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Tohazugatali Medical Review

2101荷主研究者:2013/07/10(水) 23:21:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130620t15011.htm
2013年06月20日木曜日 河北新報
東北大、ナノ粒子のロボット化成功 薬剤導入技術向上に期待

 東北大病院総合感染症科の鈴木康弘講師(ウイルス学)らの研究グループは19日までに、直径1〜20ナノメートル(ナノは10億分の1)の粒子表面にペプチド(アミノ酸分子の鎖)を吸着させることで、粒子が能動的に一定の方向へ移動する「ナノロボット」の性質を持たせることに成功した。

 ロボット化したナノ粒子は細胞膜上から効率的に細胞内に進入することが可能になり、薬剤などを目的の細胞に確実に送り込む技術への応用が期待される。

 細胞は2重の脂質膜に包まれているため、そのままの状態ではナノ粒子を細胞内に進入させることは難しい。グループはナノ粒子にウイルス由来のペプチドを8本吸着させ、細胞上での動きを観察した。

 ロボット化したナノ粒子はペプチドを使い、細胞の表面上を中心部に向かって移動する。その後粒子は細胞膜に細い管状に沈み込み、やがて膜と分離する「エンドサイトーシス」の反応によって細胞内に進入した。

 薬剤を細胞内に届ける仕組みはこれまで、薬剤の濃度が高い血中から細胞膜を隔てて、濃度の低い細胞内へと移動する性質を利用。このため血中の薬剤濃度を一定程度上昇させなければならなかった。

 鈴木講師は「粒子がロボットのように能動的に細胞内に進入すると薬剤の導入効率が向上し、必要以上に血中濃度を高めずに済むため副作用軽減も見込まれる」と話している。


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