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Tohazugatali Medical Review

5544チバQ:2020/08/18(火) 18:21:39
「首都圏はピークを越えた」

東京都の陽性者数の推移
 国民の恐怖感に意味があるのかどうかを確認するために、いまの感染状況、そして新型コロナというウイルスの怖さについて、最新の知見で見直しておきたい。

 本誌は7月30日号に、大阪大学核物理研究センター長、中野貴志教授による感染予測を掲載した。中野教授考案の「K値」という、感染の拡大と収束の速度を測るメーターによると、中国由来の第1波、欧米由来の第2波の収束後、6月22日ごろに東京の新宿を“震源”とする第3波が到来。それが収まる前に、7月6日ごろから第4波が立ち上がった、という話だった。

 第3波との違いは、感染者数が大都市圏で4倍になるほか、首都圏中心の第3波に対し、全国に散らばる点だと指摘。的中した。そして、ピークは7月末と予想されていたが、見立てに変わりはないだろうか。

「連休の影響で凹凸が出ましたが、変更はありません。ただし、開始時期に地域差があるため、首都圏はすでにピークを越えているのに対し、関西圏は7月末がピーク、愛知や福岡は8月5日前後がピークという予想です」(中野教授)

 そうであるなら、いま経済を止めることがいかに愚かであることか。医師で医療経済ジャーナリストの森田洋之氏も言う。

「感染症には“ファーの法則”があります。新興感染症の患者数の曲線は、最初に急激に上昇したのち徐々に最高値に達し、やがて上昇時より速やかに低下する、という基本原理です。新型コロナでも世界各国の感染状況、特に検査件数に左右されない死亡者数は、これに従っています。その意味で、日本の死者数が今後急増し、欧米並みになることは考えにくいでしょう」

 だから感染者数の独り歩きを許してはいけない――。それが政府の本音に違いないが、玉川某らが扇動する世論に聞く耳がないのも、また事実であろう。

 ところで、このウイルスの性質については、本誌8月6日号で国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授(医療政策)の仮説を紹介した。ざっと、こんな内容であった。

 ――新型コロナは毒性が弱く、多くの場合は抗体という“軍隊”が出動するまでもなく、自然免疫という“お巡りさん”で対処できる。その場合、無症状か軽い風邪のような症状にとどまる。こうして日本でもすでに3人に1人が、新型コロナに暴露(さらされること)していたと考えられる。暴露者の内訳は7段階に分けられ、自然免疫で対処できた1〜2段階が98%。残り2%のうち重症化するごく少数が5段階、さらに少ない死亡者が6段階だ、と。

「感染が広まると1週間程度遅れて重症者が出て、また遅れて死亡者が出る、と言われていましたが、感染拡大後かなり経つのに、重症者数は想定より少ないし、死亡者もすごく少ない」

 と、高橋教授が述べる。

「新型コロナは、以前からもっと感染が広がっていたが無症状や軽症が多く、見つかっていなかった、と解釈するのが自然ではないでしょうか。暴露力(体に入り込む力)はすごく強いものの、重症化率や死亡率は低い。そのことが立証され、7段階モデルの信頼性が、客観的にみて上がったのではないかと思います」

 立憲民主党の枝野幸男代表は7月25日、安倍総理が緊急事態宣言の再発令を否定したことを受け、「どういう根拠にもとづいて出さなくてよいと思っているのか、国会の質疑を通して問いたい」と述べた。

 有権者の不安に乗じた唾棄すべきポピュリズムだが、ゼロリスクの追求が無用の犠牲者を生むことは、記してきた通り。一方、安倍総理には示すべき根拠はたくさんある。前回、4月7日に緊急事態宣言を発した時点では、すでに感染のピークをすぎており、本当は緊急事態宣言を出す必要はなかった、ということも身に沁みているであろう。


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