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不動産・土木・建設・土地建物等綜合スレ

1702とはずがたり:2016/08/25(木) 15:27:30
>>1701-1702
意見が割れる建て替え派と保存派は月に1回の話し合いは設けているものの、妥協点は見えていない。2007年に一度は建て替えが決議されたが、リーマンショックの影響で頓挫した。法律では老朽化マンションの建て替えは、全体の8割の賛成が必要だが、現在建て替えに賛成しているのはおよそ7割だ。

「この名建築を未来に残したい…」
保存派の中心人物である前田達之さんは大規模修繕での保存方法を模索している。昨年5月に劣化状況の調査と修繕費用の見積もりを依頼した。費用はおよそ1億7千万円。「管理組合の積立金1億円とオーナーが出し合えば不可能ではない」と前田さんは言うが、今のところ提案に賛成する建て替え派はいない。

前田さんは、広告会社に勤める会社員だ。毎日通勤でこのビルの前を通っていたところ、カプセルを売り出す広告が目に入り、5年前に”衝動買い”をした。その後も購入を続け、今では9つものカプセルを所有している。自身もセカンドハウスとして利用していて、週末になるとカプセルにやってきて、自分でメンテナンスをしながらここでの生活を楽しんでいる。
また、「中銀カプセルタワー」の魅力をもっと多くの人に知ってもらおうと、写真集の出版を計画した。資金にはクラウドファンディングで集めた200万円をあて、今年の10月下旬に出版の予定だ。

解決策はあるのか
平行線をたどる両者の主張だが、手をこまねいているだけではいたずらに老朽化が進むだけだ。何か解決策はあるのだろうか。五十嵐太郎教授は、「名建築とはいえ、分譲マンションという形態をとっていることに、取り壊し問題を難しくする背景がある」と言う。
「現実的に国などの公的機関に保存の依頼を頼むことも難しい。建築の使用方法は、時代とともに変化するのが常。中銀カプセルタワーも、長期保存していくことを視野に入れるならば、居住スペースとして残すことにこだわらなくてもいいかもしれない。使用用途を変え、多くの人が楽しめるように、残していく道なども考えられないか」と話した。


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