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:2024/01/19(金) 19:49:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/250afff5c96c035c52d3f9689f3e92edb2b39568
バイデン政権、「2国家共存」拒否のネタニヤフ氏にいら立ち
1/19(金) 13:29配信
毎日新聞
バイデン米大統領=ホワイトハウスで10月25日、西田進一郎撮影
バイデン米政権は、イスラエルのネタニヤフ首相が米政府の求めるパレスチナ国家樹立を前提とした「2国家共存」の考えなどを拒否していることにいら立ちを強めている。昨年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃以来、定期的に電話協議してきたバイデン大統領とネタニヤフ氏だが、同12月23日を最後に対話していない。米メディアは「バイデン氏の我慢が限界にきている」などと伝えている。
「2国家共存はイスラエル国民だけでなく、パレスチナの人々にとっても最善のものだ」。米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は18日、記者団にそう語った。ネタニヤフ氏が2国家共存を受け入れない意向を改めて表明したことについては「明らかに異なる見方をしている」と指摘し、「我々が目標に向かって努力することはやめない」と強調した。
バイデン氏は今月上旬にブリンケン国務長官をアラブ諸国やイスラエルに派遣。米NBCニュースによると、サウジアラビアで実権を握るムハンマド皇太子兼首相らアラブ諸国の指導者はパレスチナ人主導によるガザ地区の「戦後統治」の支援を約束。ムハンマド氏はイスラエルがパレスチナ国家樹立に同意した場合に、イスラエルとの国交正常化に応じる意向も示したという。
サウジとの国交正常化はイスラエルの悲願だが、ネタニヤフ氏はこの申し出を拒否。ブリンケン氏に対して「パレスチナ国家を認めるような取引には応じない」などと答えたとされる。
米ニュースメディア「アクシオス」によると、バイデン氏や政権幹部は、ネタニヤフ氏がガザ地区への人道支援も十分に認めておらず、戦後統治についても「真剣に話し合おうとしていない」と不満を募らせているとされる。バイデン政権が求めるイスラエル軍の軍事作戦の縮小も「実施されないのではないか」との懸念が高まっているという。【ワシントン鈴木一生】
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