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3846OS5:2023/12/25(月) 09:17:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d647ba7de92a9e3c13ecc45cb86f6d49cd5cdf
「パキスタン生まれ」アフガン難民、不法移民摘発で未知の祖国へ…言葉通じず生活保障もなし
12/25(月) 7:45配信

読売新聞オンライン

4日、アフガニスタンのトルハムで、支援物資の受け取り登録をするセディクラさん(中央)

 パキスタンで難民として長年暮らしてきたアフガニスタン人が、大量にアフガンへ戻っている。パキスタン政府が不法移民の一斉摘発に乗り出したためで、パキスタン生まれの帰還民たちは、見知らぬ「祖国」での再出発を迫られている。(アフガニスタン東部トルハム 吉形祐司、写真も)

 アフガンの首都カブールから東へ約230キロの国境地帯のナンガルハル州トルハム。草木も生えず、岩肌がむきだしの山のふもとには砂漠地帯が広がる。「あの山の向こうはパキスタンだ」。州当局者が指をさした。

 今月4日に訪れた際、国境の検問所は帰還民であふれていた。セディクラさん(42)は妻と1〜6歳の子ども3人を連れ、300キロ以上離れたパキスタンの町チャクワルから到着したばかりだった。

 話を聞こうとすると、カブールから同行してきた通訳が困惑した。「言葉が通じない」。パシュトゥン人のセディクラさんはパシュトゥー語、タジク人の通訳はダリ語。両言語を話す州当局者の助けで会話が成立した。多民族国家アフガンの実情だ。

 「仕事も何もない。住む場所さえあればいい」

 パキスタン生まれのセディクラさんは、初めてアフガンの地を踏んだという。両親は1979年の旧ソ連軍によるアフガン侵攻で難民になった。

 パキスタン政府は11月1日を期限に、ビザ(査証)などを持たない不法移民の摘発を始めた。国内のテロにアフガン人が関与していると指摘し、アフガンで2021年8月に政権を掌握したイスラム主義勢力タリバンに対処を求めたが、タリバン側は否定している。

「親族なんていない」
テント暮らしで半月かけて親族を探したダウド・アシュナさん(中央)と子どもたち

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、パキスタンにいる320万人のアフガン人のうち、難民登録をしているのは約130万人。パキスタン政府は約170万人が不法移民にあたると主張している。

 肉体労働で生計を立てていたセディクラさんは、給料日まで待ってパキスタンを出たという。「北部のマザリシャリフに行こうと思う。祖父が住んでいたらしい」とつぶやくが、親族がいる確証はない。

 ナンガルハル州の集計では10月以降、帰還民は60万人に達した。パキスタン政府は、11月1日を期限としていた国外退去に24年2月末までの猶予期間を設けたため、帰還民は今も毎日到着している。行き先が決まらなければ、国境の一時受け入れキャンプに入る。そこには約100張りのテントが並ぶ。

 パキスタンを強制退去となったダウド・アシュナさん(30)は、ハエが飛び交うキャンプで半月かけて親族を見つけた。約1万5000アフガニ(約3万円)と日用品が支給されるが、一度きり。その後の生活の保証はない。

 「学歴もなく、力仕事しかできない。職を得られるかどうか」と言うと、アシュナさんはマメだらけの手を見せた。一家7人の荷物は、衣類などが入ったボストンバッグ1個だけだ。

 パキスタン生まれの一家6人で1か月以上、テントで過ごすサイド・オマルさん(35)は「親族なんていない。パキスタンに戻りたい」と訴えた。行き先のない帰還民は、アフガン国内の別のキャンプに移される。

 低地で暖かいトルハムと違い、カブールや山岳地帯の気温は冬場、氷点下となる。タリバン政権は、帰還民に無償で土地を提供する方針だというが、詳細は不明だ。難民省報道官は取材に対し、「今、計画中だ」とだけ答えた。


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