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Tohazugatali Medical Review
4393
:
とはずがたり
:2015/07/02(木) 20:03:40
加齢による卵子の染色体数異常の原因を特定 理研
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E5%8A%A0%E9%BD%A2%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%8D%B5%E5%AD%90%E3%81%AE%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E6%95%B0%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%82%92%E7%89%B9%E5%AE%9A-%E7%90%86%E7%A0%94/ar-AAcp3CX
産経新聞
加齢によって卵子の染色体数異常が起きやすくなる主要な原因を、理化学研究所多細胞システム形成研究センター(神戸市)などの研究グループがマウスの卵母細胞を使って解明した。7月1日付英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」電子版に掲載された。
卵子のもととなる卵母細胞が分裂する際に、早く分離してしまう染色体があるのが原因と判明。研究グループの北島智也氏は「早期分離を押さえることができれば、加齢に伴う染色体数異常を解消できる可能性がある」とし、不妊治療への応用を目指す。
通常、卵母細胞は分裂を経て卵子になるが、分裂の際に、ペア構造になっている染色体が一定に分配されないと、卵子が受精に至っても流産やダウン症などの先天性疾患を引き起こす。この確率は、加齢に伴って高くなることが知られている。
グループは研究で、老化したマウスの卵母細胞275個を使い、細胞内の染色体の動きを観察。一定に染色体が分配されなかった20個のうち8割で、通常よりも早く染色体のペア構造が解消されていた。年齢が高い人の卵母細胞についても、同様の傾向が見られた。
一方、若いマウスの卵母細胞167個では染色体の分配に異常は見られなかった。
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