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スーフィズムに関するHP

2879チバQ:2020/03/02(月) 19:40:16
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202003/CK2020030202000146.html
与野党なお拮抗、イスラエル混迷 きょう総選挙 1年で異例3度目

2020年3月2日 朝刊


 【カイロ=奥田哲平】イスラエルで2日、この1年間で3度目となる異例の総選挙(国会定数120)が実施される。続投を目指すネタニヤフ首相は、トランプ米政権が1月に公表したイスラエル寄りの中東和平案を外交実績として訴える戦略だ。だが、今回も与野党勢力が伯仲し、政治的混乱が収束するめどは立っていない。

 昨年四月と九月の選挙では、ネタニヤフ氏の与党、右派「リクード」とガンツ元軍参謀総長率いる最大野党の中道政党連合「青と白」が単独過半数を獲得できず、いずれも連立政権樹立に向けた組閣に失敗。三度目の選挙実施が決まった。

 だが、今回も対立構図は同じ。最新の世論調査でも、リクードと「青と白」の獲得予想議席は拮抗(きっこう)。選挙後の連立協議が鍵を握るが、与野党勢力は過半数確保の見通しが立っていない。四度目の総選挙もあり得る展開だ。ネタニヤフ氏は現職首相で初めて、汚職事件の被告として十七日から始まる裁判を迎える。

■お墨付き
 逆風にさらされる同氏が、支持固めに利用するのは米政権の中東和平案だ。パレスチナ自治政府が将来の独立国家の領土とする占領地ヨルダン川西岸の入植地でイスラエルの主権が承認され、エルサレムも「イスラエルの不可分の首都」と認めた。露骨なイスラエル偏重の内容だった。

 パレスチナ側が受け入れを拒否しているため現実味は薄いものの、ネタニヤフ氏はなし崩し的に新たな入植地建設方針を相次ぎ表明。二月二十五日には東エルサレム近郊の丘陵地「E1地区」に三千五百戸を建設する計画を明かした。

 E1地区に入植地が建設されれば、パレスチナが首都と位置付ける東エルサレムが西岸地区と切り離され、西岸も事実上南北に分断されかねない。歴代米政権は開発に反対し、ネタニヤフ氏も二〇一二年以来凍結していた。E1に隣接するアイザリヤ村のファラオン村長は「和平案でネタニヤフ氏の歯止めがきかなくなった」と警戒する。

■連立相手
 和平案の内容もさることながら、ネタニヤフ氏が仕込んだのは野党分断の戦略だったとみられる。一月下旬の和平案公表に合わせ、トランプ大統領とガンツ氏の会談を設定。ガンツ氏は支持を表明せざるを得なかった。イスラエル人口の二割を占めるアラブ系政党(十三議席)は、即座に反発。ガンツ氏主導の連立政権を支持しない方針だ。ネタニヤフ氏は選挙戦で「リクードだけが安定した政権をつくれる」と訴える。

 イスラエルの法律では、有罪が確定するまで首相を辞任する必要はなく、訴訟手続きには数年かかる可能性が高い。バルイラン大学のヒレル・フリッチ教授は「和平案はネタニヤフ外交が成功した印象を与えた。ガンツ氏はリクードと手を組む以外の選択肢がなくなっている」とみる。


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