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Tohazugatali Medical Review
901
:
とはずがたり
:2009/05/21(木) 09:33:30
>>900-901
□ ■ □
関係がぎくしゃくすると言葉がとがる。
「医師会の推薦はいらないっていうんだな」。元厚労相の尾辻秀久は、自民党の会議で同僚議員をこう恫喝(どうかつ)した。
昨年11月、首相の麻生太郎が言ってしまった。
「医師は社会的常識が欠落している人が多い…」
首相は謝罪したが、医師がさらに自民党を批判する絶好の口実となった。
日医執行部が表面上回復した「蜜月」。だが執行部は、もう現場をコントロールできなくなっていた…。
民主党政権になったら、日医はどうするのか。
厚労族議員の一人はこう推測する。「日医は当分様子見だ。だが民主党のマニフェスト(政権公約)を読めば、民主党が自民党より社会保障費を抑制しようとしていることはよくわかるはず。結局、日医と民主党は相いれない」
首相は昨年12月、小泉が掲げた社会保障費の年間2200億円の伸びの圧縮目標を、大半棚上げして予算を組むことを決めた。
「自民から日医へのラブコールなんだ」。そんな解説が永田町を飛び交った。
直後の日医の会見。常任理事の中川俊男は言葉を選びながら話した。
「日本医師会には日本の医療を守るため政権与党と協議するルールがある。そういう意味で今、民主党と協議するつもりはありません」
そして付け加えた。
「政権与党にはしっかりしてほしいんです。ドキドキハラハラさせられるのは困る」=敬称略
(倉田耕一、藤原由梨、柏崎幸三、桑原雄尚、斉藤太郎、金子聡)
≪データBOX≫
「日本医師会の集票力が落ちている」と言われる。
会員16万人の日医。「ケンカ太郎」と異名を取った武見太郎が会長時代の昭和52年の参院選全国区では、日医の推薦候補は130万票を獲得していた。だが最近の参院選はいずれも20万票台。19年には武見氏の息子、敬三氏が18万票しか得られず落選し、凋落(ちょうらく)を印象付けた。
集票力が落ちたので、自民党が日医の要求をのまなくなったのか。財政難で日医の要求が通らなくなり、日医の影響力が落ちたのか。地元の医師自身が集票力を失いつつあるのか。
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