にも子供は見かけなくなった。「年寄りばかりの静かな町になった」。星見さんと同じ町内会グループ10世帯のうち、子供が住んでいるのは2世帯。住民の多くは80〜90歳代で、自身も80歳の夫と2人で暮らす。

 もみじ台地区は、札幌市が68〜80年に造成したニュータウンだ。人口はピーク時の2万6千人からほぼ半減し、65歳以上の高齢化率は48・7%と市内で最も高い。国土交通省によると、ニュータウンは市内に49カ所あり、90年ごろまでに開発された大半の地域で高齢化が進む。札幌市の2045年の高齢者数は、現在の55万人から70万人に膨れ上がる見通し。人口197万人の道都は超高齢都市へと突き進んでいる。

高齢者にお弁当を販売するボランティアサークル「あじさい」の星見優子代表(右)=小室泰規撮影

■地域食堂「老老」で支え合い
 札幌市内で高齢化率トップの厚別区もみじ台地区。ニュータウンとして造成が進んでいた1974年から住む主婦星見優子さん(77)は、地元ボランティア団体の代表として独り暮らしのお年寄りを支える地域食堂を開いている。メンバー15人中13人が60代以上で、最年長は86歳。「もみじ台は高齢者が高齢者を支えて何とか成り立っている」

 もみじ台地区は、市営住宅146棟約5500戸と約2千戸の一戸建てに計約1万4千人が住む。造成当初は高度経済成長期の急激な人口増加や、道内の相次ぐ炭鉱閉山などを背景に子育て世代が押し寄せた。星見さんは「土地は抽選。わが家は34倍だった」と振り返る。50倍超の場所もあったという。

■高齢化率 45年には政令市1位に
 同世代が同じ時期に入居するニュータウンは、一定の時間がたつと一気にオールドタウン化する。市は空室の多い市営住宅を通年募集とし、入居対象を大学生まで広げるなど新陳代謝を試みるが、効果は薄い。もみじ台自治連合会の東健二郎会長(78)は「このままでは、まちがもぬけの殻になる」と危機感を募らせる。

 もみじ台地区の今は、札幌の未来予想図かもしれない。国立社会保障・人口問題研究所の推計で、2020年の市の高齢化率は20政令市中7位の28・3%だが、45年には神戸市と同率1位の39・7%に上昇する。高度経済成長期以降、各地から流入した世代やその子供世代が次々と65歳を超えるほか、高齢者の転入が転出を毎年約2千人上回り、高齢化に拍車をかけている。

 目前に迫る札幌の超高齢化。民間シンクタンクの北海道二十一世紀総合研究所(札幌)の横浜啓調査部長は「札幌の市内総生産(GDP)は、将来的な減少が避けられない」と地域経済への影響を懸念する。

 内閣府のまとめによると16年度の札幌市のGDPは約6兆6千億円と全道の約3割を占めるが、福岡市に次ぐ政令市中5位で、近年は神戸、京都両市に迫られる。少子高齢化による労働力人口の減少は今後も続く見通しで、「成長産業の創出や就業率の向上などに一層力を入れる必要がある」(横浜調査部長)という。

 急増する医療・介護需要への対応も深刻だ。市と周辺地域では、現状のままだと25年に看護職員が約5千人不足する。65歳以上が払う介護保険料の基準月額も、25年の推計は7700円と現在の3割増。45年には生産年齢人口(15〜64歳)1・3人で高齢者1人を支えることになり、現役世代の負担はさらに重くなる。


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