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Tohazugatali Medical Review

7057荷主研究者:2021/10/02(土) 17:04:05

https://kahoku.news/articles/20210908khn000001.html
2021年09月08日 06:00 河北新報
東北大、世界最先端の電子顕微鏡導入 タンパク質の分子構造鮮明に

配備されたクライオ電子顕微鏡

 タンパク質の分子構造が観察できる世界最先端の分解能を持つ「クライオ電子顕微鏡」が、東北で初めて東北大の未来型医療創成センター(仙台市青葉区)に配備された。撮影したデータをスーパーコンピューターで解析し、病気の発症メカニズム解明や創薬につなげる。

 クライオ電子顕微鏡は細胞や組織を氷に閉じ込め、透過型の電子顕微鏡で撮影する仕組み。基幹技術の開発に貢献した欧米の研究者3人は2017年、ノーベル化学賞を受賞した。

 撮影した2次元デジタル画像を建物内のスパコンで解析し、立体構造で再現する。これにより、病気の要因になるタンパク質と結合する化合物分子の構造が分かる。新型コロナウイルスの分子構造も同電子顕微鏡で解析され、ワクチンや治療薬の開発に生かされている。

 配備費用は約6億5000万円。撮影と解析は日本医療研究開発機構(AMED)を通じて他大学や研究機関も利用できる。

 センターで7日にあった記者発表で、センター長の八重樫伸生・大学院医学系研究科長は「配備を機に東北大が構造解析の拠点となるよう、研究成果を上げたい」と抱負を述べた。


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