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Tohazugatali Medical Review

1008とはずがたり:2009/06/24(水) 17:46:14
「ピック病で万引き」茅ケ崎市、元課長の免職取り消す
http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY200906240282.html
2009年6月24日16時21分

 スーパーで万引きをしたとして懲戒免職となった神奈川県茅ケ崎市の元文化推進課長、中村成信さん(59)に対し、同市は24日、懲戒免職処分を取り消して停職6カ月に修正すると発表した。同市公平委員会が、中村さんの処分撤回の申し立てを受けて審査を行い、23日に出した裁決を市側が受け入れた。

 停職6カ月の処分期間は06年8月で終了し、市の説明では、24日付で免職当時の職員課付主幹で復職できる。これまでの未払い給与などは「7月中に払いたい」としている。

 中村さんは06年2月、自宅近くのスーパーでチョコレートなど3300円相当を盗んだとして現行犯逮捕された。不起訴となったが、市側は16日後に中村さんを懲戒免職にした。中村さんは以前から、同じものを買って帰るなどの行動を繰り返していたため、家族が大学病院で診察を受けさせ、若年性認知症のピック病と診断された。同年4月、市公平委員会に処分の撤回の申し立てをしていた。要介護2と認定されて08年7月からは障害年金を受けている。

 同市の服部信明市長は「当時は、認知症のことを知らなかった。(当時の処分は)市が受けたマイナスイメージはぬぐいきれないことを含めてのことだった」と説明した。

ピック病
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/Pickdisease.html

 初老期痴呆(初老期とは歴年齢上の定義は45歳〜65歳)の代表疾患がアルツハイマー病とピック病であり、いずれも原因不明(アルツハイマー病は解明されつつあります)の大脳萎縮性疾患であります。

 ピック病は、アルツハイマー病に比して少なく(アルツハイマー病の1/3〜1/10といわれている)、40代〜50代にピークがあり、平均発症年齢は49歳である(アルツハイマー病の平均発症年齢は52歳)。アルツハイマー病と違い性差はなし(アルツハイマー病は女性にやや多い)。

 アルツハイマー病は記銘力・記憶力低下などの知的機能低下が初発症状であるが、ピック病では、人格変化(人格障害はPick病でもっとも著しく、アルツハイマー病ではPick病より軽く、脳血管性痴呆ではさらに少ない)、情緒障害などが初発症状である。

 すなわち、自制力低下(粗暴、短絡、相手の話は聞かずに一方的にしゃべる)、感情鈍麻、異常行動(浪費、過食・異食、何でも口に入れる、収集、窃盗、徘徊、他人の家に勝手にあがる)などがあり、人格は変わり(無欲・無関心)、感情の荒廃が高度で、特に対人的態度が特異である。たとえば、人を無視した態度、診察に対して非協力、不真面目な態度、ひねくれた態度、人を馬鹿にした態度などで、病識はない。その他、会話中に同じ内容の言葉を繰り返す滞続言語(滞続言語とは、特有な反復言語で、質問の内容とは無関係に、何を聞いても同じ話を繰り返すもので、他動的に誘発され、持続的で制止不能である)も特有である。

ピック病 【人格障害、情緒障害、浪費、過食・異食、徘徊など】
http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000300/hpg000000264.htm

 認知症も発症する人生の時期によって初老期認知症(初老期とは歴年齢上の定義は40〜60歳代、40歳で「老」とつけられるのもドキッとします)・老年期認知症とおおまかに分かれます。65歳が便宜的境目です。
 前者の代表疾患がピック病であり、原因不明の大脳萎縮性疾患です。初老期認知症ということでは、かつては若年性アルツハイマー病とよく比較されました。
 また、別の分類になりますが前頭・側頭型認知症(FTD: frontotemporal dementia)の代表がピック病であり、頭頂葉と側頭葉後部に病変を呈するアルツハイマー病が後方型認知症と呼ばれているのに対して前方型認知症とも呼ばれます。もともとは1892年にプラハ大学のPick(ピック)先生が老年期認知症の一型として報告、その後アルツハイマー病とは別タイプの、実際は初老期発症が多い認知症疾患として独立命名されました。


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