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Tohazugatali Medical Review
3653
:
名無しさん
:2014/05/09(金) 07:32:37
http://www.yomiuri.co.jp/science/20140508-OYT1T50239.html
STAP論文 調査委員会審査報告書
2014年05月09日 03時38分
STAPスタップ細胞論文の研究不正を審査する理化学研究所の調査委員会が8日、小保方晴子ユニットリーダーの不服申し立てを退けた審査結果の報告書(21ページ)を公表した。審査結果のポイントと、調査委員会会見の主な質疑応答を詳報する。
調査委員会の報告書は、小保方氏が不服申し立てで主張した内容について、詳細な反論を行った。
【遺伝子解析画像の「改ざん」認定について】
◆改ざんの定義
小保方氏の主張「良好なデータが存在しないのに存在するように見せかけるデータの変更や省略が『改ざん』。良好なデータはある」
↓
(調査委の説明)良好なデータがあってもデータの操作や変更などの加工で画像が正しくないものになった場合、改ざんにあたる。
◆画像加工
「データを見やすくする目的で、別の画像を、大きさや傾きを調整して差し替えた。この画像は差し替える前のデータと一致する」
↓
小保方氏が主張するように縮尺や角度を変えても、二つの画像データは一致しない。(小保方氏が主張する)一致は目視確認で、科学的に解析していない。
「特定の細胞があるかを見るための実験で、操作しても結果に影響がない」
↓
画像を加工したことで実験の正確な情報が失われており、実験結果も正しいとは言えなくなった。
◆悪意の有無
「結果を偽装するための行為ではなく悪意はない」
↓
悪意は故意と同義。2012年に米科学誌サイエンスに投稿した類似した論文で、査読者から切り貼りを指摘された。小保方氏は指摘の具体的内容を認識していないと主張したが、合理性がない。調査委員会にこの論文を提出せず、弁明の機会を放棄した。指摘の7か月後にはネイチャー誌に投稿しており、悪意があったことは明らか。
【小保方氏の博士論文と酷似した画像を使用した「捏造ねつぞう」認定について】
◆データ管理
「データ管理が不十分で、誤って画像を使用した。悪意はない」
↓
小保方氏は画像を「いつ間違えたかも分からない」と言うほど管理がずさんだが、それにとどまらない。学位論文や研究所の画像データを集め、上書きなどを繰り返しながら保管した。誤使用の可能性を認識しなかったとは考えられない。
捏造とされた画像を含む6枚セットの画像中3枚が論文投稿時に差し替えられたのに、正しいと主張する画像は使っていない。問題の画像とはうり二つと説明を受けたが、印象はかなり異なる。実験条件も異なっており、納得しがたい。
「自ら画像データの誤りを発見し、報告した」
↓
2月の聞き取り調査で、画像が学位論文に由来することや実験条件の違いについての報告がなかった。
◆捏造の定義
「存在しないデータや実験結果を作るのが捏造(の定義)。正しい画像が存在し捏造する理由がない」
↓
実験ノートの75ページに画像の基となるマウスの腫瘍を取り出した12年1月の記載があると説明を受けた。しかし75ページには日付がなく、73ページには6月、76ページには2月の記載がある。腫瘍を作った方法も書かれていない。通常は腫瘍を取り出してすぐに染色するのに6月に染色したという説明も違和感がある。
◆考慮すべき事情
「短期間での論文執筆、所属機関の変更など特殊な事情があった」
↓
12年の最初の論文投稿時から、差し替える時間があった。ネイチャー論文も投稿から採択まで9か月あり、機会は十分にあった。
【結論】
審査の結果、最終報告と同じで再調査の必要はない。
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