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Tohazugatali Medical Review

1529チバQ:2011/03/22(火) 23:55:00
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110322_19
長引く避難、弱る高齢者 心身の不調増加

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 避難生活の長期化に伴い、小規模避難所では高齢者ら災害弱者を中心に心身の不調を訴える人が増えている。沿岸の避難所には暖房や移動に必要な燃料がほとんど届かないところもある。携帯電話も不通のままで、被災者は「万が一の事態が起きたらどうしよう」と不安は大きい。

 陸前高田市広田町の六ケ浦地区は津波で一部家屋が全半壊し、住民125人のうち集会所の六ケ浦会館には約25畳に約30人が寝泊まりする。残る約90人は破壊を免れた家々に5〜15人ずつ分宿する。

 同地区は高齢化率が高く、避難生活が長引くにつれ体調不良や不眠、精神的に不安定になる人が増加。睡眠補助薬をもらって、やっと眠りに就く人も少なくない。

 物資配給はあるが、食料はほぼ自弁だ。燃料はこれまでほとんど届いていない。各自持ち寄った灯油と練炭で暖を取り、破損した車の燃料を抜き取って何とかしのいでいる。

 自衛隊や日赤が無事を確認に訪れるが、燃料がなく電話も使えない中で急病や予期せぬ事故にどう対処するか、住民は不安を募らす。

 小松スミ子さん(77)は「寒さで血圧が気になるし、インフルエンザが広がればどうしよう」と漏らす。抵抗力が落ちた被災者を暖房や医療環境などが比較的恵まれている大規模避難所や、市外の病院に移送しては―という声も聞かれる。

 ただ、同市米崎町の仮診療所で事務に追われる千葉徳次・市健康推進課長補佐は「避難所の多くは定員いっぱいで、移送に必要なガソリンも乏しい。どの避難者を移すかの優先順位決定にはヘルパーらの支援も必要だが、みんな被災者。人員も不足している」と苦しい実情を説明する。

 六ケ浦会館で暮らす畠山のぶこさん(62)もヘルパーだが、被災し身動きが取れない。「地域で結束してしのいできたが、今後何か起きたらどうするのか。切羽詰まっている。こうした小さい集落への支援も拡大してほしい」と求める。

帰されても生きていけない

 今後の生活を誰に頼れば―。避難所生活が長引く中、高齢者に生活再建へ向けた不安が広がっている。

 宮古市の津軽石小で避難所生活を送る竹山キエさん(75)=同市津軽石、山崎イネさん(73)=同=は、津波で自宅が半壊。被災した家から日用品を持ち帰ろうとしたが、足元はがれきが広がり、弱った足腰ではかなわなかった。

 室内には土砂が流入し、この家に住むためには大幅な補修が必要とみられる。だが、年金暮らしではどのように工面していいのか、めども立たない。

 夫と2人暮らしの竹山さんは「何とか1週間は気を張っていたけれど、これからどうしようか考えると夜も眠れない」と漏らす。親戚も被災しているため、身を寄せる場も見通せない。

 自宅が全壊した他の被災者に比べ、住宅支援に格差が出ないかも不安を募らせる。一人暮らしの山崎さんも「ここ(避難所)にいる分には生き延びていられるが、突然家に帰されたら生きていけない」と話す。

 「全部流された方が安心だった」。つぶやく竹山さんに、山崎さんが力なくうなずいた。

【写真㊤=燃料もない、電話も通じない。心身の不調を訴える高齢者が増え始め、住民の不安が募る=陸前高田市広田町・六ケ浦会館】

【写真㊦=今後の生活に不安を募らせる竹山キエさん(中央)、山崎イネさん(右)ら被災者=宮古市・津軽石小】

(2011/03/22)


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