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Tohazugatali Medical Review
3264
:
とはずがたり
:2014/05/03(土) 16:25:54
山中教授、14年前の論文の疑惑晴らすため実験ノート5箱提出
http://www.hochi.co.jp/topics/20140427-OHT1T50678.html?from=related
2014年4月29日6時0分 スポーツ報知
論文について会見し、「報告内容は正しい」と説明した山中伸弥教授
人工多能性幹細胞(iPS細胞)の生みの親で、ノーベル生理学・医学賞受賞の山中伸弥京都大教授(51)<分2E />が28日、京大で記者会見し、過去の自身の論文について、インターネット上で画像切り貼り等が指摘されているとした上で、疑義を否定した。ただ、段ボール5箱分の実験ノートを提出した調査でも、関連生データの一部が発見できなかったとし、謝罪した。
山中教授に、いつもの穏やかな表情はなかった。厳しい目で、口を真一文字に結び、「画像を切り貼りするような技術はなかった。そうする必要も理由もない」とネット上で指摘される疑義を否定。京大iPS細胞研究所は「論文の内容が正しいことに疑いはない」とする調査結果を発表した。
研究所によると、山中教授の論文に、ネット上で疑義が指摘されたのは昨年4月。iPS細胞についての論文ではなく、2000年に海外学術誌に発表した、胚性幹細胞(ES細胞)研究に関するもので、図表データが不自然とする切り貼り疑惑等が指摘されていた。
研究所は同月に調査を開始。山中教授は段ボール5箱分の実験ノートを提出した。単純比較はできないが、STAP細胞の論文問題で小保方氏が理研の調査委員会に提出した実験ノートは2冊だったとされる。
ただ、実験の元の生データの一部は、山中教授のノートからは発見できなかった。また、実験は山中教授と複数の協力者によって行われていたが、協力者のノートや資料は保管されていなかったという。
山中教授は「実験を実施した約15年前は、全員のデータを保存するべきとの意識が十分ではなかった」と釈明。「日本の研究の信頼が揺らいでいる状況で、このような報告をすることになり、おわびする」と頭を下げた。研究所は調査で、再現性や切り貼りの跡がないことを確認し、論文内容は正しいとした。
山中教授は今月4日、医療研究開発の関連法案を審査する衆議院内閣委員会に参考人として出席。「ノートの記録は研究不正を防ぐ、ものすごくいい方法」と発言していたが、皮肉にも今回、その記録をめぐり謝罪することになってしまった。「学生に研究データの保存や記録について厳しく指導しているのに、それができていなかった昔の自分を恥ずかしく思う」と、神妙な面持ちで話していた。
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