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スーフィズムに関するHP

4188OS5:2025/06/22(日) 00:20:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/13425fd13aa5288b8e1a00c1bc99eae8f708d811
イラン最高指導者、後継候補指名か 暗殺リスク、動揺回避狙い 米紙
6/21(土) 21:16配信
時事通信
イランの最高指導者ハメネイ師=4日、テヘラン(最高指導者事務所提供)(EPA時事)

 【イスタンブール時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は21日、イスラエルの攻撃を受けるイランの最高指導者ハメネイ師が後継者候補3人を既に選出したと伝えた。

【写真特集】イラン・イスラエル軍事衝突

 イスラエルのネタニヤフ首相はイランの体制転換を排除せず、ハメネイ師の殺害計画を持っているとされ、暗殺による国内の動揺を防ぐ狙いとみられる。

 同紙によれば、ハメネイ師は地下壕に避難し、最側近を通じて軍司令官らと意思を疎通。トランプ米大統領は17日、「どこに隠れているか正確に把握している。少なくとも今は殺害しない」と主張した。




 ハメネイ師は、1979年のイスラム革命を率いた故ホメイニ師に次ぐ2代目の最高指導者。国政全般を統括する絶対的権力を持つ。最高指導者は、直接選挙で選ばれたイスラム法学者でつくる「専門家会議」が選出・罷免する。

4189OS5:2025/06/22(日) 00:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d1d6e1978908b734922dc41ce94f88c021cb098
イランから隣国トルコへ避難民続々と 国境の検問所、記者が訪ねると
6/21(土) 18:00配信

朝日新聞
イスラエルとの交戦が激化するなか、イランから陸路でトルコに入国した人々=2025年6月20日、トルコ東部ワン郊外の国境検問所、根本晃撮影

 イスラエルとイランの交戦が激化し、空路での移動が閉ざされるなか、イランから市民が陸路で国外に避難する動きが活発化している。トルコとの国境検問所を記者が訪ねると、イランからの避難民が相次いで入国していた。戦火に巻き込まれた人々からは、先制攻撃を仕掛けたイスラエルへの怒りや一刻も早い停戦を望む声が上がった。

 20日、トルコ東部ワン郊外にあるイランとの国境検問所では、スーツケースや大型の買い物袋に荷物を詰め込み、疲れた様子で次々と国境を越える人々の姿が見られた。妻と子どもと3人で入国したセペさん(40)は、イラン第三の都市の中部イスファハンからタクシーで20時間以上かけてたどり着いた。通常の相場の3倍以上の料金を請求されたといい、額に汗を浮かべていた。

 イスファハンの周辺にはイランの主要な核関連施設や軍事施設が点在し、イスラエル軍は13日に攻撃を開始した当初から標的としてきた。セペさんは「ミサイルが空を飛んでいく様子が自宅から見えた」と言い、身の危険を感じて国外退避を決めた。イスラエルの攻撃についての考えを尋ねると、「イランへの侵略は許せない」と述べ、足早に市街地へ向かうバスへ乗り込んでいった。

朝日新聞社

4190OS5:2025/06/22(日) 00:48:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/fec91e91dc33e37740ee2cd88e62e717d9c74408
静まりかえるイラン首都 人々の姿消え、厳戒態勢
6/20(金) 21:06配信


共同通信
閑散としたイランの首都テヘラン中心部の大通り。普段は時間を問わず大渋滞が起きていた=20日(共同)

 【テヘラン共同】イスラエルとの交戦で劣勢に立たされるイランでは、主要都市の住民の多くが村落部や国外に避難している。連日、攻撃にさらされ、街では出歩く人の姿が消えた。20日、厳戒態勢が敷かれ、静まりかえった首都テヘランを共同通信記者が取材した。通りには自動小銃で武装した迷彩服姿の兵士が数メートルおきに配置されていた。

【動画】テヘラン西部で激しい爆発 イスラエルがイラン空爆

 13日からのイスラエルの先制攻撃前は常に渋滞していた大通りでは、車はおろか通行人の数もまばら。時折、走り去る車のエンジン音が聞こえるだけだ。細い路地に目を向けても、飲食店や商店はシャッターを下ろしていた。

 テヘランに暮らしていたエンジニアのハディ・サラプールさん(46)はトランプ米大統領が米国の参戦をちらつかせたことを受け、実家があるイラン北部に避難した。「悪夢のようだ。この先何が起きるのか想像もつかない」

 中心部には、16日に攻撃されても中継を続けた国営テレビの女性司会者を英雄視する巨大看板が登場。道路脇には、イスラエルに殺害された革命防衛隊幹部の肖像が並んでいる。

4191OS5:2025/06/22(日) 07:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/e96f41089faac0a38d8527652d9719a5905f2614
ハメネイ師、自身の暗殺に備えて後継候補3人を選定か 米報道
6/22(日) 4:50配信

毎日新聞
テレビ演説を行うハメネイ師=テヘランで2025年6月18日(最高指導者事務所提供・WANAロイター)

 米紙ニューヨーク・タイムズは21日、複数のイラン政府関係者の話として、イラン最高指導者ハメネイ師が暗殺に備え、3人の後継候補を決めていると報じた。仮に暗殺された場合でも体制が維持できるよう、事前に対策を講じているとみられる。


 報道によると、ハメネイ師は自身が暗殺される可能性を認識しており、地下壕(ごう)に避難している。盗聴などを恐れ、電子機器は使用せず、司令官への指示は信頼する側近を通じて伝えているという。

 また、すでに後継者を3人の候補の中から選ぶよう決めた。後継者は通常、聖職者で作る「専門家会議」で選出されるが、暗殺された場合は、自身が指名した3人から速やかに決めるよう指示したという。

 ハメネイ師の後継を巡っては、「愛弟子」でもある保守強硬派のライシ前大統領が有力視されていた。だが、ライシ師は2024年5月、イラン国内でのヘリコプター墜落事故で死亡した。ハメネイ師の息子モジタバ師も候補として名前が挙がっていたが、報道によると、ハメネイ師が選んだ3人には含まれていないという。【カイロ金子淳】

4192OS5:2025/06/22(日) 20:39:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/2626c482e23a920b50d74ca8a6003e0a29ce2bf4
米軍、「バンカーバスター」でイラン核施設を攻撃か ロイター報道
6/22(日) 9:25配信
毎日新聞
米軍のステルス爆撃機B2(中央)=2020年7月4日、ロイター

 ロイター通信は22日、米政府関係者の話として、米国が同日未明に実施したイランへの攻撃で、米軍のB2爆撃機が使用されたと報じた。B2は米軍が保有する地下貫通弾(バンカーバスター)「GBU57」を運べる爆撃機で、イラン中部フォルドゥの地下核施設の攻撃に使用されたとみられる。

 米メディアは21日、米国内からB2爆撃機が離陸したと報じていた。

 バンカーバスターは重さ約3万ポンド(約1万3600キロ)に上る精密誘導爆弾で、地表の下約200フィート(約61メートル)まで貫通して爆発するとされる。フォルドゥは地中約80メートルにウラン濃縮施設があり、イスラエル軍が保有する武器では破壊するのが困難だとみられていた。【カイロ金子淳】

4193OS5:2025/06/22(日) 20:40:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bee1ca4c51bc679d60d4818a609ee4c56374fbb
米国とイラン なぜこんなに激しく対立しているのか 確執は70年以上
6/22(日) 17:47配信

