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スーフィズムに関するHP

3298チバQ:2021/08/17(火) 19:36:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/0aa1adba035ea28469771a8437e6d9999d955f1c
【解説】アフガン政府軍が蜘蛛の子を散らすように消えた理由
8/17(火) 18:31配信

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FNNプライムオンライン
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パキスタンとの国境に接するパクティカ州に駐留するアフガニスタン軍の立て直しに当たる為、ある年、アメリカ陸軍のグレッグ・エスコバルという大尉が赴いた。しかし、彼が担当したアフガニスタン陸軍部隊の大隊長は、僅かな間に、立て続けに代わる羽目になったという。一人目は部下の男性兵士に性的乱暴を働き逮捕され、二人目は部下に殺害された為だったという。

【画像】臨時のキャンプにはタリバンの支配から逃れようとする人々の姿が・・・泣き叫ぶ子どもも

マーク・グラスぺルという101空挺部隊の大尉が語るエピソードはこうだ。

アフガニスタン陸軍の某小隊に輸送ヘリの乗り降りを教え、訓練していたところ、暫くして、アフガン兵二人が口論を始めた。そこに第三の兵士が乱入し、いきなり折畳椅子を振り上げ、一人の頭部に叩きつけた。その後は大乱闘になった。そして、乱闘は全員が疲れ果てるまで続いた。現場にいたグラスぺル大尉の現地通訳は「これが我々は絶対成功しない理由さ」と吐き捨て、その場を立ち去ったという。

現地でアフガン兵のリクルートと訓練を担当したジャック・ケムという陸軍将校によれば兵士不足と日常的な脱走、部族間対立も大問題だったが、最大の頭痛の種は識字率の低さだった。ケム氏の経験では、小学校三年生レベルの読み書きができる新兵は5%以下しかおらず、中には数を数えられない者もいたらしい。

いわゆる幽霊兵士は、実在しないか実在していたとしても軍務実態が無い兵士のことで、その分の給与は往々にして上司がポケットに入れ、軍服など備品は横流しされた。アフガニスタンの国防省も軍の正確な実数は一度も把握したことがなかったらしい。

アフガン全土を簡単に掌握できた理由
まさにあっという間だった。

だが、これと云った戦闘をすることなく反政府武装勢力・タリバンがアフガン全土をいとも簡単に掌握できたのにはやはり理由があった。

上記エピソードはワシントンポスト紙やBBCの報道から引用したものだが、こんな軍隊がまともに戦えるはずがない。

ガニ大統領を筆頭にアフガニスタン中央政府指導部も公称・35万人規模の政府軍・警察も抵抗らしい抵抗をすることなく逃走し消え去った。

しかし、アフガン軍・警察が蜘蛛の子を散らすように消えた理由はこうした驚くほどの腐敗や能力不足だけではなかったようだ。

そもそも政府軍の編成・配置方針自体が現地の実情にそぐわなかったようなのだ。

アフガン駐在経験を持つアメリカ政府関係者によれば、中央政府は兵員を出身部族地域に配置することを拒み続けたというのだ。部隊が地域のリーダーたちと癒着し、私兵として軍閥化するのを避ける為だったらしい。

結果として、兵士たちは、往々にして言葉さえ通じない土地に配備されることになった。対立感情の強い地域では地元民からも歓迎されない。元々、モラル・能力は低い上、これでは士気は更に下がり、アメリカ軍に保証された待遇の上に寝そべることになる。

多民族国家・アフガニスタンには各地の部族が独自に兵を蓄え軍閥化し抗争を繰り返してきたという歴史がある。だからこそ過敏になったのは分からないでもない。しかし、これが対タリバン戦では却って仇になった。

部族の掛け違えに目を付けたタリバンは、各地の特定部族地域で駐留する他の部族による混成部隊の幹部に対し、従兄弟など親族や同族出身の使者を送り、問うたのだという。自分達とは縁もゆかりもない土地で元々は敵対民族である住民を守るために戦い、命を失う覚悟はあるのか?と。

答えは現状を見れば明らかである。


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