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OS5
:2023/11/10(金) 10:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/822cfde8daa9c6338c5d6ccc396690f6c751afe5
空爆続くガザ 市民の悩みは食料確保「1時間ごとに少なくなる」
11/10(金) 10:30配信
毎日新聞
イスラエル軍の空爆で親族を亡くし、悲しむ男性=パレスチナ自治区ガザ地区で4日、AP
「パン、パン、パン……。頭の中では朝も夜も、パンのことばかり考えている」。イスラエル軍による激しい空爆や地上侵攻が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、妻や8人の子供と暮らす高校教師、アシュラフ・ソラーニさん(48)の大きな悩みは、食料の確保だ。
11月3日、アシュラフさんは午前5時半からパン屋の前に並び、11時まで待った。だが5時間半待ったのに、パンを入手できなかった。パン屋の発電機の燃料が切れ、パンを焼けなくなってしまったからだ。
パンを待っている間、パン屋の店員3人が体調不良で倒れ、病院に運ばれた。列を作っていた市民も、男性2人と女性5人が倒れた。誰も満足に食事をしておらず、健康状態が悪化している。列を作っていた半数以上の人々がパンを入手できず、絶望的な気持ちで家に帰った。
水道水は出ない。水を購入するには、販売する会社まで行くか、電話して配達してもらわなければならない。しかし、会社に行くにはタクシーが必要だが、燃料不足で走っていない。会社に電話するにも携帯電話の充電がなく、発電機がある店で充電をお願いしなくてはならない。パンを購入できなくなると、人々は別の食料を求めてスーパーに向かう。
アシュラフさんは「商品は1日ごと、いや1時間ごとに少なくなっていく」と惨状を訴える。「ガザの現在は、悲惨な状態を示すどんな言葉でも当てはまりそうだ。人間はこんな厳しい環境に耐えることができるのだろうか」【エルサレム三木幸治】
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