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Tohazugatali Medical Review

1533チバQ:2011/03/26(土) 00:46:07
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032520510090-n1.htm
避難先の悲劇 助かった命守れ
2011.3.25 20:48 (1/2ページ)

 宮城県岩沼市の市民会館で避難生活を送っていた市内の女性(67)は22日午前8時半すぎ、配られたおにぎりを食べた後、市民会館の裏手にある病院に向かった。震災当日、押し寄せる波を避けるため、近所の物置の上で夜を明かした際、足にできた霜焼けを治療するためだった。(SANKEI EXPRESS)

 だが、病院に向かう道で倒れ、間もなく発見された。駆け付けた看護師らが心臓マッサージをして病院に運んだが、間に合わなかった。心筋梗塞だった。

 食料は1日3食配られていたが、1回におにぎりが1つか2つ。硬い床に布団を敷いて眠っていた。暖房はなかった。

 「防ぐことはできなかったのでしょうか…」。一緒に避難していた義兄(82)は、そのまま残されていた女性の布団のそばで無念さをにじませた。

 衰弱死21人も

 福島第1原発の20キロ圏内にあるとして避難指示を受けた双葉病院(福島県大熊町)の入院患者ら21人が救出後に衰弱死した。人体への放射線の影響を調べるスクリーニングと治療の優先順位を決めるトリアージに携わった福井の災害派遣医療支援チーム(DMAT)を率いた福井県立病院の林寛之さん(49)は「想像以上に悲惨だった」と当時の状況を語る。

 林さんは16日昼ごろ「大熊町の病院で自衛隊員が患者を発見。スクリーニングを受けておらず避難所に入れない」と連絡を受け、搬送先になっていた二本松城(二本松市)の駐車場に駆け付けた。

 白い防護服に身を包んでバスに乗り込むと、思わず息をのんだ。マットレスと掛け布団にくるまれた高齢の男女が座席にあふれ、衰弱しきっているのかほとんど動かない。排泄(はいせつ)物で汚れた布団。通路にも何人かが横たわり、女性が「足が、足が」と、か細い声でうめいていた。

 患者の被(ひ)曝(ばく)線量を計測しようと、座席の肘掛けの上を伝い歩きして奥へ移動。男女1人ずつが亡くなっているのが一目で分かり、調査よりも治療を急いだ。

 「先生、座席3番の人は意識不明です」「座席15番は死後硬直が始まってます」。看護師の切迫した声が車内に響く。脈を測りながら呼び掛けたが、応えたのは4人に1人。ほとんどは脱水症状を起こして意識がない。カルテがないため氏名や既往症も分からず、20人弱の心拍はみるみるうちに弱っていった…。

 「泣いていいかしら」

 宮城県名取市内の避難所。被災者の健康相談に乗る日本看護協会の看護師、斎藤カツ子さん(66)は、自営業の女性(71)から「もう泣いてもいいかしら」と言われた。夫と息子の行方が分からないこと、家も失ったことなどをおえつを漏らしながらはき出し、ひとしきり泣いた女性は「聞いてくれてありがとう」と笑顔を見せ、200あった血圧は150まで下がった。「人」と「物」が届けば命は救われる。

 地震は天災だった。だが、今起きていることはまぎれもなく人災だ。


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