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Tohazugatali Medical Review

1386荷主研究者:2010/05/21(金) 00:09:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100515t13013.htm
2010年05月15日土曜日 河北新報
電解透析水で高血圧改善 東北大グループ開発

 東北大大学院医学系研究科先進統合腎臓科学コアセンターの中山昌明副コアセンター長と伊藤貞嘉コアセンター長らの研究グループは、透析患者の合併症として問題になっている高血圧や動脈硬化などを改善する新たな透析システムを開発した。透析液に水素を含ませる手法で、従来の薬剤治療より副作用の少ない方法として効果が期待できるという。

 研究グループは水素ガスが高血圧などの原因となる活性酸素を消去する働きを持つことに着目。健康機器メーカーの日本トリム(大阪市)と共同で、水を電気分解して水素を生成し、透析液を作る「電解透析水整水器」を開発、水素を含んだ血液透析液で透析を行うシステムを構築した。

 2007年7月から09年9月にかけて、福島県内などの医療機関3カ所で、高血圧の症状のある透析患者21人を対象に臨床試験を実施。透析後の血圧が正常値を示した患者は、当初の20%から試験後は60%に達した。透析後に見られた疲労感やかゆみなどの症状にも一定程度の改善があった。

 腎臓病の進行により人工透析を受ける患者は現在、国内で約28万人。高血圧などが悪化し心臓病などを併発するケースも多く、こうした合併症による死者は年間約2万5000人に上る。合併症の抑制は長年の課題となっていた。

 中山副センター長は新システムについて「副作用も少なく、より安全で効果的な対症療法になる。患者の症状をさらに長期的に調査したい」としている。

 整水器は近く製品化される予定。研究成果は欧州腎臓・透析移植学会誌(電子版)に掲載された。


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