したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

スーフィズムに関するHP

669チバQ:2015/02/08(日) 13:34:52
http://www.sankei.com/world/news/150206/wor1502060045-n1.html
2015.2.6 20:25

サウジ人事刷新 中東の過激派対策に温度差懸念も

ブログに書く0
Tweet
(1/3ページ)

1月25日、リヤドでアブドラ前国王の弔問客を迎えるサルマン国王(中)=AP
 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する有志連合の一角であるサウジアラビアのサルマン新国王が、人事の刷新を進めている。1月に死去したアブドラ前国王系の人脈を排除するためとの見方が強い。この影響で、過激派を含むイスラム勢力との対立で協力関係にあったエジプトやアラブ首長国連邦(UAE)との関係が険悪化するとの観測もあり、域内の過激派対策に温度差が出るとの懸念も生じている。

 ■前国王派を排除

 サウジからの報道によると、サルマン国王は1月29日、内閣改造を行ったほか、異母兄であるアブドラ前国王の息子2人を、リヤド州知事とメッカ州知事の職から解任。政治・安全保障問題に強い権限を持つとみられる新たな評議会も設置され、議長にはムハンマド副皇太子が任命された。

 サウジ王室では、アブドルアジズ初代国王の寵(ちょう)愛(あい)を受けたとされるスデイリ家出身の女性が産んだ有力王子7人が「スデイリ・セブン」と呼ばれ、サルマン国王もその一人。国王の実兄の息子にあたるムハンマド副皇太子もこの閨(けい)閥(ばつ)に属している。

 このため一連の人事は、スデイリ閥がアブドラ前国王系の人脈を排除し、王室内の主導権を強める動きだとの見方も出ている。

 ■関係にすきま風?

 こうしたサウジ王室内の変化に神経をとがらせているとみられるのが、ともに有志連合参加国でアブドラ前国王と緊密な関係にあったエジプトやUAEだ。

 両国はアブドラ前国王とともに、イスラム過激派や中東有数のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団を強く警戒してきたことで知られる。エジプトで2013年夏、国防相だったシーシー現大統領がクーデターで同胞団主導のモルシー政権を打倒した際は、サウジとUAEがいち早く支持を表明し財政支援を行った。

 UAEは現在、空爆こそ中断しているとされるものの、サウジとともに対イスラム国軍事作戦に参加。エジプトも、イスラム国系武装組織が台頭しているシナイ半島を国内に抱えているほか、過激派が活動を活発化させているリビアとも国境を接するなど、イスラム国やその傘下組織との戦いでは重要な位置を占める。

 しかし、スデイリ閥の中心人物のひとりとみられるムハンマド副皇太子は、UAEの首長国アブダビのムハンマド・ビン・ザイド皇太子と険悪な仲といわれるほか、今回の一連の人事ではエジプトとのパイプ役だった王室の重鎮も排除されたとされる。

 エジプトでの報道などによると、シーシー大統領は1月、悪天候を理由にアブドラ前国王の葬儀初日に参列せず、アブダビも政府高官からなる弔問団を派遣するにとどめた。エジプト、UAE両国とサウジとの間にすきま風が吹き始めているとみる専門家は少なくない。

 ■結束どう維持

 サウジは今回の内閣改造でベテランのサウド外相を留任させており、最重要同盟国である米国との関係に当面は大きな変化はないと予想されている。

 ただ、中東一の人口規模を誇る大国エジプトやUAEとの関係が悪化すれば、3カ国が連携して進めてきたイスラム過激派勢力封じ込め策にほころびが出る可能性もある。また、サウジからの対エジプト支援が減少した場合、経済が低迷している同国への影響は大きい。

 イスラム国をはじめとする過激派は不安定な社会・政治情勢を勢力拡大に利用しているだけに、3カ国の結束維持は有志連合を主導する米国にとっても課題となりそうだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板