毎日新聞
米軍のイラン核施設への攻撃の後、国民に向けて演説するトランプ米大統領(中央)=ホワイトハウスで2025年6月21日、ロイター

 トランプ米大統領は21日夜、ホワイトハウスから国民向けに行った演説で、「(この)40年間、イランは『米国に死を』と叫んできた」と述べ、実際にイランが米国民を殺害してきたと主張した。かつては良好な関係にあった米国とイランが、現在のような厳しい対立に至ったのはなぜか。

 米国とイランの確執は70年以上前にさかのぼる。1953年、石油国有化を進めるイランのモサデク首相が、米中央情報局(CIA)などが先導したクーデターで失脚した。ローマに事実上亡命していたパーレビ国王が復権し、「中東一の親米国」とも評されたが、内政干渉に対して国民の反米感情は渦巻いていた。

 政治レベルで対立が決定的になったきっかけは、79年のイスラム革命だ。トランプ氏が21日の演説で言及した「40年」も、革命以降の緊張関係を指している。

 革命では、親米のパーレビ国王の体制がホメイニ師率いるイスラム主義勢力に倒された。樹立されたイラン・イスラム共和国で最高指導者となったホメイニ師は、米国を「大悪魔」などと厳しく批判した。

 パーレビ国王の亡命を受け入れた米国は、イランの身柄引き渡し要求を拒否した。イランで反米感情が爆発し、ホメイニ師を支持する学生たちがテヘランにあった在イラン米大使館を占拠した。大使館員らを人質にした立てこもりは444日間にもわたった。これをきっかけに、両国は翌80年に国交を断絶した。

 大使館占拠事件は、米国で連日大きく報じられ、米国民に強い衝撃と屈辱感を与えた。事件の緊迫した状況は、2013年にアカデミー賞で3部門を受賞した映画「アルゴ」でも描かれている。

 発生時に大使館を抜け出して別の場所に隠れていた6人の脱出劇を実話を基づく形で描いたもので、日本でも大きな話題になった。人質らは81年に解放されたが、レーガン米政権は84年にイランをテロ支援国家に指定した。

 米側の不信感が一層強まったのは、02年に発覚したイランによる核開発計画だ。米国はイランに対する制裁を強めると同時に、イランが核兵器を入手するのを防ぐための外交努力を強化。オバマ政権下の15年には、欧州やロシア、中国を加えた交渉の末、イランの核開発を制限する見返りに、イランへの制裁を解除する核合意を結んだ。

 しかし、トランプ氏は16年大統領選中から一貫してイラン核合意を批判。大統領1期目の18年には、国際社会が反対する中、一方的にイラン核合意から離脱し、制裁を改めて発動した。これに対し、イランは核合意内容の履行を段階的に停止していった。

 「最大限の圧力」でイランに核兵器開発の完全放棄などを求めるトランプ政権は、20年にイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害した。イランがイラクにある駐留米軍基地2カ所を弾道ミサイルで報復攻撃し、緊張が一時的に高まった。

 ソレイマニ氏は、アサド政権を支援したシリア内戦や、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で名を上げ、イラン国内で英雄視されていた。

 イランの最高指導者ハメネイ師は繰り返し、ソレイマニ氏暗殺に対する報復の実施を明言している。米司法省が22年、第1次トランプ政権で大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を務めた対イラン強硬派のボルトン氏の暗殺を計画したとして、革命防衛隊のメンバーを刑事訴追したこともある。米司法省は、革命防衛隊が今なおトランプ氏の殺害を狙っているとみている。

 トランプ氏は第2次政権発足直後の25年2月、イランに対して「最大限の圧力」をかける政策を復活させる大統領覚書に署名した。「可能な限り攻撃的な制裁を実施する」と強調する一方で、「イランにこう言いたい。『ぜひ素晴らしいディール(取引)をしたい』」とも話し、交渉の余地があることを示した。その後、実際に核問題を巡る協議を重ねていたが、双方の溝は埋まっていなかった。【ワシントン西田進一郎】

4194OS5:2025/06/22(日) 20:41:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ddf7f0bbcf940984c93acf51689909ecceb2f66
イラン、体制存続の「切り札」に痛手 効果的な反撃は未知数 中部制空権はイスラエル側か
6/22(日) 18:49配信

産経新聞
トランプ米大統領

米軍に主要な核施設を爆撃されたことで、核開発を体制生き残りの「切り札」としてきたイラン指導部は大きな痛手を受けた。米政権は19日、参戦の可否は「2週間以内」に決めるとしていたが、トランプ米大統領は早々に見切りをつけて参戦した。「不意打ち」を受けた形のイランが核計画の後退を余儀なくされることは確実で、指導部は危機感を強めている。

イランの原子力当局者は22日、「残忍な攻撃」だと米国を非難し、「原子力産業を前進させ続ける」と核開発継続の構えを見せた。トランプ米政権は「核の脅威」の除去が攻撃の目的だとしており、対立が収束するかは見通せない。

イラン核開発の重要拠点とされる中部フォルドゥの施設は山岳地帯の地下約80メートルに建設され、ウラン濃縮用の高性能遠心分離機が配置されていたとみられる。イラン政府当局者はウラン濃縮などに関する機器は他の場所に移送したと主張していたが、実態は不明だ。

イランは22日、米軍参戦後もエルサレムなどを攻撃しており、交戦継続の意思は崩していない。イランのアラグチ外相は「あらゆる選択肢を留保する」と述べ、米国への報復も示唆した。

英BBC放送(電子版)は、イランが中東の約20カ所に分散する米軍拠点へ弾道ミサイルを発射したり、米艦艇に波状攻撃を仕掛けたりする可能性を指摘した。

ただ、イラン国内の多くの軍事施設はイスラエルに攻撃され、首都テヘランや主要核施設がある中部の制空権は米・イスラエルが握った可能性がある。イランに効果的な反撃ができるかは不透明だ。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は21日、イランの最高指導者ハメネイ師が暗殺を避けるため防護施設に潜伏していると伝えた。居場所が特定されるのを避けるため電子機器は使わず、信頼できる側近を介して軍事部門の司令官らと連絡を取っているという。(中東支局 佐藤貴生)

4195OS5:2025/06/22(日) 20:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/7dc69256beb02e82067b23f6cdfca6da9f521ced
イスラエルが狙う?イラン最高指導者ハメネイ師 その人物像とは
6/19(木) 11:43配信
毎日新聞
演説するイラン最高指導者ハメネイ師=テヘランで2025年5月20日(最高指導者事務所提供・WANAロイター)

 イスラエルや米国がイランの最高指導者ハメネイ師に対する「脅しのトーン」を強めている。イスラエルのネタニヤフ首相は、ハメネイ師の殺害が「紛争を終結させる」と発言。トランプ米大統領も「隠れている場所は正確に分かっている」と述べた。では、このハメネイ師とは、いったいどんな人物なのか。

 白く伸ばしたあごひげに黒いターバン。眉間(みけん)には深いしわが刻まれ、めがねの奥には鋭い眼光がのぞく――。

 こうした風貌で公の場に姿を現すハメネイ師は、地域大国イランを率いる最重要人物であり、その発言は海外メディアでも頻繁に取り上げられている。

 イランの最高指導者は、国防や外交といった国家の重要事項について最終決定権を持つ国家元首だ。選挙で選ばれた大統領や内閣の決定よりも強い権限を持ち、その考えは政策に大きな影響を与える。

