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スーフィズムに関するHP
3338
:
チバQ
:2021/08/22(日) 20:53:46
脱出したアフガン機の1機が墜落
「すでにアフガン空軍でともに働いてきた同僚の中には、アフガン軍機で脱出を試みてウズベキスタンやタジキスタンに向けて飛んだ者がいました。ただ、そのうちの1機はクラッシュ(墜落)しました。ヘリコプターを使って逃げたパイロットらもいます。ただ、彼らが一体どこに向かって無事着陸したか、知る由もありません。私はそのようなリスクを取って脱出することは避けたかったので、アメリカ軍関係者らと連絡をとにかく取り続けて、アメリカ軍の輸送機が手配されるのをひたすら待つことにしたのです」
サイードさんが話す、この墜落したとされるウズベキスタンに向かった機体についても情報は錯綜した。ウズベキスタン検察は当初、アフガニスタン軍機が違法にウズベキスタンの領空に侵入したため撃墜した、としており、各国でも大きく報じられることとなった。しかしその後、事実に誤りがあったとして訂正され、ロシアのノーボスチ通信などによると、実際には撃墜されたのではなく、着陸のために誘導したウズベキスタン空軍機と衝突して墜落したと明らかにしている。
事態は大混乱を極めるなか、サイードさんは17日昼に再び、妻とともにカブール空港へ向かって、脱出のタイミングを待ち続けることにした。
「今、タリバンの戦闘員が、カブール市内の住宅1軒1軒のドアを叩いて周り、身元の確認やどのような仕事に就いているかなど調査しているとの情報が入ってきています。私は間違いなく、タリバン側のブラックリストに入っている人物です。見つかったら必ず危険な目に遭うことがわかっています。タリバンがカブールを制圧してからすぐに、空軍のパイロットであることを証明する資料などはすべて隠しましたし、銃も見えないところに仕舞いました」
事実、空軍を持たないタリバンにとって、最大の敵はアフガニスタン空軍であった。大規模な地上攻撃を行うに当たり空軍の弱体化が狙われ、特にパイロットを狙って暗殺する事例が相次いでおり、今月も同僚のパイロットらが殺害される事件が起きたという。
8月7日には、カブール市内でパイロットの車に取り付けられていた爆弾が爆発してパイロットは死亡、ロイター通信によると死亡したパイロットは1年前に治安上の脅威から家族とともにカブールに移住してきたばかりだったと報じられている。
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