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Tohazugatali Medical Review

4368とはずがたり:2015/06/09(火) 08:32:28
「止血の糸外れ死亡」春日部・男性の遺族、独協医大病院を提訴
http://news.goo.ne.jp/article/saitama/nation/saitama-32111979.html
06月08日 23:48埼玉新聞

 2013年に独協医科大学越谷病院で肺がん手術を受けた春日部市の男性=当時(68)=が死亡したのは病院側の医療ミスが原因だったとして、男性の妻らが8日、同病院を運営する学校法人独協学園と担当医を相手取り、約5600万円の損害賠償を求めてさいたま地裁に提訴した。
 訴状によると、男性は13年6月5日、同病院で肺の腫瘍を摘出する手術を受けた。肺の血管を切断する際、止血のために縛った糸が緩んで外れ、肺動脈から大量に出血。翌6日午前に出血性ショックで死亡した。担当医が止血の際に血管を二重に縛らなかったのは、不完全な処理で注意義務を怠ったとしている。
 原告側弁護団の猪股正弁護士によると、病院側は出血性ショックの原因は糸が外れたためとしているものの、血管処理について「判断に落ち度はなく、手技的なミスはなかった」と説明しているという。
 猪股弁護士は「止血するための糸が外れたら患者の命に関わる。肺血管を処理する際に二重、三重に縛らなかったたのは単純なミスで病院側の責任は重い」と主張。その上で、これまで肺動脈の血管処理で同様の方法を施してきたという病院側の説明に対し「標準的な知見から逸脱している。同様の事故が今後、発生する危険があり看過できない」と訴えた。
 同病院の牧尚伸庶務課長は取材に対し「まだ訴状を見ていないのでコメントはできない」としている。病院によると、担当医は14年6月30日付で依願退職しているという。


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