 一方で、ハメネイ師はイスラム教シーア派の聖職者でもあり、最高位にあたる「アヤトラ」の称号を持つ。イランでは、黒のターバンを着用することは、イスラム教の預言者ムハンマドの血筋を引くことを意味する。

 世界唯一のシーア派国家イランにおいて、政治と宗教の両面で国家を導く存在――。それが、シーア派国家イランにおける最高指導者だ。

 ハメネイ師は現在85歳。1939年、イラン北東部のシーア派聖地マシャドで聖職者の家庭に生まれた。

 神学を学び、後に初代最高指導者となるホメイニ師に師事。60年代には、親米のパーレビ国王が進めた西欧化政策「白色革命」に反対し、たびたび投獄された。

 79年にイラン革命が起きた後は、精鋭部隊・革命防衛隊の司令官、国会議員などを歴任。81〜89年には大統領も務めた。

 89年にホメイニ師が死去すると、2代目の最高指導者に就任。以降は強硬な反米・反イスラエル路線を貫き、両国への対決姿勢を鮮明にしてきた。

 2023年10月にパレスチナ自治区ガザ地区の戦闘が始まってからは、イスラエルとの対立がさらに激化。24年4月と10月には、イスラエルによる空爆への報復として、初めてイラン本土からイスラエル国内に対してミサイル攻撃を実施した。

 今月13日にイスラエル軍の攻撃を受けて以降は、「制限のない報復」を宣言。弾道ミサイルなどをイスラエルに向けて撃ち込み、多数の死傷者を出した。

 18日のテレビ演説では「米国はイランを降伏させられないと知るべきだ」と述べ、徹底抗戦の構えを崩していない。【カイロ金子淳】

4196OS5:2025/06/22(日) 22:43:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/4af8d2221d6baa7bdcb6480a5b4d46ce41372937米軍基地抱える湾岸諸国、報復への備え 米のイラン攻撃で 英紙報道
6/22(日) 19:47配信
毎日新聞
米軍によるイラン核施設への攻撃を受け、演説するトランプ大統領=ワシントンのホワイトハウスで2025年6月21日、AP

 米軍がイランの核施設を空爆したことを受けて、米軍基地を抱える中東の湾岸諸国バーレーンとクウェートは、イランからの報復攻撃への準備を始めた。英紙ガーディアンが報じた。米軍の参戦によって、イランが中東の米軍基地を標的に攻撃する可能性が指摘されており、域内の緊張が高まっている。

 ガーディアンによると、バーレーンでは、非常時に備え、住民に対して主要道路の使用を控えるよう呼びかけた。クウェートでは、900人の政府職員を収容できるシェルターを建設中だという。

 中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、中東各地には現在、米軍の拠点が少なくとも19カ所あり、4万〜5万人規模の米兵が駐留しているとされる。

 イラン外務省は「米国は重大な侵略行為と犯罪の結果及び影響に対し全面的な責任を負う」との声明を発表している。【松岡大地】

4197OS5:2025/06/24(火) 18:46:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/945a99f90476fc67db2ad1d19c63f19f5bce30e4
イラン、イスラエルに対し「勝利」宣言 事実上の停戦受け入れ表明
6/24(火) 17:55配信


毎日新聞
イスラエル国旗(左)とイラン国旗(右)

 イランとイスラエルとの戦闘を巡り、イラン最高安全保障委員会は24日、声明を発表し、「敵は一方的に侵略を停止せざるを得なかった」として勝利を宣言した。イランメディアが報じた。停戦を事実上受け入れた形だ。

【図でわかる】イスラエルとイラン、対立を巡る構図

 声明では、「12日間の血みどろの闘争」で「敵を打ち砕いた」と主張。23日のカタールにある米軍基地への報復と、その後のイスラエルへのミサイル攻撃を「最後の攻撃」だったと位置付けた。

 トランプ米大統領は24日未明、イスラエルとイランの停戦を発表。イスラエルのネタニヤフ首相もその後、停戦受け入れを表明していた。イランも停戦を受け入れたことで、今後は双方が停戦を守るかが焦点となる。【カイロ金子淳】

4198OS5:2025/06/24(火) 21:39:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/443cfdacca493c8910a801d109db331692ed1e5f
イスラエルと停戦するようにイランを説得 カタールの役回りに注目
6/24(火) 19:32配信

朝日新聞
テヘランで2025年6月23日、カタールにある米軍基地への報復攻撃を喜ぶ市民ら。ウェスト・アジア・ニュース・エージェンシー提供=ロイター

 米軍によるイランの核関連施設への攻撃に対して、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」が23日夜に報復攻撃した米軍基地はカタールにあった。米メディアなどによれば、カタールは、トランプ米大統領の要請を受け、イスラエルと停戦するようにイランを説得し、同意を取り付けたとされる。中東の小国の役回りに注目が集まっている。

【地図】カタールの位置と、双方の攻撃地点

 革命防衛隊が攻撃したアルウデイド空軍基地は、中東最大の米軍基地だ。報復の攻撃先としては象徴的な標的だが、イランは攻撃前に被害を最小限に抑えるためにカタールに事前に通告していたとされる。イラン側は「友好国であり、兄弟国であるカタールの国民に脅威を与えないようにした」と強調した。

 カタールは攻撃から間もなく声明を出し、「革命防衛隊による攻撃はカタールの主権と領空の侵害である」と非難するだけでなく、同時にイスラエルについても、中東での強硬姿勢が地域に与える危険性を警告してきたなどと、牽制(けんせい)した。

 ロイター通信などによると、トランプ氏はカタールのタミム首長に仲介を依頼。イスラエルが停戦に同意したと伝え、イランも停戦に同意するよう説得してほしいと求めた。これを受けてカタールのムハンマド首相がイランから停戦への同意を取り付けたという。

朝日新聞社

4199OS5:2025/06/25(水) 21:57:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/66690b1e6a5a041171601bbbbe44e1678c306fdc
戦果上乗せ困難、停戦選ぶ 米空爆で区切り イスラエル
6/25(水) 20:32配信


時事通信
イスラエルのネタニヤフ首相(左)とトランプ米大統領=4月7日、ワシントン(AFP時事)

 【カイロ時事】イランに先制攻撃を仕掛けたイスラエルは「全ての作戦目的を達成した」(ネタニヤフ首相)として停戦に応じたが、背景には作戦を継続しても顕著な戦果の上乗せが難しかったという事情があったとみられる。

 米軍が前例のないイラン核施設空爆に踏み切ったことも、大きな区切りになった。

 イスラエルは13日、イランの核武装が差し迫っているとして軍事作戦を開始した。ミサイル発射装置などを攻撃し、首都テヘランの制空権を獲得。軍や革命防衛隊幹部、核科学者を多数殺害した。イラン中部フォルドゥなど主要な核施設3カ所に対しては、イスラエル軍が攻撃した後、米軍も22日に地下貫通型の特殊爆弾「バンカーバスター」などを使って空爆。打撃を内外にアピールする材料が積み上がった。

 一方、トランプ米大統領は空爆直後から「イランとの平和」を望む方向にかじを切った。ネタニヤフ氏は、これに呼応するかのように「消耗戦に引きずり込まれることはない」と述べ、軍事作戦終了の可能性に言及した。

