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Tohazugatali Medical Review

5207とはずがたり:2019/08/07(水) 21:50:35
京アニ爆殺犯を死なせてはいけない…「吐きそうになりながら」治療を続ける医師たち
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190807-00575857-shincho-soci&p=1
8/7(水) 5:59配信

 35人が犠牲になった「京都アニメーション」(京アニ)の放火殺人事件。容疑者である青葉真司(41)は自らも重度のやけどを負ったが、彼が命を落とすと、事件の真相は永遠に闇の中だ。最悪の結末を避けるため、医師たちは懸命の治療を続けている。葛藤と戦いながら。

… 事件を起こしたことによって自らも生死の境を彷徨うはめになった青葉容疑者が意識を取り戻した、とのニュースが流れた際、〈良いことだが、複雑〉といった声がネット上で散見された。しかし、「容疑者の死」こそが最悪の結末であることは言うまでもない。真相究明の機会が永久に失われ、「何があったのか知りたい」という遺族の希望に応えられなくなってしまうからである。 …

 では、青葉容疑者を生きながらえさせるために、病院では何が行われているのか。

「やけどの深さは大きく分けるとI度からIII度に分類される。青葉はIII度で、皮下組織まで傷害が及んだ状態。やけどを負った範囲は、体の表面積の10%以上。事件直後は京都市内の病院に運ばれましたが、その後、重症熱傷の治療経験が豊富な大阪の大学病院に移り、皮膚移植などの治療を受けている」(同)

 日本熱傷学会代表理事で東京女子医大教授の櫻井裕之氏が言う。

「重症の患者は、受傷直後はやけどの患部から水分やタンパク成分などがどんどん失われていき、脱水状態になる。それらを補うために大量に輸液する。そうしないと体内の血液の量が減少してショック状態となり、命に関わるのです」

 ただし、事件からすでに2週間以上が経過しており、治療は「次の段階」に進んでいると見られる。

「やけどした部分は組織が死んでしまっているため、細菌が繁殖する。だから、手術を行い、死んでしまった組織を取り除き、さらに、皮膚を移植してその部分を閉じる必要があります」

 と、櫻井氏。

「本人の意識が戻ったといっても、予断を許さない状況であることには変わりないと思います。熱傷創の閉鎖が完全に終わらない限り感染症のリスクはつきまとう。急変し、命を落とす可能性も十分にある」

…『医者の本音』の著者で総合南東北病院外科医長の中山祐次郎氏。事件後、ウェブメディアに〈京アニ放火事件の容疑者を治療するということ 葛藤と苦悩〉との記事を投稿した中山氏は複数回、「容疑者」という立場の人間を治療したことがある。

…「そうした患者さんにも当然、治療を施すわけですが、『なぜ、私はこの人を助けなければならないのか』『悪いことをした人になぜ尽くさなければならないのか』といった気持ちになってしまうのです」

 その後、医者としてのキャリアを積むことで、“病気を憎んで人を憎まず”といった考えに至ったという中山氏。

「医療者は、神様でも裁判官でもありません。ただただ人の命を救うべき存在です。しかし、現実的には苦悩と葛藤を押し殺しながら治療にあたっている医療者もいる。それを書くことが、今、病院で容疑者の治療にあたっている医療者への声援になると考えました」…

「週刊新潮」2019年8月8日号 掲載
新潮社


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