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Tohazugatali Medical Review

4429とはずがたり:2015/08/17(月) 18:23:57
<ヤスデ>製薬のお手伝い 植物より高効率の酵素
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20150814k0000e040185000c.html
08月14日 11:30毎日新聞

 嫌われものの害虫として知られるヤスデの一種が、心臓病治療薬などの生産に利用できる酵素を体内に持っていることを富山県立大の浅野泰久教授(酵素化学工学)らのグループが発表した。同じ酵素はアーモンドなどの植物からも見つかっているが、ヤスデの酵素は少ない量でより効果的に薬を作り出す能力があるという。米科学アカデミー紀要に掲載された。

 このヤスデは、九州、沖縄地方から本州にかけて見つかる台湾原産の「ヤンバルトサカヤスデ」(体長2.5?3センチ)。足は約100本あり、日当たりが悪く湿った場所を好んで時に大量発生する。浅野教授らは、刺激を受けたヤスデが外敵から身を守るために青酸ガスを出すことに注目。青酸を作る酵素が体内にあるとみて研究を始めた。

 九州地方で大量発生したヤスデ約12万匹(重さ約30キロ)を集め、すりつぶして精製した結果、酵素「ヒドロキシニトリルリアーゼ」(HNL)を、ヤスデ1キロから0.12ミリグラムを取り出すことに成功した。

 HNLは、心臓病治療薬や防虫剤などを生成する際に利用される酵素で、現在はアーモンドから抽出されたものが使われている。ヤスデから抽出したHNLはアーモンドより5倍以上、大きな化学反応を起こす能力があるという。

 浅野教授は「嫌われているため見過ごされてきた生き物から有用な酵素を作ることができた。大量生産できれば植物由来のものに代わり、産業利用できる可能性がある」と話す。【斎藤広子】


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