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Tohazugatali Medical Review

5144荷主研究者:2018/11/23(金) 15:35:28

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00493633?isReadConfirmed=true
2018/10/29 05:00 日刊工業新聞
東北大など、粒子線リアルタイム観測 がん組織に正確照射

電子飛跡型コンプトンカメラ(東北大提供)

 東北大学の黒沢俊介准教授(山形大学助教)らは、放射線の一種「ガンマ線」を正確に観測する「電子飛跡型コンプトンカメラ」を応用し、がん治療に用いられる粒子線の照射位置をリアルタイムで観測することに成功した。粒子線が放出するガンマ線の方向とエネルギー量を観測することで、モニタリングが可能になる。治療しながら照射位置を観測できるため、より効果的な治療が可能になる。

 粒子線は照射してから一定の距離(ブラッグピーク)で止まり、集中的にエネルギーを与える。粒子線でエネルギーを与えられたがん組織は、自らが放出するガンマ線によってデオキシリボ核酸(DNA)を破壊される。

 ブラッグピークの位置と体内のがんの位置を合わせることで体内深部のがんを狙い撃ちして治療ができるが、治療計画時や治療台に患者を配置するときなどにズレが生じる。

 研究チームが開発した電子飛跡型コンプトンカメラは、これまで原理的に不可能だったガンマ線1光子ごとに到来方向とそのエネルギーを測定する。さらに周囲のガンマ線による影響を受けにくいため、治療に使われているガンマ線を選択的に観測可能になった。

 人体に見立てたアクリル容器に炭素線を照射したところ、電子飛跡型コンプトンカメラでガンマ線の撮像に世界で初めて成功した。

 黒沢准教授は「心臓など重要臓器への照射線量を減らすことができる。2020年をめどに実用化したい」と話した。

 粒子線とは、元素の原子核を加速させた放射線の一種。水素の陽子を用いるものを陽子線、炭素などの大きな粒子を使う場合は重粒子線といわれる。

(2018/10/29 05:00)


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