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Tohazugatali Medical Review
3892
:
僻地生活4年目
:2014/06/19(木) 10:06:10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140618-00000012-sasahi-sctch
小保方さん絶体絶命 笹井氏更迭に大ショック〈週刊朝日〉
dot. 6月18日(水)11時41分配信
理化学研究所の改革委員会が30ページにも及ぶ衝撃の提言書を発表した。小保方晴子ユニットリーダーに対する監督責任を問い、舞台となった神戸のセンターの解体、指導役の笹井芳樹副センター長の更迭にまで踏み込んだのだ。STAP劇場は、もはや閉幕か……。
小保方さんが所属する発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の関係者はこう嘆く。
「大半の人がここまで厳しい結論が出されるとは思っていなかったので、激震が走りました。2人集まれば、『どうなるんだろう』とひそひそ話ですよ」
衝撃的だったのは、竹市雅俊同センター長だけでなく、ノーベル賞の有力候補とされるエースの笹井氏にも辞任を求めたことだ。
「STAP論文の不正が発覚後、笹井さんは、『覚悟はしているよ。責任はとらねば』と言いつつも、余裕の表情でした。一時はかなり落ち込んでいましたが、最近は『週刊誌にいろいろ書かれて、イメージが悪くなっている。事実でないこともあるんだ。自分一人、悪者になっている』と周囲に話していましたから。でも、ここまできつい提言だとは思っていなかったでしょう。今日も上の人と話すと、『笹井先生はかなりのショックを受けているようだ』『辞任だなんて、プライドの高い笹井先生にはとうてい受け入れられないだろう』と言ってました」(前出の理研関係者)
東大医科学研究所の上昌広特任教授(医療ガバナンス論)は「提言には賛成だ」と明言する。
「厳しく見えますけど、合理的な提言です。理研には、恒常的に国から巨額の補助金が入ってくるにもかかわらず、チェック体制がまったくありません。組織を抜本的に変えるしかないです」
一方、小保方さんに関しては、1年間の再現実験をさせるという項目も入っている。しかし、これはチャンスを与えるというよりも、ギブアップをうながすという意味合いのようだ。
会見で、STAP細胞の有無について問われた改革委員長の岸輝雄・東京大学名誉教授は、遠回しな表現で「ないと思う」と答えた後にこう続けた。
「小保方さんが、やっぱり何もなかった、と言わない限り決着はつかない。どこかではっきり、ないならないと言わないと、科学としては成り立たない」
会見に同席した委員の一人、市川家國・信州大学医学部特任教授は、理研で行われている検証実験が、小保方論文とは異なるやり方だから「意味がない」とバッサリだった。
「これでは、小保方さんの実験に不正があったかどうかという結論が出ない。やるなとは言いませんが……」
提言では、理研統合生命医科学研究センターの遠藤高帆・上級研究員らが指摘した「STAP細胞は別の万能細胞だったのではないか」という重大な疑惑にも触れられていた。
「東大と東工大のグループもそれぞれ解析して同じような結果が出ている。信ぴょう性はかなり高い」(委員の塩見美喜子・東大教授)
ある大学研究者はこう解説する。
「今回の不祥事の原因は、理研の組織としての特殊性です。プロジェクトのリーダーが一国一城の主のようにふるまい、研究結果、予算などで外からのチェックが入りにくい。しかも、小保方さんは笹井さんのお気に入りでアンタッチャブル的な存在だった」
さらに、提言にさきがけて、笹井氏と小保方さんの不可解な経費についても週刊文春で告発されている。
「小保方さんは、笹井さんという実力者にうまく取り入ったものだから、それが裏目に出たんでしょう。多くのスタッフが毎週、週刊誌を目を皿のようにして読んでいますよ(笑)」(前出の理研関係者)
崩壊しつつある“科学者の自由の楽園”で、師弟は崖っぷちに立っている。
※週刊朝日 2014年6月27日号
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