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電力・発電・原子力スレ
2092
:
とはずがたり
:2014/04/05(土) 15:58:14
>>2091-2092
■ ■ ■
では、玄海、川内両原発で同じ事故が起こりえるのか。
事故の最大の原因は地震とそれに伴う津波だが、まずこの第1条件が大きく違う。130キロ沖の日本海溝に太平洋プレートが潜り込む東北から北関東にかけての太平洋沿岸は古くから、大地震と大津波に見舞われてきた地帯だ。明治29年と昭和8年にも三陸沖大津波で多くの死傷者を出している。
東電は「想定以上の津波」と説明したが、これは言い訳にすぎない。現に同規模の津波に襲われた東北電力の女川原発(宮城県女川町)は歴史の教訓を生かして海抜14・8メートルに立地したことで、国際原子力機関(IAEA)調査団を「驚くほど損傷は少なかった」と驚嘆させるほど被害は軽微で、被災者の避難所にもなった。福島第1原発1〜4号機建設の際、高台をわざわざ海抜10メートルまで削った東電との違いはあまりに大きい。
「大きな声では言えないが、想定すべき津波対策を怠り、日本の原子力政策を頓挫させた東電の罪は重い」。電気事業連合会関係者もこう眉をひそめる。
ところが、九電の玄海、川内両原発は前提条件がまるで違う。まず両原発がある九州西部沖には大地震、大津波を発生させるプレート境界は存在せず、両原発周辺に大きな断層もない。しかも玄海原発は巨大な岩盤の上にある。
九電は両原発建設前と、平成19年7月の新潟県中越沖地震後、原発周辺の断層に関する綿密な地質調査を実施。過去の文献も検証し「九州西岸では過去1千年、大きな津波は起きていない」との結論を得ている。
調査で導かれた津波の最大の高さは玄海で2・1メートル、川内で3・7メートル。玄海原発は海抜11メートル、川内原発13メートルに立地し、津波に襲われる可能性はほぼ皆無だ。しかも玄海原発は海沿いに20メートルの岸壁がそびえ、天然の防潮壁となっている。
死者最悪32万人−。内閣府の有識者検討会が8月29日に公表した南海トラフ地震の被害想定は衝撃を与えた。だが、川内の津波予想は高さ3メートル、玄海については言及さえしていない。
■ ■ ■
もう一つ。福島第1原発と、玄海、川内両原発は原子炉の構造がまるで異なる。
福島第1のような「沸騰水型軽水炉」(BWR)は原子炉圧力容器内で水を沸騰させ、蒸気タービンを回し発電する。蒸気は海水で冷やされ水に戻り、再び流れ込む。単純な構造だが、タービンなどは放射性物質に汚染された水に直接触れる。
これに比べ、玄海、川内の「加圧水型軽水炉」(PWR)はより複雑な構造だ。核燃料に触れて高温になった水(1次冷却水)を使って別系統の水(2次冷却水)を蒸気にし、発電に使う。元々は原子力潜水艦用に開発された技術で汚染区域が狭いことが特徴。現在は世界で主流となっている。
安全面での利点も多い。
まず、BWRは原子炉を冷却するために高温高圧の原子炉圧力容器に直接注水しなければならないが、容器内の圧力が高まると注水が困難となる。
ところが、PWRは圧力容器に直接注水する必要はなく、減圧処理に時間を費やすこともない。圧力の低い2次冷却水を循環してさえいれば、炉心を冷やすことができるからだ。
加えてPWRの原子炉格納容器はBWRより10倍近く大きい。このため容器内の圧力や水素濃度が高まりにくく、高まるには時間も要する。水素爆発の危険性も低い。
このように玄海、川内両原発では、地震・津波で甚大な被害を受ける可能性がほとんどないうえ、全電源喪失、格納容器への注水失敗、水素爆発、メルトダウン−という福島第1原発のような「負の連鎖」は起こることはまずあり得ない。そういう事情を一切考慮せず「原発=危険=反対」と考えるのはあまりに浅はかではないか。
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