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Tohazugatali Medical Review

11とはずがたり:2004/10/30(土) 16:32
広域行政/自治体病院再編進まず
http://www.toonippo.co.jp/l-rensai/heiseinogappei/20040907.html

 木造新田合併協議会は二〇〇三年六−七月、つがる市になる五町村で住民意向アンケートを実施した。重点的に進めてほしい施策の一位は「病院・診療所など医療施設の充実」、二位は「ごみ処理等の環境問題への取り組み」だった。この二つは、広域行政で懸案となっている自治体病院再編と廃棄物処理施設の難題に一致する。

 県は〇二年十二月、「西北五地域保健医療圏自治体病院機能再編成計画」を策定した。管内五カ所の自治体病院を再編し、西北中央病院を母体とする中核病院を新設する一方、木造町立成人病センターは内科中心の無床診療所にする計画だ。

 成人病センターの無床化案に患者や地域住民は入院先がなくなると不安を抱き、つがる市への合併協議が進むにつれ「市としては入院ベッドがある病院はぜひ必要だ」という声が増えた。これを受けて、木造新田地域五町村の首長は昨秋から、西北五地域十四市町村で構成するつがる西北五広域連合(連合長・成田守五所川原市長)の会議などの機会をとらえては同センターの病院機能存続を求めているが、話し合いは進んでいない。

 「中核病院の〇八年開業というスケジュールは約二年遅れている。建設地選定と建設費負担の結論が出ない以上、計画は先に進まない。市町村合併の議論も最中だ」と木造町立成人病センターの加藤智院長(58)は話す。

根底に医師不足

 「現在百十二あるベッド数を減らして存続させるという議論もあるようだが、ベッド数のように医療スタッフは減らせない。経営はますます苦しくなる。どっちにしても一番の問題は医師不足」と加藤院長。

 県や医師を派遣する弘前大学医学部にとっても医師数の確保は深刻な問題だ。病院再編計画はなかなか進まず、いらだちが強まっている。

 成人病センターは一九八〇年に現在地に移転した。建て替えれば、〇二年度決算で十二億六千万円の累積赤字を抱える病院に、さらに数十億円の投資という重荷が加わる。

「時間が必要」

 廃棄物処理では、稲垣村の西部クリーンセンターの稼働延長と、木造町にある木造稲垣一般廃棄物最終処分場の利用年数の問題がある。

 西部クリーンセンターは、十一市町村で構成する西北五環境整備事務組合(管理者・成田守市長)が管理・運営する廃棄物焼却施設だ。組合は稼働延長を求めて地元住民や村議会に協力を要請しているが、結論は出ていない。

 周辺住民は「〇二年の大規模改修の際、村と組合がセンター使用期限を一〇年三月末とする覚書を交わした」として稼働延長を拒絶し続けている。蝦名魏稲垣村長(76)は「ごみ焼却施設の新設費用を市町村が負担するのは困難だという現状は理解するが、約束は約束。私は住民の代表だ。結論まで時間が必要だろう」と話す。

 木造稲垣最終処分場は、上屋付き施設としては〇三年四月の完成時点で日本一の規模を誇ったが、柏、森田、車力の三村分の処理量が増えることで使用年数が短縮される。

 木造町環境衛生課の三上輝光課長(55)は「一七年度まで十五年間利用する予定だが、森田村と車力村の最終処分場もあり、あと十年は大丈夫。次の施設が必要になるまで住民の理解を得ながら準備に入る」と見通しを語る。

 巨額の費用を要する施設建設は、国や県、周辺市町村の動向と行政需要を見据え、二重投資にならないような結論を導き出さなければならない。(市町村合併取材班)


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