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スーフィズムに関するHP

3とはずがたり:2004/01/19(月) 19:59
http://www2.dokidoki.ne.jp/racket/sufi-kig.html

イスラムの神秘階梯
ラレ・バフティヤルー(Laleh Bakhtiar)著、竹下政孝訳

スーフィーは創造的表現を通して、あらゆる形体の中に隠された状態で存在する神的 秩序を想起し、かつ喚起する。この意味においては、想起と喚起は同じである。すな わち、ある形体に働きかけてその内部にある神的秩序が知られるようにすることであ る。スーフィーは、このようにして、神が神自身を知るに至った創造の過程を再演す る。創造が再演される場面となる受容物は、工芸品などの外的な形体の場合もあるし 、変容されるのはスーフィー自身の生命の形体である場合もある。後者の場合、まさ にスーフィーとなるべきものの魂が、神秘的探求を通して神的中心に到達しようとす るのである。

スーフィズムの起源

スーフィーの道にしたがう人々によれば、スーフィズムは、その本質において超時間 的である。とはいえ、その歴史的あらわれは、コーランの下降にはじまる。ある史料 は、預言者ムハンマドに起こったひとつの出来事にその起源をたどっている。ある日 、ムハンマドが「神は七天を創造したまわれた」(コーラン六五章一二節、章節はカ イロ版によった)という部分を教えていたとき、この句の特別な意味が啓示された。 彼のハディースの偉大な伝承者であるイブン・アッバースは、その場に居合わせてお り、のちにムハンマドの語った意味について問われたとき、次のように答えた。「も しも私がそれを教えるならば、汝は私を(異教徒とみなし)石によって死に至らしめ るであろう」。この、事物の深奥にある意味への言及、つまり万人には理解できない 隠れた意味を通して、神に至る内的な道が開かれたのである。ムハンマドの教友(サ ハーバ)は敬虔な人々であり、つねに瞑想にふけり、また神の唱名(ジクル)とコー ランの朗読によって神を想起した。ムハンマドの死後、このグループは広がり、弟子 を訓育した。当時、「スーフィー」という名称はまだ知られていなかった。

西暦八世紀(ヒジュラ暦二世紀)のはじめ、これらの禁欲修行者は「スーフィー」と いう名で呼ばれるようになった。この名称の語源は明かではない。この語は、修行者 が着用し粗野な羊毛の衣類にちなんで、「羊毛」(スーフ)という言葉に起源をもつ のかもしれない。また「清浄」(サフアー)という言葉に由来するのかもしれない。 あるいは、ムハンマドの背後に一列に並んで祈った人々にちなんで「一列」(サッフ )という言葉から派生したのではないかという者もいる。また、スーフィーのなかの ある人々は、何か他の言葉から派生したというには、この語はあまりに崇高であると いう。


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