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スーフィズムに関するHP

3023チバQ:2020/09/04(金) 16:32:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f766aa1ef48362c4214103daa263b15c72e7d54
遠い復興、疲労限界…宗派対立懸念も レバノン爆発1カ月ルポ
9/4(金) 12:48配信
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爆風で倒壊したとされるベイルート市街の建物。外国の援助隊が活動していた(佐藤貴生撮影)
 レバノンの首都ベイルートの市民生活を打ち砕いた大規模爆発は、4日で発生から1カ月が過ぎた。高層ビルは爆風が貫通して廃虚と化し、かつてにぎわっていた食堂街ではがれきを除去するボランティアの姿ばかりが目につく。政府の怠慢が引き起こした爆発への怒りと、先が読めない将来への不安。市民の疲労は限界に達している。(ベイルート 佐藤貴生)

【写真】爆発の被害にあったスロールさんの自宅

■移住したい

 「家族の写真など大切な記録をすべて失った。もうここには住めない」。自宅内を案内しながらスロールさん(43)が言った。爆発があった港湾から約500メートルしか離れておらず、窓ガラスは粉々に割れ、壁や天井に穴が開いた。

 アラブ首長国連邦(UAE)の建設会社に勤めていたスロールさんら一家は約1年前、レバノンに戻った。米ドルの預金はあるが経済悪化で政府が引き出しを禁じ、子供の学費や自宅の修繕費もままならない。

 爆発は政府が危険物を放置したことが原因との見方が強い。が、補償の話はまったく聞かない。「政府は汚職に漬かって寝ているようなもの。別の国に移住したい。ここよりひどい国はない」。スロールさんは目に涙を浮かべて語った。

■PTSD

 会社員のトニーさん(35)の自宅では爆発の際、6歳の娘の目の前に家具が倒れてきた。「娘はそれから眠れなくなり、怖がって家から出ようとしない。家族の今後を考えると私も眠れない」と話した。

 爆発から時がたつにつれ被災者の「心のケア」が深刻な課題となっている。

 ベイルート・アメリカン大学医療センターの精神科医、バルキルオテオさん(41)は、爆発で不眠や不安の高まりなど精神の不調を感じた人は国民の6割に上ると推測する。統計上、このうち10%ほどは症状が悪化して心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる傾向があるとした上で、「失職や将来に対する不安が長引けば、PTSDの割合はさらに増える」との見方を示した。

■ヒズボラの影

 レバノンは1975年から15年に及ぶ内戦を経験し、脆弱(ぜいじゃく)な体制に付け入る形で周辺国が次々と介入してきた。米国と対立するイスラム教シーア派の大国イランもその一つだ。イランが支援するレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラは2006年夏、イスラエルと千人以上が死亡する激戦を繰り広げた。

 爆発で傷ついた市民を刺激するのを避けるためか、ヒズボラに目立った動きはなかった。だが、ベイルート南郊のハルデ地区では8月27日、シーア派とスンニ派の住民同士が小銃やロケット弾で数時間に及ぶ戦闘を展開、2人が死亡した。事件にはヒズボラが関与したとの見方がある。

 地元の男性(28)は「経済低迷と爆発で国内の緊張が高まっており、今後はこうした争いが深刻化すると思う」と話した。爆発はレバノンをいっそう不安定にしつつある。

 【レバノンの大規模爆発】 8月4日に首都ベイルートの港湾地区で発生。約190人が死亡、約6500人が負傷した。爆薬の原料になる硝酸アンモニウム2750トンが6年間、保安措置なしに倉庫で保管されていたのが原因とみられ、政府の怠慢や機能不全が表面化した。損害額は推計150億ドル(約1兆6千億円)。


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