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Tohazugatali Medical Review

906千葉9区:2009/05/22(金) 21:45:53
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000905220002
発熱外来 離島に難題/新型インフルエンザ
2009年05月22日


 《対馬・五島》態勢整う病院わずか


  ▼海路の搬送手段未定


 新型の豚インフルエンザが県内にも広がった場合に備え、県はすべての医療機関に発熱外来の設置を呼びかけている。だが、医療資源に乏しい離島の医療関係者からは「態勢が整わない」「そもそも島に病院がない」との声が出ている。(大隈崇、枝松佑樹)


 県内に14ある指定医療機関の一つ、県中対馬病院(対馬市)の村瀬邦彦院長は「発熱外来が十分にできる病院は島内に当院しかない」と話す。


 病院の計画では、発熱外来は患者数が数人の間は別棟のカルテ庫、10人を超えれば一般の患者と動線が重なりづらいリハビリ室で受け持つ。重症患者は感染症病床4床に入院させ、蔓延(まんえん)期には2階の病棟50床を新型インフル専用にして隔離する。看護師には、発熱外来で勤務してもらえるかを事前に尋ねた。村瀬院長は「発熱外来には、これだけの態勢と準備が必要。他の病院では玄関を分けることも困難だろう」と話す。


 抗インフル薬「タミフル」についても備蓄が課題だ。同病院には1万錠あるが、他の医療機関には少ない。ただでさえ流通が滞っている中、対馬は地理的な要因から、薬の卸しは業者の福岡営業所が担当している。「この事態で他県に回してくれるとは考えづらい」という。


 村瀬院長は「新型インフルは当院に集約し、他の医療機関にはそれ以外の応援を頼むのが現実的だ。態勢が整わない医療機関で受け入れれば、そこで感染が広がりかねない」と指摘する。


 11の有人島を抱える五島市でも、発熱外来は当面、指定医療機関の県五島中央病院(福江島)のみになる見込みだ。市は「他の診療所では体制的に難しい」とする。
 課題は、福江島以外で患者が発生した場合。九つの島は福江島から陸路のない「離島の離島」で、うち2島は診療所もない。通常の急患は海上タクシーや背渡し船で運ぶが、新型インフル患者の搬送受け入れはまだ合意できていないという。市は「防護服を船長に支給するなどの措置を検討したい」とする。


 一方、県医師会は19日までに「現時点から一般医療機関も新型インフルの治療に参加する」とした、県内の医療態勢についての考え方をまとめた。発熱外来への患者殺到を防ぐため(1)A型インフル陽性でも、季節性インフルとして一般医療機関で治療可(2)新型感染が強く疑われる患者は、指定医療機関に紹介(3)県内の流行が拡大すれば、一般医療機関も発熱外来に準じるような形で新型インフルの治療に参加、というものだ。


 県は、一般患者と新型インフル患者の診察時間帯を分ける案を考えているが、県医師会は「住民への周知の時間がなくて無理」としている。同会の赤司文広・感染症担当常任理事は新型インフルの毒性が季節性と変わらないとされることを踏まえ、「医療機関では感染拡大防止より、急速に増える患者の治療に力を注ぐべきだ」と話している。


 《新型インフル相談窓口》095・895・2046(県対策本部、24時間対応)


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