 停戦合意は23日、米軍の空爆への報復として、イランがカタールの駐留米軍に事前通告の上、反撃を実施した直後に発表された。イスラエル近隣国の外交官はイスラエル紙ハーレツに対し、「双方が勝利を主張できる形」で合意に至ったことが成果だと指摘した。

 ネタニヤフ氏は24日、「歴史的勝利」を宣言した。ただ、イランに打撃を与えたとはいえ、所期の目標とした「イランの核と弾道ミサイルの脅威の排除」を実現できたかは不透明だ。

 核施設3カ所の被害について、米CNNは十分に破壊できなかったとする情報機関の初期分析を報じた。イランのペゼシュキアン大統領は核開発継続の意向を示している。

 また、イランは24日の停戦入り直前、イスラエルにミサイルを発射。南部ベエルシェバに着弾し、4人が死亡した。イランによるミサイル攻撃の脅威が失われていないことが示された。

4200名無しさん:2025/06/26(木) 13:51:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/357ef3cb11428a04a1639f432978acf87e654aa7
崩れたイランの「無敵神話」、国内の締め付け強化に懸念
6/26(木) 10:56配信


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コメント62件


CNN.co.jp
イスラエルによる攻撃後、イランの最高指導者ハメネイ師がテレビでメッセージを発する様子

(CNN) イランの「無敵」のイメージは13日、ものの数時間で崩れ去った。イスラエルはイラン領の奥深くへ突如、前例のない攻撃を仕掛けてイランの安心感を打ち砕き、これまで慎重に築かれてきた強者のオーラをはぎ取った。

【映像】撃墜されたイスラエルの「ヘルメス」ドローン、映像公開

12日間続いた衝突中、イランはイスラエルに繰り返し応戦。テルアビブのような主要都市に広範な被害を与え、28人を死亡させた。攻撃を受けながらも応戦した能力は国内で称賛され、CNNの取材に応じた政権に批判的な人からも評価する声が上がった。

だが、多くのイラン国民が懸念するのは次の展開だ。政権は「イスラエルの協力者」とみなされる人物の摘発に動いており、改革派や変革を望む人への弾圧が近いとの懸念が強まっている。イラン国営系のファルス通信によると、当局は25日までに、「イスラエルの手先」の疑いで700人を拘束した。

中東で最も長く指導的な地位にあるイランの最高指導者、ハメネイ師は地下壕(ごう)に身を潜めており、通信手段をほとんど利用できない状況とされる。24日にイスラエルとイランが停戦に達して以降、まだ公の場に姿を見せていない。ハメネイ師は35年あまり強権統治を敷き、少なくとも2005年から抗議活動を鎮圧してきた。

専門家の発言:米ニューヨークを拠点にする専門家で、イランに関する著書もあるアラシュ・アジジ氏は「(イラン国民は)負傷した政権が国民に牙をむき、政治や市民のための空間が一段と狭まること」を心配している可能性が高いと指摘する。

アジジ氏はCNNの取材に、弾圧が一段と強まる可能性を指摘。国外の反体制派は「無力で政治的影響力に乏しく」、国内の市民社会も「守勢に立たされている」との見方を示した。

専門家は今回のイラン攻撃について、西側とイスラエルは信用できず、交渉はイランを弱体化させる戦術にすぎないと考えてきた保守派を一層勢いづかせる結果になったと指摘する。改革派や現実路線派の運命は不透明な状況で、指導部内の今後の変化を乗り切れるかどうかは時間を経ないと分からないという。

4201OS5:2025/06/27(金) 08:13:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/94ea9a4d74ef5f8b5dbd9efdf54b96dd0631810b
ネタニヤフ氏への国内評価高まる…イランへの攻撃成功とみなされ、選挙に打って出るとの観測も
6/27(金) 5:00配信

読売新聞オンライン
20日、エルサレムで、反戦を訴える団体に抗議するネタニヤフ首相の支持者ら(右)=福島利之撮影

 【エルサレム=福島利之】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、国内の評価が高まっている。パレスチナ自治区ガザでの戦闘長期化で国民の間に反発が広がっていたが、イランの核施設に対する先制攻撃を行い、懸案だったイランの「脅威」の除去に成功したとみなされているからだ。総選挙に打って出るとの観測も出ている。

 「我々はこの勝利で差し迫った脅威を取り除き、イスラエルの永続を確かなものにした」

ネタニヤフ首相

 ネタニヤフ氏は25日の閣議で、イランへの攻撃をこう自賛した。ネタニヤフ氏が各地を視察すると、「ビビ(ネタニヤフ氏の愛称)、イスラエルの王」とのかけ声が上がる。普段はネタニヤフ氏に批判的な主要紙ハアレツも26日付で、ネタニヤフ氏を称賛する著名なコラムニストの記事を載せた。

 ネタニヤフ氏は、イランが核兵器を持つことになれば、「イスラエルの存亡の危機だ」と長年警鐘を鳴らしてきた。イランとの戦争を12日間で圧倒して終え、中東での軍事的優位を確立したと評価されている。

 民間の調査機関「民主主義研究所」が19日に公表した世論調査では、イランへの攻撃を支持するかとの問いにユダヤ人の82%が賛成。アラブ系の賛成は11%だった。

 イランとの戦争前は、2023年10月のイスラム主義組織ハマスの奇襲への対応に失敗した責任を問う声が主流で、600日以上に及ぶガザでの戦闘への厭戦(えんせん)ムードが広がっていた。イランとの交戦による戦果は、そうした雰囲気を一変させた。

 イランとの戦争やガザでの戦闘に抗議しようと、エルサレムで20日に開かれた左派の反戦デモには、ネタニヤフ支持者が「お前らはイラン人やアラブ人の味方か」と乱入した。「反戦」を訴える声はかき消されている。

 政権内では、高い支持を背景にネタニヤフ氏が国会(120議席)を解散して総選挙に踏み切るとささやかれている。公共放送カンの世論調査(26日公表)では、ネタニヤフ氏が率いる与党リクードの獲得議席の予測は31議席(イランとの戦争前は23議席)でトップに躍り出た。2位の野党(15議席)にはダブルスコアをつけた。政治アナリストのシモン・シーフェル氏は本紙に「イランとの戦争でイスラエルは中東での抑止力を確実にした。選挙を実施するかはネタニヤフ氏の手中にある」と分析した。

 ただ、イランの核施設は完全に破壊されたわけでなく、イランは核開発を継続する構えだ。泥沼化するガザでの戦闘をどう終わらせるのか、道筋は見えていない。今後の状況次第では、ネタニヤフ氏への熱気は一気に冷める可能性もある。

4202OS5:2025/06/30(月) 17:00:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ee0f4d0e3fbb48db1f5047bf79686400adcfbb4
イランで広がる「停戦いつまで…」の不安と「体制引き締め」の緊張感
6/30(月) 13:11配信

朝日新聞
2025年6月26日、イランの首都テヘランで営まれたイスラエルとの交戦で死亡した民兵組織バシジの隊員の葬儀=AP

 イスラエルとの「12日間戦争」でイランは、首都テヘランをはじめ広範な被害を受けた。「停戦」から1週間、市民生活は徐々に元に戻りつつあるが、再び攻撃を受ける可能性は消えていない。当局は紛争前よりも体制引き締めを強めており、人々の間には別の緊張感も生まれている。


