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Tohazugatali Medical Review

993千葉9区:2009/06/19(金) 22:53:32
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090619/bdy0906191239005-n1.htm
【風(23)最終回「脳死を再び考える」】「移植待つ子提供する子 同じ命…」 (1/3ページ)
2009.6.19 12:37
 臓器移植法施行から12年を経て、衆院で、脳死を「人の死」とし、小児の臓器提供に道を開くA案が可決された。産経新聞は「風」欄で1カ月以上にわたり、さまざまな人の意見を紹介しながら問題点を浮き彫りにしてきた。やや力んでいうなら、改正論議で、必ず問題とされる「国民的議論の必要性」のほんの一部でも担えれば、との思いもあった。法改正をめぐる「風」を終えるにあたり、連載に寄せられた100件近い意見のうち約半数はA案に反対の立場だったことを含め、もう一度、それぞれの「思い」を振り返りたい。

 A案は、本人が生前に拒否しなければ、家族の同意で臓器提供を可能とし、子供の臓器提供年齢の制限を撤廃している。A案反対の多くは移植の意義を認めながらも、「本人の意思」を必ずしも必要としない点に戸惑いを見せる。

 染色体異常の障害があり、寝たきりの娘を持つ東京都世田谷区の父親(43)は、《臓器移植はまさに人間社会の温かい連帯から生まれてくるものです。しかし、どんなに尊い行為でも本人の意思が不明、あるいは反していればやはり臓器を勝手に奪い取っているに過ぎません》と訴える。父親は、A案について、《数年後、相変わらず脳死での臓器移植数が増えない場合、今度は家族の明確な拒否がなければ、脳死患者の臓器はどのように使ってもよいといったところまで行き着いてしまうように思います》とする。

 人工呼吸器を付けた21歳の娘を持つ大阪市西区の母親は《臓器移植をすれば命をつなげる、その子らしく1分1秒でも長く生きてほしい、と願う親の気持ちは痛いほどわかります》としながら、《臓器移植を待つ子、臓器の提供をする側の子、どちらの命の重さも同じはずです。違いは、一方は移植をすれば元気になる、もう一方は元気にならないということです》と複雑な思いをつづる。

 子供の移植に関しては、慎重な意見が大半。A案が成立しても、1例目の子供の脳死移植までは長い道のりがあるのかもしれない。

 医療現場からは法改正による混乱を危惧(きぐ)する声も届いた。法改正後に移植医療を進めるにあたり《現場任せにして、医療者、病院が混乱するようなことはくれぐれもやめてほしいです》。男性医師(59)からは、法改正にあたり「もっと終末期医療の議論が必要だ」とするメールも届いている。

 最後に、30代の看護師からのメールを紹介して風の締めくくりとしたい。

 《家族は急に起こった不幸な事態を受け入れるだけの余裕のないまま、判断を迫られるのかもしれません。(中略)自分や大切な人の死をずっと意識して日々暮らすことはないですが、いつどんな形で身に起こるかもしれない、という認識は持ち続けていただきたいのです》。

 そして、看護師は、メールをこう結ぶ。

 《もう一度、改めて臓器移植について関心を高めて頂ければと思います》(信)


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