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全国温泉スレ

92とはずがたり:2014/02/21(金) 04:28:33

テルマエ・ニッポン:温泉と遺跡の関係…考古学的研究進む
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20140219k0000e040245000c.html
毎日新聞2014年2月19日(水)15:00

 日本列島の人々はいつから温泉好きだったのか−−。奈良県立橿原考古学研究所の研究員、橋本裕行さん(54)が、考古学的な視点から温泉と人々の関係を明らかにする「温泉考古学」を提唱し、研究を進めている。古代の温泉数十カ所を調査して、内陸部に集落遺跡ができた要因の一つとして、近くに温泉があったことが関係していると推論。新しい視点から遺跡を分析する取り組みで、温泉研究者も注目している。

 橋本さんが、温泉に考古学的な関心を抱いたのは約15年前。今はダム湖に沈んでしまった奈良県川上村の縄文時代の遺跡「宮(みや)の平(たいら)遺跡」調査を担当し、「なぜ山深い地に大量の石器が出るのか」と疑問に思った。調べてみると、現地には昔、温泉が湧いていたという話があり、現在も近くに村営温泉がある。獣医師の父から「草食動物は塩分を摂取する必要がある」と聞き、動物が塩分を含む温泉に集まることで狩猟場など人間の営みが生まれたのでは、と考えた。

 そこで「縄文遺跡の形成に、塩化ナトリウムを含む温泉が関与した」と仮説を立てて、塩の採取が難しい内陸部の事例を精査した。

 すると、佐賀県嬉野(うれしの)市の嬉野温泉の温泉街にある公園からは、石おのや黒曜石の剥片が出土していたり、長野県諏訪市の上諏訪温泉がある諏訪湖の湖底遺跡から出土した土器には、湯あかが付着していたりした。「日本書紀」「風土記」「万葉集」などの文献には温泉に関する記述があり、日本列島の住人が古来、温泉に親しんできたことをうかがわせる。

 橋本さんは古代・中世の文献を読み込み、当時から知られていた温泉と、その周辺にある遺跡を一覧にして地図に落とし、温泉の成分や遺跡からの出土物も調べている。

 橋本さんは「温泉と遺跡に何らかの関係があるのかもしれない、というのは遺跡を見る新しい視点。各地の研究者にも、そういった視点で見てもらえたら面白い。日本人と温泉の深い関係を考えてほしい」と語る。

 温泉学会会長の竹下賢・関西大法科大学院教授は「道後温泉(松山市)は神代の昔からあると言われる。日本にも古代ローマの浴場遺跡のようなものがあるかもしれない。温泉界が盛り上がるきっかけになれば」と歓迎している。古代ローマの浴場設計技師が主人公の漫画「テルマエ・ロマエ」が話題になり映画化されるなど古代風呂への関心は高まっている。【矢追健介】


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