 イラン保健省によると、イスラエルとの12日間の交戦で、イラン全土で627人が死亡、4870人が負傷した。イランが受けた被害の全容は依然として不明な点が多いが、テヘランが集中的な攻撃を受けたことが明らかになっている。イランメディアによると、テヘラン州内の200カ所が爆撃などを受けた。テヘラン市内で330棟余りのビルが攻撃を受け、被害が及んだ世帯は約3500に上るという。

 米国が大規模な爆撃をしたイラン中部の核施設の被害は見方が分かれている。トランプ米大統領は「完全に破壊した」としていたが、27日に「もしウラン濃縮能力が残っていれば、再び爆撃する」と発言を変えた。イランのアラグチ外相は「甚大な被害を受けた」としたが、詳細を明らかにしていない。

朝日新聞社

4203OS5:2025/06/30(月) 17:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d30473df8edd01f29f9075a5d10761d76539df6
「行列」最強弁護士軍団が選挙に出るワケ 北村晴男氏が参院選出馬へ 橋下氏、丸山氏に続き3人目
6/30(月) 16:44配信


スポニチアネックス
北村晴男弁護士

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」の出演で人気を博した北村晴男弁護士が30日、来月行われる参院選で日本保守党の比例代表で出馬することを表明した。

 23年10月から日本保守党法律顧問を務めていた。

 「行列…」のレギュラー弁護士では、橋下徹氏が大阪府知事、大阪市長を務め、丸山和也氏が自民党から参院選に出馬して当選している。

 最強弁護士軍団からは3人目の政界挑戦になる。

 なぜ「行列」出身者の出馬が続くのか。政界関係者は「地盤がない場合、必要なのは知名度、人気、知識、安心感、トーク力だ。それを行列の最強弁護士軍団は持っている。あれだけの人気番組でレギュラーを務め、弁護士という社会的地位としっかりした主張を持っていることが魅力。さらに法律の知識に裏打ちされた高いトーク力は有権者を引きつけることができる。“すべて持っている人”ということで白羽の矢が立つ条件がそろっている」と説明している。

4204OS5:2025/07/07(月) 09:43:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec24e48a371a526b697c7d53b63744375fd678ec
そもそもパレスチナ問題とは 三つの宗教の聖地巡る対立の歴史
7/6(日) 21:35配信

毎日新聞
イラン攻撃開始の前日、エルサレム旧市街地にある「嘆きの壁」に祈りをささげ、メモをはさんだネタニヤフ首相=2025年6月12日(イスラエル首相府提供)

 中東の激動を象徴する地、パレスチナ。

 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三つの宗教の聖地エルサレムを抱え、宗教と民族が複雑に絡み合ってきた。なぜ、この地では長年にわたり争いが絶えないのか。2023年から続くガザ地区での戦闘を踏まえ、パレスチナ問題の背景と現状を整理する。

 ◇ユダヤ教の「約束の地」

 パレスチナとは、地中海東岸に位置する地域の呼び名だ。ユダヤ教の聖典でもある旧約聖書では、神が預言者アブラハムに与えた「約束の地」としている。古くから人々や文化が交わり、多様な歴史を刻んできた。

 現在のパレスチナ問題は、ユダヤ人とアラブ人の対立に端を発する。19世紀末から20世紀初めにかけて、ヨーロッパなどで迫害を受けてきたユダヤ人たちは、独自の国家を持とうと「シオニズム」という運動を始めた。そして、パレスチナへの入植を進めていった。

 当時、パレスチナはオスマン帝国の支配下にあり、多数のアラブ系住民が暮らしていた。入植を進めるにつれて、土地をめぐる対立が増えていった。

 ◇英国の「三枚舌」が混乱招く

 第一次世界大戦中、英国はパレスチナをめぐり三つの矛盾した約束をした。ユダヤ人には居住地建設を認める一方で、アラブ人には独立を約束し、さらにフランスとは地域を分割する協定を結んだ。それぞれに異なる約束をしてしまう「三枚舌外交」が、現在も続く混乱の原因となった。

 戦後、パレスチナは英国の管理下となり、ユダヤ人の入植はさらに進んだ。土地をめぐる衝突が激しくなる中、第二次世界大戦ではナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)が起こり、ユダヤ国家建設への動きは一気に高まった。

 1947年に国連はパレスチナをアラブ人国家とユダヤ人国家に分ける案を採択した。翌年、ユダヤ人はイスラエルの建国を宣言した。

 これに反発したアラブ諸国とイスラエルとの間で、4度にわたる中東戦争が勃発。イスラエルは軍事的に優位に立ち、特に67年の第3次中東戦争では、ヨルダン川西岸地区や東エルサレム、ガザ地区などを占領した。この戦争で多くのアラブ系住民が故郷を追われ、難民となった。

 ◇「2国家共存」目指し合意も…

 93年には、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を目指すオスロ合意が結ばれた。イスラエルはヨルダン川西岸とガザでパレスチナ人の自治を一部認めたものの、その後の和平交渉は進まず、停滞している。

 パレスチナ自治区は現在、ヨルダン川西岸を穏健派ファタハが統治し、ガザ地区をイスラム組織ハマスが実効支配する。23年10月以降、ガザではイスラエルとハマスの間で激しい戦闘が続き、パレスチナ保健当局によると、死者は5万7000人を超えた。【古川幸奈】

4205OS5:2025/07/12(土) 20:01:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a392649f73ae4de6f42bd29a064f1f61d838019
40年闘争続けたクルド人組織「PKK」が武装解除開始、火中に武器投げ込む…解散へ一歩
7/12(土) 18:53配信

読売新聞オンライン
武装解除の儀式に臨むPKKの戦闘員ら(11日)=AP

 【カイロ=田尾茂樹】トルコからの分離・独立を掲げ、40年超に及ぶ武装闘争を続けてきた少数派クルド人の武装組織「クルド労働者党」(PKK)が11日、武装解除を始めた。5月にPKKが宣言した組織解散への第一歩で、恒久和平につながるか注目される。

 トルコのアナトリア通信などによると、PKKの拠点があるイラク北部クルド自治区で式典があり、メンバー30人が火の中に武器を投げ込んだ。

 トルコのタイップ・エルドアン大統領は12日に演説し、「歴史の新たなページが開かれた」と述べた。

 これに先立ち、収監中のPKK指導者アブドラ・オジャラン受刑者は9日のビデオ声明で「我々の存在が認められ、主要目的を達成した。武装闘争は民主的な政治に移行する」と語った。

 今後、議会が設置する委員会などが武装解除の進展状況を監視する見込み。

4206OS5:2025/07/16(水) 23:17:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/83759c583e61af0f5323d7a7a21b2a7d077db83b
イスラエル軍、シリア大統領府周辺と国防省を大規模空爆 南部の宗派衝突で暫定政権に警告
7/16(水) 22:56配信

産経新聞
【カイロ=佐藤貴生】イスラエル軍は16日、シリアの首都ダマスカスにある暫定政府の大統領府周辺や国防省を空爆した。シリア南部スワイダでは少数派のイスラム教ドルーズ派とシリアの暫定政府などとの衝突が激化しており、ドルーズ派住民の保護を求めるイスラエルが暫定政府に警告を発した形だ。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは16日午後、ダマスカス中心部の大通りに面する国防省で複数の場所が攻撃され、建物の破片や土煙が舞い上がる様子を放映した。イスラエル軍は当初は無人機で攻撃を行い、続いて大規模な空爆に踏み切ったもようだ。

