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スーフィズムに関するHP

2887チバQ:2020/03/09(月) 19:26:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200307-00000031-jij-int

撤収ありき、薄氷の和平 アフガン国内対話、難航必至 米・タリバン和平合意〔深層探訪〕


3/7(土) 8:25配信

時事通信







撤収ありき、薄氷の和平 アフガン国内対話、難航必至 米・タリバン和平合意〔深層探訪〕


2月29日、ドーハで、調印会場を出るアフガンの反政府勢力タリバン(AFP時事)


 トランプ米政権とアフガニスタンの反政府勢力タリバンが2月29日、駐留米軍の完全撤収などを軸とする和平合意に調印した。長年敵対していた両者の合意は、さらなる流血を食い止める上で大きな意義を持つ。ただ、トランプ大統領が再選をにらみ「米軍撤収ありき」で合意を急いだのは明白。今後のタリバンとの交渉を前にアフガン政府は分裂寸前で、和平プロセスはいつ割れるとも知れない薄氷の上にある。

 ◇「暴力削減」の意図
 「誰もが戦争に倦(う)んでいる」。トランプ氏は調印後、ホワイトハウスで記者団に訴え、和平プロセスの成功を楽観した。

 アフガン戦争の終結と米軍撤収を実現すれば、再選に向けて追い風になる。かねて中東やアフガンでの軍事支出に不満を抱いていたトランプ氏は、2020年大統領選までに一部撤収を実現すべく、タリバンとの交渉を急ぐよう指示を飛ばした。

 昨年9月には合意寸前までこぎ着けたが、タリバンの自爆テロで米兵が死亡したため、対話は中断した。その経験から、今回は合意締結前に7日間の「暴力削減」期間を設定。「停戦」と名付けなかった裏には、多少の攻撃であれば目をつぶり、何としても米軍撤収につながる合意を結ぶという意図が込められていた。

 ◇内部で主導権争い
 一方、アフガン政府内では昨年9月の大統領選の結果をめぐる混乱が続いている。ガニ大統領の勝利が発表されたものの、次点となった政権ナンバー2のアブドラ行政長官は「不正が行われた」と主張し、結果受け入れを拒否した。

 同様の事態が起きた14年の前回大統領選では、米国の仲介でガニ氏が行政長官ポストをアブドラ氏に与え、争いを収めた。今回も米国が仲裁を図っているが、アブドラ氏は「(独自政権の樹立を目指す)立場は変わらない」とかたくなな姿勢を崩していない。

 アフガンの政治評論家アティクッラー・アマルヒル氏は、和平交渉を前に政府内の足並みがそろわない状況について「誰が代表か分からない状態では(政府側が足元を見られ)タリバンを利するだけだ」と警告する。

 ◇タリバンの「勝利」
 タリバンの最高指導者アクンザダ師は和平合意を受けた声明で、駐留米軍の完全撤収を約束させたことを「勝利」と表現。ドーハの和平調印式会場に現れたタリバン幹部も、記者団に「タリバンの勝利か」と問われると「結論は出さないでおこう」と余裕の笑みを浮かべた。

 タリバンが合意を14カ月順守すれば、米軍は全面撤収する。アフガン政府は内部に亀裂を抱え、後ろ盾を失うため、タリバンが交渉の主導権を奪うのはたやすくなる。武力を背景に、独自のイスラム解釈に基づく統治を復活させられる。

 タリバンと政府の間では、選挙で代表を選ぶ政治体制や、女性の権利擁護などをめぐり意見の隔たりが大きい。ただ、米軍撤収が前提となっている以上、和平プロセスの成否や行方はタリバンの手に握られている。(ドーハ時事)


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