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Tohazugatali Medical Review

1050とはずがたり:2009/07/27(月) 21:12:10

《地殻変動:2》医師会「地方の乱」、他県に拡大
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200907230247.html
2009年7月23日

壇上に並ぶ民主党・長妻昭氏(中央)と茨城県医師会長の原中勝征氏(右)=22日夜、茨城県筑西市、小宮路勝撮影

 「民主党に一度お願いしてみたらどうか。そんな気持ちで自民党を離党した。民主党の候補を当選させていただきたい」。22日夜、衆院茨城1区の民主党新顔、福島伸享氏(38)の決起集会。党茨城1区総支部と茨城県医師会との共催で、演壇に上がった原中勝征医師会長(69)はこう呼びかけた。

 茨城は自民党が強固な地盤を持ち、厚労族の大物、丹羽雄哉元厚生相のおひざ元でもある。医師やその家族らの党員は3400人を超え、支持組織の中でも医師会は有数の党員数を誇ってきた。それが反旗を翻し、県内全選挙区で民主推薦に転じた衝撃は大きい。

 福島氏は過去2回、自民党の赤城徳彦元農水相(50)に敗れた。経済産業省出身で、内閣府に出向して、病院の株式会社化など規制緩和を手がけた構造改革特区を担当したこともある。今回は一転、かつて対立していた医師会の支援を受けた選挙戦となる。

 この日の集会に駆けつけた民主党の長妻昭・政調会長代理は「原中会長に先頭を切って支持をいただいたのは並大抵なことではなかった。自民が強い地域で行動を起こすのは大変なこと。一人ひとりの勇気が集まって歴史がうまれる」と最大級の賛辞を送り、福島氏も声を張り上げて高揚ぶりを隠さなかった。

 県医師会で民主推薦の流れができたのは昨年9月の常任委員会。立候補予定者の政策アンケートの回答が配られると、ざわめきが広がった。「何だこれは」。社会保障費の確保策などをただしたが、自民党は回答拒否が多く、空白欄も目立つ。丹羽氏の後援会長を務める幹部らは顔をしかめるだけだった。その1週間後、下部組織の意見を持ち寄った常任委員会で、民主推薦が全会一致で決まった。

 背景には、小泉改革の医療費抑制路線への反発がある。後期高齢者医療制度に反対する20万人分の署名を集め、昨夏には厚生労働省に突きつけた。民主推薦がすんなり決まったのは、そんな経緯があったからだ。原中氏は「年をとったら、早く死ねという制度。自民党は国民の痛みをわかっていない」と手厳しい。

 自民批判を公言する原中氏に対し、自民党茨城県連は離党を勧告。だが事態は沈静化するどころか、医師ら党員の3分の1が雪崩を打って離党する騒ぎになり、党支部は解散してしまった。

 地方の「反乱」は、自民一辺倒の姿勢を続けてきた日本医師会(日医)への抗議でもある。

 日医は自民党とのパイプを生かし、自分たちの要求を実現してきた。「けんか太郎」といわれた故・武見太郎会長のもとでは、全国一斉休診など実力行使も辞さず、医師1人300票といわれた。

 だが、組織力にもかげりが見える。日医の政治団体・日本医師連盟は「茨城の乱」の拡大を防ぐため、いち早く「政権与党の候補者推薦」を打ち出したが、ある地方医師会の幹部は「無視するだけ。どうせ処分もできない」とにべもない。

 自民党厚労族の大物、青森1区の津島雄二氏が突然引退表明した背景にも、地元医師会の離反が見えてくる。

 津島氏の陣営が昨年暮れ、青森市医師会に講演会開催を申し入れた時、思わぬ答えが返ってきた。「民主党の候補者も招くので、討論会でお願いします」。これまでの選挙で津島氏を支持してきた医師会の反応はそっけなかった。

 自民、民主両陣営から推薦依頼があれば、両者を推薦して自主投票にする。すでに医師会幹部はそんな腹づもりだった。「医療費削減に診療報酬のマイナス。津島さんも自民党も、医療に関しては何もしてくれなかった」。市医師会の斉藤勝会長(72)は突き放す。

 農政連はすでに自主投票を決め、続いて医師会も……。高齢・多選批判も加わり、解散間近の19日、引退表明を余儀なくされた。記者会見した津島氏はこう語った。「(有権者側に)チェンジしてもらいたいという流れがあることを、私は見過ごすことができなかった」


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