イスラエル軍は14、15日にスワイダ周辺を攻撃し、暫定政府に対して現地に投入した軍部隊を撤収させるよう求めた。暫定政府は「露骨な主権侵害だ」などと非難した。

一方、米ニュースサイト、アクシオスは15日、米政府当局者の話として、トランプ米政権がイスラエルに対してスワイダなどへの攻撃をやめるよう求め、イスラエルが同意したと報じていた。

スワイダでは13日、ドルーズ派とスンニ派のベドウィン(遊牧民)の部族との衝突が始まった。ドルーズ派はイスラエルにもおり、同国政府はシリアのドルーズ派住民を保護する姿勢を明確にしていた。

16日には国境周辺で両国の住民が互いに相手国への侵入を図り、イスラエル軍が鎮圧に乗り出したとも報じられた。衝突による死者は260人に上るとの報道もある。イスラエル軍が国防省を空爆したため、緊張はさらに高まる公算が大きい。

民族や宗派が混在するシリアでは昨年12月のアサド前政権崩壊後、各地でしばしば衝突が起きている。

4207OS5:2025/07/20(日) 15:37:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/13adafcf7963027aa1b502d5a727f86124c0384d
生後35日の子、栄養失調で死亡 ガザ、軍が支援物資の搬入を制限
7/20(日) 5:47配信

共同通信
ガザ北部ガザ市で、食料配給を待つ人々=19日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの北部ガザ市にあるシファ病院で19日、生後35日の新生児が栄養失調で死亡した。同病院のアブサルミヤ院長の話として中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。ガザへの支援物資搬入はイスラエル軍に制限されている。

【写真】なぜイスラエルは苛烈な暴力をいとわない国家になったのか? 長く迫害されたユダヤ人の矛盾、イスラエル人歴史家に聞いた

 シファ病院には、多数のけが人や栄養不足で路上で倒れている人々が運び込まれるが、医薬品などが足りず施せる処置は少ない。19日は新生児の他にもう1人が栄養失調で亡くなったという。

 世界食糧計画(WFP)は11日時点で、約50万人のガザ住民が飢餓状態だと見積もる。国連人道問題調整室(OCHA)によると、特にガザ市で栄養不足の妊婦による早産が多く、医療施設が新生児を看護できる限界を超えているという。

 最南部ラファでは、米イスラエル主導の配給拠点周辺でイスラエル軍による発砲が相次ぎ、多数が死亡。19日にも軍が発砲し、少なくとも32人が死亡したと伝えられている。

4208OS5:2025/07/20(日) 15:37:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/13adafcf7963027aa1b502d5a727f86124c0384d
生後35日の子、栄養失調で死亡 ガザ、軍が支援物資の搬入を制限
7/20(日) 5:47配信

共同通信
ガザ北部ガザ市で、食料配給を待つ人々=19日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの北部ガザ市にあるシファ病院で19日、生後35日の新生児が栄養失調で死亡した。同病院のアブサルミヤ院長の話として中東の衛星テレビ、アルジャジーラが伝えた。ガザへの支援物資搬入はイスラエル軍に制限されている。

【写真】なぜイスラエルは苛烈な暴力をいとわない国家になったのか? 長く迫害されたユダヤ人の矛盾、イスラエル人歴史家に聞いた

 シファ病院には、多数のけが人や栄養不足で路上で倒れている人々が運び込まれるが、医薬品などが足りず施せる処置は少ない。19日は新生児の他にもう1人が栄養失調で亡くなったという。

 世界食糧計画(WFP)は11日時点で、約50万人のガザ住民が飢餓状態だと見積もる。国連人道問題調整室(OCHA)によると、特にガザ市で栄養不足の妊婦による早産が多く、医療施設が新生児を看護できる限界を超えているという。

 最南部ラファでは、米イスラエル主導の配給拠点周辺でイスラエル軍による発砲が相次ぎ、多数が死亡。19日にも軍が発砲し、少なくとも32人が死亡したと伝えられている。

4209とはずがたり:2025/07/21(月) 22:11:44

2025年7月17日 03:43
ネタニヤフ政権過半数割れに 超正統派政党が離脱決定 徴兵法案めぐり対立
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000439951.html

 イスラエルでユダヤ教の戒律に厳格に従う超正統派の政党が連立政権から離脱を決定したことが分かりました。ネタニヤフ政権は議会で過半数割れとなります。

 複数のイスラエルメディアは16日、超正統派の政党「シャス」が連立政権からの離脱を決めたと報じました。

 超正統派のユダヤ教徒が兵役を免除できる法律制定を求めてきましたが、実現しなかったことが原因とされています。

 同じ理由で別の超正統派政党もすでに離脱を表明していることから、ネタニヤフ政権は議会で過半数割れとなります。

 ただ、「シャス」は内閣に対する不信任決議は指示しないとしていて、政権は継続する見通しです。

 超正統派のユダヤ教徒は長年にわたって兵役を免除されてきましたが、最高裁が去年6月に義務化する判決を言い渡していました。

4210OS5:2025/08/04(月) 21:22:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/a768fc4471e0fa26acc4d30fd181af5c4ff65466
ガザ、地元の報道陣も飢えで限界 外国人記者は入域できず
8/4(月) 16:35配


共同通信

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ガザ北部ガザ市でカメラに向かって話す記者=7月23日(ゲッティ=共同)

 イスラエルによる封鎖で飢餓が広がるパレスチナ自治区ガザで、情報発信を背負ってきた地元記者らが住民と同様、飢えに苦しんでいる。戦闘が長引き多くの仲間が犠牲になる中、報道活動を続けるが、食料不足で体力も気力も限界に近い。イスラエルは外国人記者の入域を認めておらず、地元記者らの危機に「メディアを黙らせようとしている」と批判が高まる。
 「1日1食はもはやぜいたくだ」。共同通信のエスドゥーディー通信員が話す。空腹によるめまいに苦しみながら、食料にありつけず動けなくなった記者仲間の分まで取材することもある。

 「パレスチナに自由が訪れるまで、ガザの物語を伝え続けてほしい」。イスラエル軍の爆撃で亡くなった仲間の言葉が、職務へと駆り立てるという。

 「報道の仕事をする体力がもうない」。フランス通信(AFP)の男性カメラマン、バシャール氏(30)は7月19日、SNSに現状を書き込んだ。

 ニューヨークに本部を置く民間団体、ジャーナリスト保護委員会によると、空腹のため記者が中継時に意識を失う事態も発生している。

4211OS5:2025/08/09(土) 21:50:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/876d9c071f284eb95ff9dd5771da9691d9280424
ガザ市制圧で閣議紛糾 人質か強硬策か、激論10時間 イスラエル
8/9(土) 20:35配信

時事通信

イスラエルのネタニヤフ首相=7月27日、エルサレム(ロイター時事)

 【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ政権が、パレスチナ自治区ガザの主要都市ガザ市の制圧方針を決めた。

 実行に移せば、イスラム組織ハマスに拘束されている人質に危険が及ぶ可能性が高く、強硬策を取るかどうかで治安閣議は紛糾した。イスラエルのメディアが内幕を伝えた。

 治安閣議は7日夜から8日未明にかけて約10時間続いた。ハマスとの停戦交渉が停滞する中、政権はネタニヤフ首相が推すガザ市制圧案を含め、複数の案を検討した。

 首相側近のハネグビ国家安全保障顧問は、直前まで交渉してきた人質解放を含む停戦案の実現を優先すべきだと訴えた。人質に被害が出る可能性に触れ、「救出を諦めない」と首相案に反対。ザミール軍参謀総長と対外情報機関モサドのバルネア長官も同案に反対した。

