[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
6001-
6101-
6201-
6301-
6401-
6501-
6601-
6701-
6801-
6901-
7001-
7101-
7201-
7301-
7401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
Tohazugatali Medical Review
4937
:
とはずがたり
:2017/09/24(日) 20:01:52
抗菌剤程度で知らん間に直ってるものなのか!?
梅毒が「急増している」本当の理由
2017年8月13日 谷口恭 / 太融寺町谷口医院院長
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20170810/med/00m/010/009000c
梅毒が増えていることを伝える報道が目立ちますが、私の実感は少し違います。世界中で増加の報告があり「増えている」ことは事実だと思いますが、私が院長をつとめる太融寺町谷口医院(以下「谷口医院」)では梅毒の新規感染は過去10年間でほとんど変わっていません。結論から言えば、最近になって急増しているのではなく以前から少なくなかった、というのが今回のポイントです。
これを説明するために興味深い症例を紹介したいと思います。2000年代後半の話です。
【症例1】20代男性〜大学病院でも診断がつかなかった
上肢(腕)と下肢(脚)を中心に皮疹が出現。痛くもかゆくもないが次第に目立つようになってきたため近隣の医療機関を受診。そこでは診断がつかず、紹介状をもらって大学病院の皮膚科を受診したが、やはり視診では診断がつかず、皮膚の細胞の一部を取って顕微鏡で調べる生検が実施されました。しかしそれでも診断がつかず「することがない」と言われ途方に暮れることに。どこに行っていいか分からなかったために総合診療を実践している谷口医院を受診。
私はこの患者さんを診てすぐに梅毒を疑い、実際に梅毒陽性でした。と書くと、なんだか「自慢話」のようになってしまいますが、私がすぐに診断できたのには二つの理由があります。
一つは「後医は名医」という言葉があるように、後から診察する方が有利だからです。つまり「大学病院で生検まで実施され診断がつかなかった」という情報から、湿疹に属する疾患や膠原(こうげん)病、悪性腫瘍、リンパ腫などがすでに否定できます。これで鑑別すべき疾患が随分と絞られるのです。
もうひとつは「恩師の言葉」です。私はタイのエイズ施設にボランティアに行く前、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)を含む性感染症を学ぶために、当時大阪市内にあった「大国診療所」で修業をさせてもらいました。院長の大国剛(おおくに・つよし)先生は現在は引退されていますが、当時から感染症の大家であり、私は大国先生から実に多くのことを学びました。HIVや梅毒はもちろん、大国先生を頼ってハンセン病の患者さんが遠方から訪れることもありました。私は現在、研修医に対して「咽頭(いんとう)痛を訴えるすべての患者さんにグラム染色をやりなさい」と指導していますが、これは大国先生から学んだことです。
診断のつかない皮膚疾患は梅毒の可能性を考慮
その大国先生から梅毒について学んだこと。それは「診断のつかない皮膚疾患を見た時は必ず梅毒を鑑別に入れよ」ということです。この「恩師の言葉」を大切にしている私の前に「大学病院で診断がつかなかった皮膚疾患」の患者さんが訪れたわけですから、見逃すわけにはいきません。
そして、このような症例が以前は少なくありませんでした。数年前までは、谷口医院で梅毒が発覚した症例のうち少なく見積もっても半数以上は、前医で診断がつかなかった、あるいはドクターショッピングを繰り返していたケースでした。ところがここ2〜3年、こういう症例は激減しています。
しかし、これだけでは梅毒が「増えている」理由の説明になっていません。もう一つ症例を紹介しましょう。
【症例2】30代女性〜いつの間にか感染、そして治癒
妊婦健診で「梅毒に過去にかかったことがあるが、今は治っている」と言われたが、説明をしてくれた産科の先生の話がよく分からない、とのことで谷口医院を受診。「これまで梅毒にかかったなんて言われたことがないし、治療も受けていない。何かの間違いではないでしょうか」と訴えられました。妊婦健診時の採血結果を見せてもらい、産科の先生の言われていることが正しいこと、そして今は何も心配ないことを説明しました。
こういう症例、実はとてもたくさんあります。前回述べたように、梅毒は現代でも「死に至る病」と思っている人がいますが、実際には「治癒する病」であり、本人が気付かないうちに自然治癒する例も少なくありません。また「意図せぬ治療」をしていることもあります。【症例2】の患者さんとのやりとりを再現してみましょう。
医師(私):過去に股のしこり(リンパ節)が大きくなったことや、かゆみのない皮疹が生じたことはありませんでしたか。
患者:そういえば数年前に股のリンパ節が腫れました。病院で抗生剤をもらってしばらくしたら引きました……。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板