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Tohazugatali Medical Review
4445
:
荷主研究者
:2015/09/06(日) 22:46:46
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020150819eaab.html
2015年08月19日 日刊工業新聞
東北大、肥満による中性脂肪値上昇の仕組み解明-「栄養が多すぎる」情報が脳に伝達
東北大学大学院医学系研究科の片桐秀樹教授や宇野健司助教らは、太るにつれて中性脂肪の値が高くなる仕組みを解明した。“栄養センサー”となる肝臓が「栄養が多すぎる」と判断すると、その情報が脳に伝えられ中性脂肪を上昇させることをマウス実験で明らかにした。体内の中性脂肪値を減らす治療法の開発などにつながる可能性がある。
研究チームは肥満状態で血中の中性脂肪が高くなるとともに、肝臓でのアミノ酸量が増えていることに着目した。肥満ではないマウスに肝臓へのアミノ酸の流入量だけを増やすと、肥満時と同様に血中の中性脂肪が高値になった。
血中の中性脂肪はリパーゼと呼ばれる酵素で分解されることが分かっている。肝臓でアミノ酸が増えたという情報が神経を通じて脳に伝達。リパーゼの産生を減らすように脳が体に指令を出すことで、血中の中性脂肪を分解できなくなり、結果として体内の中性脂肪が上昇することを明らかにした。
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