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Tohazugatali Medical Review
2131
:
とはずがたり
:2013/09/03(火) 17:27:25
【ディオバン・歪んだ臨床研究(中)】
渦中のキーマン・製薬元社員「私は無関係」を突き崩せない調査強制力の“隔靴掻痒”
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130825/wlf13082507010004-n1.htm
2013.8.25 07:00
製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)を使った臨床研究の信頼性を検証していた東京慈恵医大も7月30日、論文のデータが人為的に操作されていたなどとする調査委員会の中間報告を発表した。
論文に記載された血圧値のデータがカルテと食い違うケースが見つかったという。
この研究にもノ社の元社員(当時は現役社員)が肩書を明らかにせず参加していた。
研究の責任者だった望月正武(せいぶ)客員教授は「重大な疑念を生じさせたことにより患者をはじめ皆さまに多大な心配と迷惑をかけたことを深くおわびする」とのコメントを発表。この研究で英学術誌ランセットに掲載された論文を撤回する意向を明らかにした。
不実記載
研究では、約3千人の患者のデータをもとにディオバンが他の降圧剤より心臓病や脳疾患の予防に有効との論文を発表していた。
京都府立医大のケースのように心臓病や脳疾患の発症数は操作されていないが、血圧値が操作されたとみられるデータは相当数にのぼり、論文としての信頼性は失われたとしているが、データ操作による結論への影響は不明だという。
調査委は、データの操作は解析段階で行われたとして、解析を全面的に委ねられていた元社員が操作に関与した疑いが強いと指摘した。
そして、元社員が、論文では、非常勤講師を務めていた大阪市立大の肩書のみを示し「解析グループはノ社と独立している」としていたことを、「不実記載」と指弾した。
元社員の証言
東京慈恵医大の調査で大きな注目を集めたのは、7月27日、約2時間45分にわたって調査委の事情聴取に応じたという元社員の証言だった。
しかし、元社員は「データ操作に思い当たることはなく自分は関係していない」などとして不正行為を否定。「自分は英語もできず論文の草稿を見たことはない」と主張し、データ操作は不可能だったと強調したという。
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