 一方、連立政権の命運を握り、ガザの占領や入植を主張する極右政党のスモトリッチ財務相とベングビール国家治安相は侵攻継続を支持。スモトリッチ氏は「(侵攻を)途中でやめてはいけない。(ハマスとの)一時的合意は敗北だ」と強調した。極右政党のストローク入植・国家特命相は休憩中、「軍の使命」に人質解放を盛り込むべきだと発言した人質問題担当者に「使命はハマス撲滅だ」と叫んだ。

 閣議では最終的に、「ハマスを打ち負かすための首相案」が承認された。ハマスが停戦条件で大幅に譲歩しなければ、ネタニヤフ氏が志向しているとされる「ガザ全域占領」へ段階的に作戦を拡大するとみられている。国際社会からは批判が噴出しているが、ネタニヤフ氏は8日、「ガザを占領しない。ハマスから解放するのだ」とX(旧ツイッター)で主張した。

4212OS5:2025/08/10(日) 12:35:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee623f02d3f854122e599bc9e7ea945540c5c634
ガザで広がる性的搾取 食料不足に付け込む
8/9(土) 7:42配信
時事通信

パレスチナ自治区ガザの女性ら=7月20日(AFP時事)

 【カイロ時事】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスの壊滅を目指す掃討作戦を続ける中、住民の女性が家族や当局の保護を失い、性的搾取の脅威にさらされている。

【写真】パレスチナ自治区ガザ出身のジャーナリスト、アフメド・サイードさん

 深刻な食料不足や生活の困窮に付け込む事例が相次いで報告され、被害が広がっていると指摘される。

 ◇女性誘う避難所責任者
 「私を満足させたら、あなたを喜ばせてあげよう。今からビーチで会おう」―。ガザ南部マワシで避難生活を送るスアドさん(37)の携帯電話が鳴ったのは5月の真夜中のこと。言葉に耳を疑った。声の主は避難所の責任者の男性。スアドさんは日中、この男性に食料配給に関する頼み事をしたばかりだった。

 スアドさんは、季節農家の夫と娘1人、息子2人とガザ北部で暮らしていたが、夫は衝突が始まった翌月の2023年11月にイスラエル軍の空爆で死亡した。両親の看病も必要な中、スアドさん一家は瞬く間に窮地に陥る。イスラエル軍の退避勧告などで避難先を転々とし「支援に完全に依存」する生活。住民が殺到する配給所の混乱の中で負傷し、うまく歩くこともできなくなった。

 男性は100シェケル(約4000円)でスアドさんを誘い出そうとしたが、断った。「禁忌を冒してまで受けなければならない支援は、必要ない」とスアドさんは憤る。

 支援と引き換えに女性が性的な行為を求められることは珍しくなく、スアドさんは16歳になる娘のことを心配している。「私が死んだらどうなるのか」。男に手を掛けられるくらいなら「一緒に死にたい」と語った。

 ◇ハマス弱体化で「無秩序」に
 ガザからエジプトに避難したパレスチナ人ジャーナリスト、アフメド・サイードさん(42)の元には、ガザから性的搾取の被害を訴える連絡が頻繁に届く。サイードさんによると、食料の配給を担う現地の慈善団体が絡む事例が相次いでいる。

 子供に食事を与えるため男の要求を受け入れ、後から自身の行いを恥じ入り「尊厳の喪失」に苦しむ女性も多いという。サイードさんが被害を訴えても、団体側は「そんな事実はない」と主張するばかりだ。

 主な女性保護団体は戦禍で活動を停止している。以前はハマスが主導する「ガザ政府」が治安維持を担い最低限の秩序は保たれていたが、イスラエルの攻撃でハマスが弱体化し、それも失われた。ハマスと対立するパレスチナ自治政府は無策。サイードさんは「ハマスに正義があったとは言えない。ただ、無秩序となったガザで女性を守る者が誰もいなくなった」と嘆いた。

4213OS5:2025/08/12(火) 20:16:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/a51e14b2ae4e51933d6a972076280dd6acee1d82
ハマスが公務員に給与支払い、メンバーには食料も配分 住民には反感も BBC報道
8/12(火) 19:33配信
産経新聞
イスラエルが物資搬入を制限して人道危機が深刻化するパレスチナ自治区ガザで、イスラム原理主義組織ハマスは細々とだが公務員に給与を支払い、所属メンバーに食料を分け与えている。一方で、ハマスへのコネがなく、分け前がもらえない住民の間では不満の声も出ている。英BBC放送(電子版)が12日までに報じた。

記事によると、ハマスは2023年10月にイスラエルとの戦闘が始まって以降、公務員約3万人に総額700万ドル(約10億円)相当の給与を支払ってきた。開戦前の2割前後の額に過ぎないようだが、取材に応じた3人が「最近、300ドルもらった」と口をそろえたという。ハマスが開戦前に約7億ドルを地下施設に隠していたとの証言もある。

ガザにも警官から徴税人までさまざまな公務員がいるが、公務員本人や配偶者の携帯電話に特定の日時と場所を指定する連絡が入り、そこに行くと、人が近付いてきて封筒に入った金を手渡す仕組みだという。イスラエル軍が受け渡し場所を爆撃することもあり、ある男性は「待ち合わせ場所に行くときは、もう戻れないかもしれないから妻子に別れを告げて行く」と述べた。

ハマスの財政は開戦前、物品のガザ入域時の関税と住民への課税に依存してきた。開戦後、ハマスは課税を強化し、たばこの場合、価格が30倍以上も跳ね上がった。また、ハマスはイスラエルとの停戦が続いていた今年1月から3月初旬にかけ、再開されたガザへの支援物資搬入に乗じて大量の物資を得たとの証言もある。所属メンバーや家族には食料を配分し、除外された人々は空腹を抱えて怒りを募らせているとした。

今月上旬、産経新聞の取材に応じたガザ北部最大都市、ガザ市の30歳前後の女性は、「ハマスは金をもうけている商人に利益を分けるよう求め、拒否したら倉庫を差し押さえて利益を供出させていると聞いた」と話した。(カイロ 佐藤貴生)

4214OS5:2025/08/16(土) 23:43:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0037078aededcc0b867c92d695a7cc88bf199d4
「地獄から救ってほしい」 ガザ市制圧計画に住民から悲痛な声
8/16(土) 20:22配信

毎日新聞

食料を求めて支援物資に殺到する人たち=パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで2025年8月12日、ロイター

 「地獄から助け出してほしい」。制圧に向けたイスラエルの動きが強まるパレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市で、住民の悲痛な声が上がっている。仲介国は本格的な作戦開始前の合意を目指し、新たな停戦案を出す意向だが、状況は一層緊迫している。


 ガザ市西部でテント暮らしを送るムハンマド・アブドゥッラーさん(34)は、「今はただ、これから何が起きるのかとおびえている」と、声を震わせながら語った。

 アブドゥッラーさんは元々、ガザ市南部に住んでいた。しかし、空爆で自宅が破壊され、これまでに13回避難している。8日にイスラエル政府が制圧計画を承認して以降、攻撃はさらに激しさを増した。毎日新聞助手の取材に対し、疲れ切った表情で「空爆の音が恐ろしくて眠れない」と訴えた。

