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Tohazugatali Medical Review

5411とはずがたり:2020/05/15(金) 20:37:57

新型コロナ、松山の病院で集団感染 院長が会見 特有の病棟構造、対策難しく 差別警戒の声も
2020/05/15 10:05愛媛新聞ONLINE
https://news.goo.ne.jp/article/ehimenp/nation/ehimenp-news202005150046.html

 愛媛県松山市菅沢町の牧病院で明らかになった県内医療機関で初の大規模な集団感染。これまで職員や入院患者らと家族1人を含む計20人の新型コロナウイルス感染が確認され、14日に市内で会見した牧徳彦院長は、感染拡大を防ぎたいと苦渋の表情を浮かべた。ただ、現場の負担は増し、感染不安も大きい。精神保健福祉の関係者からは差別を警戒する声も聞かれる。
 牧病院は1階に心療内科や精神科、内科の外来を設け、2?5階の4病棟に計182床を有する。集団感染が起きた2階病棟は高齢者が中心で感染者は主に70代以上。陽性の看護職員らを含め、2週間以内に県外を訪れた人はいないといい、関係者は「感染源特定は簡単ではない」とみる。
 牧院長によると、院内に3月、臨時の感染予防対策委員会を設置。県内で感染者が出て以降は面会や外出外泊、他科受診などを原則禁じ、緊急事態宣言発令後は入院患者らの作業療法も密集しないよう人数を制限していたという。定期的な換気や消毒にも取り組んできたと強調したが「構造上、窓を全開にするのは難しく、ドアや鍵が多い」と苦悩をにじませた。
 精神科の感染拡大制御に詳しい一般社団法人「精神科領域の感染制御を考える会」代表理事の山内勇人医師(大分県佐伯市、四国中央市出身)によると、精神科の病棟は一般的に構造上開放的ではなく、ウイルスが侵入するとまん延しやすい。
 「精神疾患のある患者の多くは手洗い、消毒、マスクなど自己の衛生管理が難しい」とも。風邪などの症状があっても訴えることが苦手な人も多く、外出などの行動が制限されるとストレスになり、症状が悪化するケースもあるという。
 牧病院は感染拡大を防ぎながら入院患者を診療するという困難な対応を迫られる。陰性だった患者は病棟を移り「環境の変化による深刻な影響はまだ感じられないが、先が見えないと非常に不安を感じると思う」と牧院長。
 陽性の入院患者を感染症指定医療機関などに転院させるには、精神的な動揺や不安を抑える必要もあり、対応に努めるとした。休止した外来診療でも不安を強めている患者がおり、電話による説明や再診対応などでケアしているという。
 集団感染が起きた2階病棟の職員が自宅待機となったことで、残る職員の負担が増した。中には「自分が家族に感染させてしまうのでは」と心配し「辞めたいと言っている人も」(牧院長)。車内で寝泊まりする職員もおり、病院は敷地内に宿泊場所を確保した。
 牧院長は「この状況が長く続いたり、新たな感染が出たりすると非常に厳しい」と吐露。「残る全ての患者のPCR検査も考えるべきかどうかなど関係機関に協議してもらっている。意見を伺いながら対応を進めたい」と述べた。
 地域で暮らす精神障害者を支援する松山市のNPO法人「どんまい」の谷本圭吾理事長(63)は、運営するグループホームや就労継続支援B型事業所の利用者の中に牧病院への通院者がいるとし「精神的なストレスを軽減し、しっかりとフォローしたい」と話す。
 今回の事例で懸念されるのは精神障害者への差別助長や風評被害だとし「今は助け合わないといけない時。感染者や家族、病院、事業所への攻撃はやめてほしい。不安定な状況だからこそ、健康な人も障害のある人もみんなで協力してできることをやっていかなければならない」と訴えた。


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