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Tohazugatali Medical Review
5452
:
チバQ
:2020/06/18(木) 18:08:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/5702676e310f08233c08dfda54c56285db2fa702
日本医師会長選挙「仁義なき権力闘争」の大混迷
6/18(木) 15:31配信
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大において、医療崩壊を防ぐ司令塔として注目される日本医師会で、いま内部抗争が勃発している。6月27日に開かれる会長選挙をめぐってだ。
【データ】新型コロナウイルス 国内の感染状況
今回は4期8年にわたって会長職を守ってきた横倉義武氏に、副会長歴5期10年の中川俊男氏が挑む構図だ。だがその横倉氏、今年に入って2度も「不出馬」を周辺に伝えながら翻意したことが、お家芸ともいえる権力闘争をエスカレートさせている。その経過をたどると、遺恨の連鎖で内部対立を続ける日本医師会の病理が見えてくる。
■「会長交代にあまりにも批判が強い」
5月31日午後7時20分、筆者のショートメールにメッセージが届いた。日本医師会の横倉会長からだ。
「会長交代にあまりにも批判が強いので再考します」
事務的な短い文面ながらも、律義で気遣いに長けた横倉氏らしい“連絡”には、苦悩がにじみ出ていた。
横倉氏は福岡県医師会長を経て、日本医師会会長に就いた。昨年8月末に、支持基盤である地元の九州医師会連合会から強く推されて5期目の出馬を事実上、表明している。だが、今年3月に入って新型コロナウイルス感染が広がり、忙殺されることになる。と同時に、水面下で会長選への立候補を模索していた中川氏との内部抗争は「避けるべきだ」と同月23日、中川氏を呼んで、こう伝えたという。
「国難の時期だから争う姿を国民に見せたらあかん。あとは任せるつもりだ」
その翌日には、同じ副会長の今村聡氏や周辺の関係者にも伝えた。事実上の“禅譲”ということになる。ただ、「他言しないように」と口止めをすることも忘れなかった。4期8年の長期政権が終わるとなると影響が大きいと考えたからだろう。このときから横倉氏は「会長選を控えて2人が争っていると思われないように」と、政府との交渉ごとに中川氏を連れて歩くことが多くなった。
だが、横倉氏の心は揺れていた。
4月22日に、筆者が1時間にわたってインタビューをしたときに、その迷いの一端を垣間見せた。
「政治家や役人の間での中川の評判が、よろしくないんだよね」
中川氏は北海道医師会出身で、医師会内では政策通として一目置かれるエース的存在だ。中央社会保険医療協議会(中医協)の医師会代表の委員を務め、舌鋒鋭く医師会の主張を展開する。よくいえば政治と是々非々で対峙する気構えができているが、この押しの強さが厚生労働省の役人や政治家から反発を受けているというのだ。
横倉氏は、よくも悪くも典型的な調整型だ。物腰は常に柔らかく、交渉事でも相手の意見を聞いてから、妥協点を探りつつ医師会の主張を繰り出す。厚労省や政治家からも「落としどころを心得ている」など評価も高かった。安倍晋三首相や麻生太郎財務相とも懇意で、過去4回の診療報酬では、いずれもわずかながらもプラス改定を勝ち取り、長期政権への盤石な体制を築いてきた。そのことは逆に、「自民党との馴れあい」との批判にもつながった。
そんな横倉氏は、中川氏の手法を快く思っていなかったのは間違いない。
5月25日のことだ。午後3時、関東甲信越の医師会を束ねる立場の埼玉県医師会の金井忠男会長が、日医会長室の横倉氏を訪ねた。金井氏はすでに横倉氏が勇退することを知っていて、中川氏の出身母体である北海道医師会から、来るべき中川執行部の陣容について相談を受けていた。日本医師会の会長選挙が1カ月後に迫り、金井氏は「横倉氏から陣容についての意見を聞いておいたほうが引き継ぎもうまくいく」と判断して、金井氏のほうから横倉氏に連絡をした。
サシで話すものとばかり思い込んで金井氏は、その場に横倉氏の地元である福岡県医師会の松田峻一良会長が同席したことに驚いた。横倉氏が呼んだという松田氏は、盛んに「(横倉氏を)出馬させる」と主張し続けている。横倉は黙って聞いているだけで、肯定も否定もしない。
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