 イスラエル軍は、約100万人が暮らすガザ市の住民を南方に避難させたうえで、地上作戦を実施する方針だ。しかし、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、ガザ全域の約86%が立ち入り禁止または避難勧告区域に指定されており、住民の不安は高まっている。

 「すべての人々を強制的に避難させるなんて、恐ろしい計画だ。一体どこへ行けばいいのか」――。アブドゥッラーさんは嘆いた。

 イスラエルは3月初旬から2カ月半にわたり、ガザ地区への支援物資の搬入を完全に停止した。5月下旬以降は、国連に代わり、イスラエルと米国が主導する「ガザ人道財団」(GHF)が物資の配布を再開した。

 しかし、GHFの配布拠点付近ではイスラエル軍の銃撃が相次いでいる。ガザ保健当局によると、食料を求めて殺害された人は1700人を超える。飢餓が深刻化する中、空中からの支援物資投下も始まったが、陸路に比べ輸送量は限られている。9日にはガザ中部で物資が直撃し、14歳の少年が死亡した。

 ガザ市の海岸近くに住むラミ・ファトヒさん(40)は、「物資を空から投下して、住民に拾わせるなんて侮辱だ。本当に人道状況を改善したいなら、トラックで支援物資を搬入すればいいだけだ」と吐き捨てた。

 ガザ市の制圧計画を巡り、地上作戦に踏み切る前の住民の強制避難の準備には、少なくとも数週間が必要とみられている。仲介国のカタールや米国は、拘束されている人質全員の解放と戦闘終結を目指す包括的な和平案を近くイスラエルとイスラム組織ハマスに提示し、作戦開始前に停戦にこぎ着けたい考えだ。

 ガザ市で避難生活を送るアブデラティフ・サミさん(38)は訴える。「制圧計画が実行されるまで、もう時間は残されていない。戦火の中で2年近く生き抜き、疲れ果てている。イスラエルもハマスも妥協し、さらなる悲劇が起きる前に、この戦争を終わらせてほしい」【エルサレム松岡大地】

4215OS5:2025/08/19(火) 08:38:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8b54d3080147cc87c1809be2cc258aa20489d62
イスラエル外交官、定年前の退職続々…「国際的孤立」招いた政権見限る
8/19(火) 6:35配信

読売新聞オンライン

13日、エルサレムで取材に応じる元イスラエル外務省報道官のエマニュエル・ナフション氏=福島利之撮影

 【エルサレム=福島利之】イスラエル外務省で、大使などを務めたベテラン外交官が定年を前に次々と退職している。外務省関係者によると、外交を優先せずに軍事力を前面にパレスチナ自治区ガザで戦闘を続け、国際的な孤立を招くベンヤミン・ネタニヤフ政権を見限ったことが一因という。退職者はここ数年で約10人に上る。

数年で焼く10人
 外務省関係者によると、短期間では異例の規模の退職という。

 イスラエルのネットメディア「Yネット」が今月10日に伝えたところによれば、67歳の定年退職を前に、駐インドやイタリアの大使を歴任したナオール・ギロン氏や、元駐トルコ大使イリット・リリアン氏らが外務省を去った。極右政党と連立を組み、強硬な外交姿勢を貫く政府に不満があったとみられる。

 ガザで戦闘が続く中、フランスやカナダなどがパレスチナを国家として承認する方針を相次いで表明し、イスラエルに対する国際社会の批判は強まっている。

 こうした中での人材流出について、Yネットは「イスラエルの国際的な地位が深刻な時に外交経験の蓄積を失うことは大きな打撃だ」と指摘している。

ガザ戦闘「政権延命のため」

元外務省報道官
 【エルサレム=福島利之】イスラエル外務省を昨年7月に退職したエマニュエル・ナフション元報道官(63)が、本紙の取材に応じた。退職の理由について、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が「ネタニヤフ政権の延命のために続いていると感じた」と説明した。

 ナフション氏は外交官として32年間のキャリアを積み、トルコやドイツ、ブリュッセルなどで勤務した。ベルギー大使を経て、公共外交担当の副事務総長や報道官を務めた。

 2023年10月にイスラム主義組織ハマスの越境攻撃が起きると、ナフション氏は自国の立場への理解を促進する公共外交に力を入れた。だが、ガザでの戦闘が長引くうちに、「この戦争は国家の安全保障のためでなく、ネタニヤフ政権の延命のために続いている」と違和感を覚えるようになったという。

 外務省報道官は政府の主張を伝える立場だ。「自分の名前がこの政府の政策と結びつけられることを望まなくなった。報道官として時に現実と一致しないことを語らなければならない。もう十分だと思った」と吐露した。

 ナフション氏は、政権を見限って辞めた元同僚たちについて、「強い道義心を持っている。外交にとって大きな損失だ」と訴えた。政権が「我々は選挙で選ばれた。公務員は命令に従え」との姿勢を取っていることが官僚機構の機能低下を招いていると批判した。

 欧州などでパレスチナ国家の承認の動きが続くことについては、ネタニヤフ政権の「極端な政策」が促したとの見解を示した。

 イスラエルの外交官が置かれた境遇について、「カナダやフランスなど友好国からの批判を受け止めて議論するのでなく、即座に攻撃的な反応を示さなければならない。その結果、駐在国と対立する立場に追い込まれ、仕事がやりにくくなっている」と指摘した。

 ナフション氏は現在、イスラエルの各大学で構成される大学評議会で、海外の大学がイスラエルとの学術交流をボイコットする動きを阻止する仕事に就いている。「外務省を辞めてもイスラエルのために戦う意思は変わらないが、この政府の下では働かない」と語った。

4216OS5:2025/08/20(水) 18:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddf5d59a93a7274e8c4636ebc352bdbf8a1b5993
イスラエル軍、ガザ市制圧に向け予備役6万人を招集へ 地元報道
8/20(水) 17:25配信

毎日新聞

家財道具を載せた車でガザ南部に向けて避難する男性=パレスチナ自治区ガザ地区北部ガザ市で2025年8月18日、ロイター

 イスラエル軍関係者は20日、パレスチナ自治区ガザ地区の最大都市ガザ市の制圧に向け、約6万人の予備役を新たに招集すると明らかにした。地元メディアが報じた。イスラエルはガザのイスラム組織ハマスが承諾した一時停戦案を受け入れるか検討中だが、同時にガザ市制圧計画を進めることでハマスに圧力を強める狙いがあるとみられる。

【写真まとめ】空爆で破壊されたガザの街

 報道によると、イスラエルのカッツ国防相は19日、ザミール軍参謀総長らとの会議でガザ市制圧の具体的な計画を承認した。9月にも予備役の招集を始めるという。

 ハマスは18日、仲介国カタールなどが提案した一時停戦案を受け入れることを決め、60日間の停戦期間中に拘束中の人質の約半数を引き渡すことに同意した。一方、イスラエルはまだ回答を示していないが、人質全員を一斉に解放するよう要求する可能性も報じられている。

 ガザでは激しい戦闘が続いており、人道危機も深刻化している。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などによると、これまでのガザ側の死者は6万2000人を超えたほか、子供122人を含む少なくとも266人が餓死した。ガザ市ではイスラエル軍の地上侵攻を恐れ、南部へ避難する人も相次いでいるという。【カイロ金子淳】


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