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Tohazugatali Medical Review

4949とはずがたり:2017/10/11(水) 07:48:35
>>4948-4949
 歯磨きの目的やタイミング以外にも、歯の磨き方や使う道具で誤解はある。

 前出の歯科医師の森さんが著書の中で指摘する間違いは、「歯ブラシと歯磨き剤を使ってゴシゴシみがく(方法)」こと。

 海外では「プラークコントロール」という言葉を使うが、日本では「歯磨きする」という言葉で口のケアが表現されている。この「磨く」という表現が問題なのかもしれない。ゴシゴシと歯の表面だけを磨く人が多いからだ。

 歯磨きは、「プラーク」のコントロールにターゲットをしぼらないと意味がない。これまで歯磨きは、歯ブラシ1本でしっかり時間をかけて丁寧にやっているから十分と思っていた人も、ぜひこの機会に、歯科医らが推奨する「本当に正しい歯磨き法」を知っておこう。

 前出の歯科衛生士の豊山さんは、

「大事なのは、歯と歯肉の境目の細菌のかたまりを取り除くこと。歯の平らな表面だけを磨くのはもう卒業しましょう」

 と話す。豊山さんによると、「歯と歯の間」と「歯と歯肉の境目」、この二つのケアは歯周病予防には絶対必要。「奥歯の噛み合わせの溝」とあわせて、最低でもこの三つのケアは怠らぬようにしたい。

 豊山さんオススメの方法は、洗面所にいすを置いて座り、手鏡を用いて、歯や歯肉を見て、時には肘をついてブラッシングをすること。歯ブラシの柄をペンをもつように握り、力を入れず、ブラシの毛先が軽く歯の面に触れたか触れないか、ギリギリのやさしいタッチで行おう。

 前出の、東京医科歯科大教授の荒川さんは、次のようにアドバイスする。

「歯ブラシはなるべくヘッドの小さいものを選びましょう。歯ブラシは奥歯のだいたい1、2本しか当たりません。ゴシゴシこすらずに、当てたところだけ1、2ミリ動かし、ずらします」

 残念ながら、一般に使われている「歯ブラシ」だけでは、汚れは6割しか落ちない。「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」も取り入れて、歯の隙間や、奥に詰まった汚れを都度流す習慣をつけると良い。

 歯科衛生士の豊山さんは、歯と歯の隙間はフロスで、歯肉に近い部分は歯間ブラシでのケアを勧める。ただ歯間ブラシを内側から入れるのは難易度が高い。隙間のある奥歯だけで良さそうだ。ちなみに隙間のない前歯にはNGと豊山さんは助言する。

「どこにどんなふうにブラシを当てたらいいのかわかってくると、口の中のケアが上手になって、スッキリ。気持ち良くなりますよ」

 歯科医師の森さんも、

「歯に何か詰まっていると唾液が到達しないので、口腔ケアは最初にフロスを使うと良いでしょう」

 とフロスの使用を勧める。 こうした道具を使いこなすのに、歯磨き剤は必須ではないという。東京医科歯科大教授の荒川さんは説明する。

「ブラシが当たらなければ汚れはとれませんから、泡がたくさん出る歯磨き剤を使うと、ブラシがどこに当たっているかわかりません。まずは何もつけずに磨くのが理想です。すっきり感がほしくてどうしても使いたかったら、磨いた後にほんの少し使うといいでしょう」

 電動歯ブラシの場合は、専用の歯磨き剤を使おう。(本誌・大崎百紀)

※週刊朝日 2017年10月13日号


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