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Tohazugatali Medical Review

3992僻地生活4年目:2014/07/07(月) 20:57:31
【STAP問題】小保方氏の検証参加に波紋 専門家「余計な混乱招くだけ」

 英科学誌ネイチャーがSTAP細胞の論文を撤回して科学的根拠がなくなり、1月末の発表から
5カ月余りで騒動に一定の区切りがついた。しかし研究室で何が行われたかの解明や関係者の責任
問題は宙に浮いたまま。理化学研究所は 小保方晴子研究ユニットリーダーを検証実験に参加させて
最終決着を図るが、一連の対応に内外から反発の声が上がるなど、信頼回復への道のりは遠い。

 ▽つぶやきに衝撃

 「理研の倫理観にもう耐えられない」。理研が小保方氏をSTAP細胞の検証実験に参加させる
方針を明らかにした直後、理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェク
トリーダーが短文投稿サイト「ツイッター」につぶやくと、関係者に大きな衝撃が走った。
 高橋氏は、山中伸弥京都大教授が開発した人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨
床研究を進める理研の看板研究者。つぶやきの真意について「もっと早く問題を収束できたのに引
きずってしまい、事を大きくした」と話した。懲戒処分の手続きを中止して小保方氏を検証に参加
させた理研上層部の対応に、不信感が頂点に達したことをうかがわせた。
 専門家の間では、共著者の若山照彦山梨大教授らの解析で、STAP細胞の正体は胚性幹細胞
(ES細胞)などの既存の細胞ではないかとの見方が強まっている。
 理研はSTAP細胞の有無を確かめるため、4月から1年間の日程で検証実験を始めた。だが細
胞の万能性を示すタンパク質を確認する第1段階で難航しているとみられる。
 小保方氏抜きでの検証結果の公表をせずに、理研はなし崩し的に小保方氏の参加を決めた。実験
を統括する相沢慎一特別顧問は「STAP細胞が再現できればよし、再現できなければ(小保方氏
が)自分で認めていただく形にもっていきたい」と、自ら引導を渡す決意もにおわせた。

 ▽ジレンマ

 検証参加の障害となりそうだったのが懲戒処分だった。理研は論文不正を認定後、懲戒処分の内
容を検討しているが、懲戒解雇や諭旨退職にした場合、その後に検証に参加させるのは妥当なのか
どうか。この問題を解決したのが論文に新たに見つかった疑問点だった。
 理研は当初、調査委員会が取り上げた6項目以外の疑問点の調査に消極的だった。だが小保方氏
の検証参加と同時に、調査開始を突然発表する。
 ある文部科学省幹部は「疑義を調査すると懲戒がいったん停止になり、小保方氏が動けるように
なる。いい解決方法じゃないか」としたり顔で言う。「懲戒解雇に一部の国会議員が反対してい
る」(別の関係者)との声があり、小保方氏に同情する立場にも応えた形だ。

 ▽参加の行方

 小保方氏の検証参加でSTAP細胞の有無に決着がつくようにも見える。だが高橋氏をはじめ、
批判的な専門家は多い。
 日本分子生物学会の大隅典子理事長(東北大教授)は「論文不正に関わった著者らが実験に参加
することに、科学者コミュニティーから疑問視する声が多数上がっている」との声明を発表した。
 科学コミュニケーションに詳しい佐倉統・東京大教授は日本記者クラブでの講演で「当事者の参
加する検証は意味がない」と言い切った。「成功しても第三者が成功しない限り状況は変わらな
い。失敗しても科学的に『ない』と断言することはできない。余計な混乱を招くだけだ」

共同通信:http://www.47news.jp/47topics/e/255057.php


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