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Tohazugatali Medical Review
7363
:
チバQ
:2022/10/15(土) 19:23:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c8f33f01650aae4171be57dbda243149fdf1ea9
「接種促進」でBA・5か、「廃棄回避」で先行配分のBA・1か…対応分かれる自治体
10/15(土) 15:49配信
138
コメント138件
読売新聞オンライン
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」で現在主流の系統「BA・5」に対応した新たなワクチンの接種が13日から順次始まった。接種を加速するため早速、BA・5に切り替える自治体がある一方、先に配分されたBA・1対応ワクチンを優先して使用する自治体もあり、対応が分かれている。
【図】オミクロン株対応ワクチンの接種イメージ
自治体判断
「接種控えを防ぐには、早期の切り替えが必要だと判断した」
(写真:読売新聞)
集団接種会場で使用するワクチンを14日からすべてBA・5対応に切り替えた東京都港区の土井重典(しげのり)・担当課長は、こう話す。
(写真:読売新聞)
同ワクチンは、BA・5と従来株のそれぞれに対応する成分を組み合わせた「2価ワクチン」で、12歳以上で3回目以降の追加接種者が対象となる。厚生労働省は、今年初めの「第6波」で主流だったオミクロン株のBA・1に対応したワクチン(9月に接種開始)と比べて「効果に大きな差はない」とし、どちらのワクチンを優先して使用するかは自治体の判断に委ねている。
現場ではBA・5対応型に人気が集まっている。港区の集団接種会場で初日の14日に接種した人は約700人で、前日の約300人から倍増した。4回目の接種を受けた会社員女性(37)は「今の主流株に対応したワクチンの方が効果があると思って待っていた。2歳と0歳の子供がいるので安心した」と笑顔を見せた。
港区では、BA・1対応型の在庫がすでに約3万回分ある。土井課長は「有効期限は来春まであるので、不足時の備えとしたい」と話す。
都内では江東区が15日から、千代田区が18日以降、集団接種のワクチンを全面的にBA・5対応型に切り替える方針で、江東区では予約が急増しているという。
廃棄防ぐ
東京都は14日から3か所の大規模接種会場で、BA・1とBA・5の両方のワクチンを用意し、接種者が選べる方式とした。BA・5対応型は今のところ米ファイザー製に限られているため、米モデルナ製を希望する人のニーズに応えるのが狙いだ。
一方、BA・1対応型の接種を優先する自治体もある。
大阪市はBA・5対応型の接種を11月中旬からとする方針だ。両タイプを併用すれば、56万回分確保したBA・1対応型が余り、大量廃棄につながる恐れがあると判断した。市の担当者は「どちらのワクチンも効果や安全性に大差はない。希望者は種類にこだわらず、接種を検討してほしい」と呼びかける。
神奈川県も大規模接種会場ではBA・1対応型のみを使用する。
職域はBA・1
17日から順次始まる企業などでの職域接種で使用されるのは、モデルナ製のBA・1対応型に限られるため、社員らの接種行動に影響する可能性もある。
17日に接種を開始する日本航空の広報担当者は「BA・5対応型を希望し、自治体で接種を受ける社員も一定数いると思う。ただ、社員の接種の加速が狙いなので、どこで打ってもらっても構わない」と話している。
東京都の大規模接種会場で、BA・5対応ワクチンの接種を受ける男性(14日、東京都新宿区の都庁で)
厚生労働省によると、BA・1とBA・5のオミクロン株対応ワクチンは、11月下旬までに9908万回分を全国に配送できるメドがついた。BA・5対応型が63%を占めるという。
政府は、オミクロン株対応ワクチンについて、年内に希望者全員の接種を完了させる目標を掲げており、必要数は確保しつつある。ただ、接種は伸び悩み、同ワクチンの接種率は13日時点で1・3%(167万回)にとどまっている。
こうした中、接種の促進に一役買っているのが11日に始まった国内観光の需要喚起策「全国旅行支援」。3回のワクチン接種証明が利用の条件とされているためだ。予約が急増している横浜市の担当者は、同支援を利用するための「駆け込み接種」が増えているとみている。
政府は、次の「第8波」の感染者数は「第7波」の2倍の1日45万人と想定しており、加藤厚労相は「ワクチンの種類にかかわらず、重症化予防などの効果があるので早期に接種してほしい」と呼びかけている。
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