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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

2223荷主研究者:2019/12/01(日) 11:33:00

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=588017&comment_sub_id=0&category_id=113
2019/11/13 中国新聞
オフィス探し難航 広島中心街、空室率最低の2・1%

JR広島駅南口の旧広島東郵便局。既に営業を終えており、解体後に20階建てのビルを建設する

 広島市中心街でオフィス不足が深刻になっている。2001年から続く民間の調査で、9月時点の空室率は過去最低だった。背景には企業の事業拡大に加え、働く人を確保するため通いやすく新しいビルを求める傾向がある。今年完成した大型のビル2棟はテナントがすぐ決まった。新しいビルの計画は少なく、企業のオフィス探しはしばらく難航しそうだ。

 ▽雇用確保へ新築ビル人気

 「どこのビルも空き室がない。希望するスペースを確保できない」。市内のビルメンテナンス業の社長は嘆く。今いるビルは築50年を超す。共用部は雨漏りすることがあり、耐震性も不安だ。建て替えの計画が浮上し、移転先を探している。

 求人面や取引先の便利を考えて中区を望むが苦戦する。「いつ立ち退きを求められてもいいように、早く移転先にめどをつけないと」と焦りを募らせる。

 不動産サービスのシービーアールイー(CBRE、東京)の空室率調査で、紙屋町・八丁堀地区(中区)やJR広島駅周辺(南区、東区)など中心街は9月時点で2・1%と過去最低を記録した。08年のリーマン・ショック直後は10%台半ばだった。景気の回復とともに下がり続けている。

 3月は3・2%だった。広島駅北口に4月、オフィス部分が1万9330平方メートルと中四国地方で最大となる20階建てのグラノード広島ができたにもかかわらず、半年後には1・1ポイント下がった。この規模なら開業後1年かけて満室になるのが一般的とされる中、年内には埋まる見通しだ。

 ■防災にも関心

 空きを見つけるのが難しくなる「需給の逼迫(ひっぱく)ライン」は5%とされ、15年からずっと下回る。働き方改革や防災への関心が高まり、郊外から中心街に移る企業が相次いだためだ。人手不足を解消する一手として、新オフィスを求める傾向も強い。

 中区中町からグラノード広島に本社を移した美容サロンのアイドゥーグループの担当者は「駅に近い好立地で会社の存在感が高まった。新しいビルで社員のやる気も向上。賃料は上がったが決めて良かった」と受け止める。中区幟町の14階建ての新広島ビルディングは10月の完成前に全スペースが埋まった。

 ■建設、鈍い動き

 需要は旺盛。それでも新ビル建設の動きは鈍い。市内の不動産会社の社長は「オフィスは空室のリスクがある。土地と建物を数十年間、一括して貸せるホテルを優先する傾向がある」と解説する。外国人を含めた観光客の増加も追い風となっている。

 現在公表されている新ビルの計画は、日本郵便(東京)が広島駅南口に整備する20階建ての1棟だけ。開業予定は22年。空室が一気に増える状況にはない。

 オフィス探しの難局を反転させる鍵は、紙屋町・八丁堀地区だ。国が昨年10月に都市再生緊急整備地域に指定し、再開発の税制優遇や規制の緩和が受けられる。広島市には開発の相談が約60件寄せられている。

 日本不動産研究所中四国支社(中区)の石森慎吾専門役は「この地区でオフィス開発を検討する業者は少なくない。賃料も上がっており、税制優遇も含めて採算が取れると分かればオフィスは増える」とみる。(東谷和平)

 【記者の目】労働環境改善、再開発に期待

 柱のない広いフロアに高い天井、大きな窓から光が差し込む。完成したばかりのオフィスビルを取材に訪れ、気分が高まった。窓から市街地を望むと、古く外壁の傷んだビルが目立った。働き方改革や防災などでオフィスの在り方は変わっている。働く人が意欲を持てる環境になるよう、再開発の連鎖を期待したい。


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