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Tohazugatali Medical Review

2096荷主研究者:2013/06/20(木) 00:00:04

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130604t15009.htm
2013年06月04日火曜日 河北新報
東北大研究グループ「腎性貧血」マウス開発 治療薬など期待

 東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授(医化学)らの研究グループは3日、慢性腎臓病の合併症の一つである「腎性貧血」のモデルマウス開発に世界で初めて成功したと発表した。

 慢性腎臓病は糖尿病や高血圧など生活習慣病で引き起こされ、国内では患者が1330万人に上る「国民病」。腎性貧血の新たな治療薬の開発をはじめ、貧血による心臓疾患対策などに貢献すると期待される。

 腎臓は、体内の老廃物を尿として排出する役割に加え、骨髄の赤血球形成を促すホルモンであるエリスロポエチン(EPO)の分泌も担う。慢性腎臓病でEPOが分泌されなくなり、腎性貧血を併発する。

 研究グループは、出生後は主に腎臓から分泌されるEPOが、胎児期には肝臓で造られることに着目。遺伝子組み換え技術で腎臓でEPOを造れないマウスを作成した。

 モデルマウスは赤血球が通常の4割程度で、EPO製剤を投与すると貧血症状が改善した。貧血で心臓が肥大するが、寿命や繁殖能力は通常と大差なかった。

 現在、腎性貧血治療には患者の身体的負担が大きいEPO製剤の皮下注射が用いられる。病態研究では、腎臓を6分の1の大きさに切除したマウスを使っていたが、得られるデータに個体差があるなどの問題があった。

 山本教授は「モデルマウス開発は患者負担の少ない飲み薬の開発にもつながる」と話す。研究成果は、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズのオンライン版に掲載された。


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